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ヒドロキシプロピルセルロース/ポリビニルアルコールブレンドゲルの作製

Preparation of blend hydrogels based on hydroxypropyl cellulose and poly(vinyl alcohol)

廣木 章博; 佐藤 利弘*; 長澤 尚胤; 田口 光正; 玉田 正男

Hiroki, Akihiro; Sato, Toshihiro*; Nagasawa, Naotsugu; Taguchi, Mitsumasa; Tamada, Masao

本研究では、放射線橋かけ技術により、セルロース誘導体のヒドロキシプロピルセルロース(HPC)と生分解性のポリビニルアルコール(PVA)から成るブレンドゲルを作製し、特性改質を行った。HPC/PVAの濃度が、20/0, 20/0.4, 20/1, 20/2, 20/4(wt%/wt%)となるようにHPC/PVAのペースト状水溶液を調製し、成膜後、電子線照射により各組成のブレンドゲルを合成した。ゲル分率は、PVAの濃度が高いほど線量増加に伴い急激に増加し、50kGyで濃度に関係なくほぼ一定(約85%)となった。50kGy照射で得られた各組成のHPC/PVAブレンドゲルの強度及び伸長率を比較した結果、PVA未添加のHPCゲルの伸長率は70%であったが、PVA濃度の増加に伴い増加し、PVA4%のゲルでは125%にまで達することがわかった。一方、ゲルの破断強度は、1.0kg/cm$$^{2}$$から1.8kg/cm$$^{2}$$にまで向上することがわかった。したがって、伸びにくく裂けやすいことが課題となっていたHPCゲルに対して、PVAをブレンドし放射線橋かけを行うことで、機械的特性が約1.8倍向上したゲルを作製することができた。

no abstracts in English

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