Concentration profiles of tritium penetrated into concrete

コンクリート中に捕捉されたトリチウム分布

高田 大樹*; 古市 和也*; 西川 正史*; 深田 智*; 片山 一成*; 竹石 敏治*; 小林 和容; 林 巧; 難波 治之*

Takata, Hiroki*; Furuichi, Kazuya*; Nishikawa, Masabumi*; Fukada, Satoshi*; Katayama, Kazunari*; Takeishi, Toshiharu*; Kobayashi, Kazuhiro; Hayashi, Takumi; Namba, Haruyuki*

セメントペースト,モルタル,コンクリートについて、トリチウム水蒸気を一定期間曝露し、それぞれの試料中のトリチウム分布を測定した。試料中のトリチウムは、6か月曝露することで、最大5cmまで透過することを確認した。各試料中に捕捉されたトリチウムは、セメントペーストが最大で、コンクリートはその半分、モルタルはセメントペーストの70%程度捕捉されていた。これら結果を解析したところ、コンクリート等の中のトリチウム分布について実験結果とよく一致し、解析手法の妥当性が示された。

Concentration profiles of tritium penetrated into cement paste, mortar and concrete were measured by using samples with a shape of column. Tritium penetrated until a location of about 5 cm from the exposed surface after 6 months' exposure. The amount of tritium penetrated into mortar and concrete were less than 70% and half that into cement paste.