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Analysis on optimum irradiation condition for the ion beam breeding

イオンビーム育種のための照射条件の最適化

吉原 亮平; 長谷 純宏; 鳴海 一成

Yoshihara, Ryohei; Hase, Yoshihiro; Narumi, Issei

イオンビームで誘発される突然変異の特徴を解析するために、${it rpsL}$遺伝子導入シロイヌナズナを用いた突然変異解析システムを検討した。このシステムでは、シロイヌナズナのゲノムから${it rpsL}$遺伝子をプラスミドの形で回収し、このプラスミドを大腸菌に導入することによって、${it rpsL}$遺伝子に突然変異が起こったもののみを選別することができる。${it rpsL}$遺伝子導入シロイヌナズナの種子を220MeVの炭素イオンで140Gy、$$gamma$$線で740Gy照射した。照射線量は、致死線量を指標にして、同一の効果を与える線量を設定した。$$gamma$$線ではG$$rightarrow$$Aの塩基置換変異が最も高い頻度で見られたのに対して、炭素イオンではこの種類の変異がバックグラウンドと同程度であった。このことは、$$gamma$$線と炭素イオンで生じるDNA損傷の質に違いがあることを示唆している。さらに、ブラックピーク領域の炭素イオンを照射した場合は、高い致死効果にもかかわらず、突然変異の頻度は予想以上に低いものであった。これは、ブラックピーク領域の炭素イオンのフルエンスの低さに起因した結果であると考えられた。

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