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Molecular magnetism of neptunyl (+2) complex NpO$$_{2}$$(C$$_{6}$$H$$_{7}$$O$$_{2}$$)$$_{2}$$(C$$_{5}$$H$$_{5}$$N)

2価ネプツニル錯体NpO$$_{2}$$(C$$_{6}$$H$$_{7}$$O$$_{2}$$)$$_{2}$$(C$$_{5}$$H$$_{5}$$N)の分子磁性

中村 彰夫; 中田 正美  ; 中本 忠宏*; 北澤 孝史*; 竹田 満洲雄*

Nakamura, Akio; Nakada, Masami; Nakamoto, Tadahiro*; Kitazawa, Takafumi*; Takeda, Masuo*

表記のピリジン基窒素(N)を配位した2価ネプツニル錯体の分子磁性について、磁化測定を行い、以前の$$^{237}$$Npメスバウアー分光測定結果と合わせ考察,議論した。本系は、従来筆者らが研究してきたNp(V)(5f$$^{2}$$)を含む1価ネプツニル錯体と違って、Np(VI)(5f$$^{1}$$)を含む2価のネプツニル錯体であり、この中心ネプツニウムイオンの電子状態の違いと非ニル酸素$$rightarrow$$窒素の配位子置換効果が、両系の1軸性ネプツニル結合(O$$^{2-}$$=Np(V,VI)=O$$^{2-}$$を基本とした分子磁性に、どのような変化,新しい振る舞いをもたらすかが、その興味の焦点である。Npメスバウアー分光測定結果は、今回のNp(VI)系が、Np(V)系に比べて、約2倍ほど大きな電気的四重極子分裂を有する一方、約2分の1ほどの小さな内部磁場分裂しか示さないことを明らかにした。また、その磁化測定結果は、Np(V)系とは違って、かなり大きな温度に依存しない常磁性項を含むこと,巨視的に大きく揺らいでいる準安定な磁気状態の存在などを示唆する。その詳細の解明には今後のさらなる研究が必要である。

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