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Muon spin rotation measurements of the superfluid density in fresh and aged superconducting PuCoGa$$_5$$

ミュオンスピン回転法を用いた超伝導体PuCoGa$$_5$$の超伝導電流密度の自己照射効果

Heffner, R. H.; 大石 一城; 髭本 亘  ; 伊藤 孝   ; Morris, G. D.*; Bauer, E. D.*; Graf, M. J.*; Sarrao, J. L.*; Fluss, M. J.*; MacLaughlin, D. E.*; Shu, L.*

Heffner, R. H.; Oishi, Kazuki; Higemoto, Wataru; Ito, Takashi; Morris, G. D.*; Bauer, E. D.*; Graf, M. J.*; Sarrao, J. L.*; Fluss, M. J.*; MacLaughlin, D. E.*; Shu, L.*

PuCoGa$$_5$$超伝導体はPu化合物で初めて超伝導転移する物質として知られている。この超伝導体のユニークな特徴として$$^{239}$$Puは半減期24000年で$$alpha$$崩壊し、試料内に自発的に欠陥を作る点が挙げられる。この自己照射が超伝導に及ぼす影響を調べるため、同一の単結晶試料で作成後25日及び400日経過したものを用いて磁場侵入長の温度依存性を測定した。その結果、作成後25日の試料に比べ、約400日経った試料では自己照射効果によりTcは約20%減少した一方で、緩和率$$sigma_V$$($$propto$$超伝導電流密度$$rho_s$$)は約70%も減少することがわかった。不純物による$$T_c$$の減少を予測したAbrikosov-Gorkov理論によれば、$$rho_s$$が70%減少した場合、$$T_c$$は約50%減少することが期待されるが、これに反しPuCoGa$$_5$$では$$T_c$$の減少は20%に抑制された。Franzらによれば、この$$Delta T_c$$の抑制はコヒーレンス長$$xi_0$$が不純物間距離に比べ短い場合に生じることが理論的に予測されている。$$xi_0sim$$$AA $のYBa$$_2$$Cu$$_3$$O$$_7$$7薄膜にHeを照射した試料では、$$rho_s$$が70%減少したのに対し$$T_c$$の減少は15-20%に抑制される結果が報告されている。これらの結果を踏まえると、PuCoGa$$_5$$においても$$xisim$$2nmと短いコヒーレンス長がこの$$T_c$$の抑制に寄与していると示唆される。

no abstracts in English

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