検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

断層ガウジ試料のK-Ar年代測定に向けた取り組み

An Approach to K-Ar dating of the fault gouge

山崎 誠子; 山田 国見; 田上 高広*; Zwingmann, H.*

Yamasaki, Seiko; Yamada, Kunimi; Tagami, Takahiro*; Zwingmann, H.*

日本原子力研究開発機構東濃地科学センターでは、断層岩の直接年代測定法の確立を目的として、断層岩からの雲母粘土鉱物の高純度分離法とK-Ar年代測定法の開発を進めている。本研究では、瑞浪超深地層研究所の立坑から採取された断層ガウジ2試料について、豪州連邦産業機構にて従来より細かくサイズ分級した試料についてK-Ar年代測定を実施した。その結果、細粒の試料ほど若い年代値が得られ、精細なサイズ分級により砕屑物に比べて細粒の自生鉱物を高純度で回収できる見通しが得られた。また、分離試料はすべて母岩のジルコンフィッショントラック(FT)年代とアパタイトのFT年代の間の年代値を示し、脆性破壊と粘土生成がこれら2手法の閉鎖温度の間の領域(約100-250$$^{circ}$$C)で起こることと調和的であった。今後、本手法の確立に向けて、各サイズ試料の鉱物学的解析を併せた年代解析法の検討を進めて行く。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.