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時間・空間同時集光型結晶アナライザーの開発,1

Development of time-spatial focusing crystal-analyzer, 1

高橋 伸明; 柴田 薫  ; 川北 至信  ; 中島 健次  ; 相澤 一也  ; 佐藤 卓*; 篠原 武尚   

Takahashi, Nobuaki; Shibata, Kaoru; Kawakita, Yukinobu; Nakajima, Kenji; Aizawa, Kazuya; Sato, Taku*; Shinohara, Takenao

筆者らは、結晶アナライザー型中性子非弾性散乱実験装置の性能を向上させることを目的として、計算機シミュレーションによる性能評価を元に、時間集光・空間集光が同時に成立しQ分解能も向上する独創的な複合集光型結晶アナライザーの開発に取り組んでいる。ここでいう結晶アナライザーは、規則的に配列された12mm角の小さな結晶ウエハの集合体(ユニット)として定義している。ユニットにおける結晶ウエハの位置や傾きなどは、種々の配列理論に基づき設計される。従来型のエネルギー集光型配列には、単一のユニットが反射する中性子が検出位置で時間的にも空間的にも集光しないという問題点があった。時間集光しないことは、元来飛行時間法を分光原理とする実験装置においては問題である一方、空間集光しないことは、アナライザー単結晶自身の熱散漫性散乱に由来するBragg角度周辺の微少offset角度への反射ビームを同時に検出器に取り込んでしまうことによってバックグラウンドが増大する原因となっていた。昨年度より、科学研究費補助金基盤C(課題番号21604007)の助成を受け、新しい配列理論における集光効果の実証研究に着手した。本発表では、配列理論を詳説する。また今年度より開始した5列1段のアナライザーユニット試験体について、J-PARC物質・生命科学実験施設BL19において行った中性子ビーム実験の結果についても紹介する予定である。

no abstracts in English

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