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Cd超耐性植物ヘビノネゴザにおけるCd吸収動態の解析,2; 必須金属の有無による吸収動態の変化

Analysis of translocation of Cd in cadmium hyperaccumulate fern, Athyrium yokoscense

吉原 利一*; 鈴井 伸郎; 石井 里美; 橋田 慎之介*; 河地 有木; 山崎 治明; 島田 浩章*; 藤巻 秀

Yoshihara, Toshihiro*; Suzui, Nobuo; Ishii, Satomi; Hashida, Shinnosuke*; Kawachi, Naoki; Yamazaki, Haruaki; Shimada, Hiroaki*; Fujimaki, Shu

Positron-emitting Tracer Imaging System (PETIS)を用いて、Cd超耐性/超蓄積シダ植物「ヘビノネゴザ」のCdの吸収動態を解析した。まず、1/4MSと0.5mM CaCl$$_{2}$$の2種類の異なる培地をベースに、トレーサーとキャリアーを合わせて0.1$$mu$$MとなるようCdを混合し、ヘビノネゴザとタバコでCdの吸収・移行を比較した。その結果、ヘビノネゴザでは、0.5mM CaCl$$_{2}$$をベースにした場合、1/4MSに比べて根への取り込み量が少なく、取り込まれたCdが地上部に移行する割合も小さかった。一方、タバコでも同様に0.5mM CaCl$$_{2}$$をベースにした場合、1/4MSに比べて根への取り込み量が少なかったが、取り込まれたCdのかなりの割合が地上部に移行した。次にこれらの培地条件において、根を4$$^{circ}$$Cに冷やした場合の変化を観察した。その結果、ヘビノネゴザでは、0.5mM CaCl$$_{2}$$をベースにした場合、1/4MSに比べて根への取り込み量がある程度増加したが、取り込まれたCdはほとんど地上部に移行しなかった。一方、タバコでは同様に0.5mM CaCl$$_{2}$$をベースにした場合、1/4MSとほぼ同程度の根への取り込み量であったが地上部に移行する割合は若干多かった。これらの結果は、ヘビノネゴザとタバコにおけるCd吸収にかかわるトランスポーターの特性を明確に示している。

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