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ダイズにおけるイオンビーム照射による葉緑素欠乏変異の生成と自殖後代における新たな変異の顕在化

Generation of soy bean chlorophyl deficient mutants by ion beam irradiation and the exteriorization of additional mutations in self-fertilized progeny lines

河西 めぐみ*; 阿部 純*; 金澤 章*; 野澤 樹; 長谷 純宏; 鳴海 一成

Kasai, Megumi*; Abe, Jun*; Kanazawa, Akira*; Nozawa, Shigeki; Hase, Yoshihiro; Narumi, Issei

本研究では、ダイズにおいてイオンビーム照射により突然変異を誘発するための条件検討を行い、最適化された条件で照射した植物体の自殖後代の集団を作出してきた。本発表では、検出された葉緑素欠乏突然変異の遺伝性を解析する過程で見いだされた、新たな変異について報告する。2009年に照射した植物体の集団では、M1世代であるにも係わらず、葉緑素欠乏を示す個体が複数検出された。翌年、この個体から得た種子を播種し、それぞれ数個体を育成した。その結果、5Gy照射した個体のひとつ「M1a」に由来するM2世代において、葉緑素変異がすべての個体で見られた。興味深いことに、7個体中の2個体で開花が非常に早まっていた。この葉緑素欠乏と極早生の表現型は、M3世代(2011年育成)でも維持されていた。同じ照射集団に由来し、M2世代において葉緑素欠乏が検出された個体は、野生型に比べて生育が劣ったり、晩生になったりした。それらの次世代(2011年育成)では、新たに葉の形態変異を示す個体や、葉緑素欠乏の程度が変化した個体が見いだされた。今後も継続して変異体における表現型の安定性を解析していく予定である。

no abstracts in English

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