次世代高経済性再処理「FLUOREX法」の開発,3; 耐硝フッ酸用装置材料の検討

Development of advanced reprocessing system "FLUOREX", 3; Discussion of equipment material for nitric acid solution with fluoride ions

竹内 正行 ; 小泉 務; 星野 国義*; 河村 文雄*

Takeuchi, Masayuki; Koizumi, Tsutomu; Hoshino, Kuniyoshi*; Kawamura, Fumio*

フッ化物揮発法と溶媒抽出法のハイブリッド技術であるFLUOREX法では、フッ化物揮発法で大部分のUを揮発分離し、残渣側を酸化物転換後に湿式プロセスで処理を行う。その際、転換しにくい一部のフッ化物が残存し、湿式工程に同伴する可能性が高く、この同伴フッ化物の影響により、特に装置材料の腐食への影響が懸念されている。本件では、装置材料の腐食低減を図る方法の一つとして、Ni-Cr系合金を対象に硝フッ酸環境での耐食材料に関する基礎的な検討を行った。その結果、Cr含有量及び第三金属成分による耐食性向上効果を確認するとともに、0.2mm/y前後の良好な耐食性を得た。

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