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神経内分泌腫瘍のPETイメージングを目指した$$^{76}$$Br-MBBGの開発

$$^{76}$$Br-MBBG as PET imaging agent of neuroendcrine tumors

渡邉 茂樹; 花岡 宏史*; Liang, J. X.; 飯田 靖彦*; 渡辺 智; 遠藤 啓吾*; 石岡 典子

Watanabe, Shigeki; Hanaoka, Hirofumi*; Liang, J. X.; Iida, Yasuhiko*; Watanabe, Satoshi; Endo, Keigo*; Ishioka, Noriko

ノルエピネフリントランスポーター(NET)を高発現している神経内分泌腫瘍の治療ではNETに取込まれる$$^{131}$$I-MIBGを用いた治療が行われている。また治療前には適応有無の判別や治療後ではその効果について$$^{131,123}$$I-MIBGによるSPECT診断が行われている。しかし、SPECTでは病変数や転移部位を正確に把握することが難しいことから、より正確な診断にはPETが有用であると考えられる。そこでPET核種である$$^{76}$$Br(半減期=16.1時間)を標識した$$^{76}$$Br-MBBGを合成し、褐色細胞腫移植モデルマウスを用いて神経内分泌腫瘍のPETによるイメージングの可能性を検討した。その結果、担がんマウスを用いた体内分布実験では、$$^{76}$$Br-MBBGは腫瘍に高集積し、その集積量はMIBGより高いことが示された。さらに、PETを用いたイメージングでは腫瘍の明瞭な描出をすることに成功した。

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