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JT-60SA超伝導コイルシステムにおける設計と製作状況

Status of design and manufacturing for the superconducting coil system in the JT-60SA tokamak

土屋 勝彦; 木津 要; 村上 陽之; 神谷 宏治; 柏 好敏; 本田 敦; 吉田 清

Tsuchiya, Katsuhiko; Kizu, Kaname; Murakami, Haruyuki; Kamiya, Koji; Kashiwa, Yoshitoshi; Honda, Atsushi; Yoshida, Kiyoshi

JT-60SA装置の超伝導コイルシステムは、18個のトロイダル磁場(TF)コイル,6個のプラズマ平衡磁場(EF)コイル,4つのモジュールから成る中心ソレノイド(CS)から構成される。これらのうち、TFコイルは欧州が、ポロイダル磁場(PF)を形成するEFコイルとCSは日本が、各々設計・製作を担当する。日本担当のPFコイルにおける超伝導導体の複合化作業は、原子力機構那珂核融合研究所内において進んでおり、4月現在EF4コイル用導体(全長444m)が、必要量10本中4本分完成している。また、大きな口径を持つEFコイルは、最大直径が13m程度あり、路上輸送が困難であるため、これらも当所内で製作する。PFコイルの支持構造設計に関しては、巻線と構造物の熱収縮差によるギャップをなくすように、予荷重を与えられる構造を持っており、CSは9組のタイプレートで、EFコイルはロッドによって、それぞれ巻線を締め付けるようにしている。これらのうち、EF4コイルの支持構造物については、実機サイズ試作品が完成しており、巻線に加えるべき予荷重の印加方法などの試験を行う予定である。

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