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核燃料再処理施設から放出されるヨウ素129の全球スケール拡散解析

A Global-scale dispersion analysis of iodine-129 from nuclear fuel reprocessing plants

西沢 匡人; 鈴木 崇史  ; 永井 晴康  ; 外川 織彦 

Nishizawa, Masato; Suzuki, Takashi; Nagai, Haruyasu; Togawa, Orihiko

ヨウ素129($$^{129}$$I)は、宇宙線とキセノンとの反応,ウランの自発核分裂等によって生成されるほか、核実験,核燃料の再処理等により人為的に大気・海水中に放出され、原子力関連施設周辺の環境影響評価上重要な核種であるとともに、地球化学的試料の年代分析,海水循環のトレーサーとして利用できる。Suzuki et al. (2008)は、日本海における海水中の$$^{129}$$Iを測定し、その起源を調べたところ、約8割以上が核燃料再処理施設に由来するとした。測定当時の$$^{129}$$Iの主な放出源がイギリスとフランスの核燃料再処理施設であったこと、さらに海水と大気の移動速度を考慮すると、再処理施設から放出された$$^{129}$$Iはおもに大気経由で日本海に到達したと考えられる。このことを明らかにするため、本研究では全球大気化学物質輸送モデルMOZART-2 (Model of Ozone and Related Chemical Tracers, version 2)を用いて、核燃料再処理施設から大気中に放出される$$^{129}$$Iの全球規模の動態をシミュレーションした。

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