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中性子小角散乱によるNd-Fe-B系焼結磁石の界面構造評価

Characterization of average interface structure in sintered Nd-Fe-B magnets by small angle neutron scattering

秋屋 貴博*; 加藤 宏朗*; 武田 全康  ; 鈴木 淳市; 山口 大輔; 小泉 智; 佐川 眞人*; 小山 佳一*

Akiya, Takahiro*; Kato, Hiroaki*; Takeda, Masayasu; Suzuki, Junichi; Yamaguchi, Daisuke; Koizumi, Satoshi; Sagawa, Masato*; Koyama, Keiichi*

現在、環境に優しいハイブリッド自動車のニーズが高まっているが、その生産のためには室温において30kOe以上の保磁力を持つNd-Fe-B系焼結磁石が一台あたり約1kg必要である。このような室温の高保磁力は、実際に用いる200$$^{circ}$$C程度の高温環境での保磁力維持のために必須であるが、現状ではその実現のため10wt.%ものDyを置換元素として用いている。この方法の問題点は、Dyの年間産出量が少ないことであり、高保磁力を持つNd-Fe-B系焼結磁石の生産量に制限を与えることである。一方、Nd-Fe-B系焼結磁石の保磁力を上昇させるためには、低温熱処理プロセスが有効であることが経験的にわかっている。われわれはこれまでに低温熱処理時における強磁場の効果について研究を行い、Cuを添加したNd-Fe-B系焼結磁石の粒界にはNd-Cu相やAl-Cu相が存在し、それらの共晶温度近傍において磁場効果が観測されることを報告してきた。本講演では、磁場効果のメカニズムを界面構造の観点から明らかにする目的で中性子小角散乱実験を行い、平均的な粒界構造の評価を行った結果について報告する。

no abstracts in English

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