バイオアッセイ試料中のプルトニウム,アメリシウム系統分析法の開発

The Development of systematic analysis of Pu, Am in bioassay samples

河野 恭彦  ; 藤田 博喜; 渡辺 均; 住谷 秀一 

Kono, Takahiko; Fujita, Hiroki; Watanabe, Hitoshi; Sumiya, Shuichi

今後混合酸化物燃料を用いた高速増殖炉燃料再処理においては、従来に比べ超ウラン核種の取扱量の増加が予想される。このため、緊急時における内部被ばく管理の一環として、プルトニウム(Pu)やアメリシウム(Am)といった主要な超ウラン核種の体内摂取量を迅速かつ正確に測定する技術を開発していくことが非常に重要である。当研究所では従来、アルコールイオン交換を用いたPu, Am系統分析法を確立してきたが、従来法は分析時間が長いとともに、メタノールを多く使用するため、作業者への負担がかかる。そこで本研究では、従来法と比較して、分析時間の削減及び作業環境の改善を図るため、TRUレジンを用いたPu, Am系統分析法を開発し、便標準試料の国際相互比較分析及びトレーサの分析回収率の結果をもとに、本分析手法の妥当性について検討した。

no abstracts in English