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The First (U-Th)/He thermochronology of pseudotachylyte from the Median Tectonic Line, southwest Japan

西南日本中央構造線沿いで得られたシュードタキライトの最初の(U-Th)/He熱年代学

山田 国見; 花室 孝広  ; 田上 高広*; 島田 耕史   ; 高木 秀雄*; 山田 隆二*; 梅田 浩司

Yamada, Kunimi; Hanamuro, Takahiro; Tagami, Takahiro*; Shimada, Koji; Takagi, Hideo*; Yamada, Ryuji*; Umeda, Koji

断層起源シュードタキライトは過去の地震活動によって生じた脈状岩石であり、その熱史は断層の活動性の時間変化を反映している。三重県多気地域から得られた領家花崗岩中のシュードタキライトの熱史を明らかにするため(U-Th)/He年代測定を行った結果、シュードタキライトと約10cm近傍の原岩からそれぞれ60.3$$pm$$2.7, 55.5$$pm$$4.5(1SE)Maを得た。これらは本地域の冷却史を示すとともに、既に得られたシュードタキライトのFT年代と一致することからシュードタキライト生成時の環境温度が180$$^{circ}$$C程度であったことが放射年代学的に明らかになった。この温度は鉱物学的に推定された値とも矛盾しない。これらの研究成果は熱年代学的アプローチによる断層岩の解析によりその活動性の評価が可能となることを示唆する。

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分野:Geosciences, Multidisciplinary

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