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空間線量率測定器の性能指標化の試み

An Attempt to introduction of the performance index for dose rate meter

吉富 寛   ; 立部 洋介; 川井 啓一; 古渡 意彦; 吉澤 道夫  

Yoshitomi, Hiroshi; Tatebe, Yosuke; Kawai, Keiichi; Kowatari, Munehiko; Yoshizawa, Michio

福島第一原子力発電所事故により、大量の放射性物質が放出され、福島県を中心に環境中の放射線量率の上昇を招いた。それに伴い、多様な空間線量率測定器が販売され、購入を検討する一般住民も急増している。しかしながら、専門家ではない一般市民がどのような測定器を購入すればよいのか判断するのは難しい。そこで、一般のユーザーを対象に、福島原発事故由来の汚染環境下での空間線量率測定の用途に対して、重視すべき特性に重みづけをした測定器の性能指標を提案する。性能指標は、特性試験の結果をもとに、あらかじめ使用状況から仮定した分布で重みづけをすることによって、それぞれの特性に対する指標を求めた。最後に、それらを平均化して0から100で規格化し、総合的な性能指標とした。市販されている5種類の簡易型測定器について、特性試験を行い、上述の性能指標を求めた。一連の試験は、国家標準とトレーサブルな場である放射線標準施設で行った。得られた性能指標は、30から80であった。福島原発事故由来の汚染環境下での空間線量率測定の用途に限定すれば、高価なサーベイメータに匹敵する性能指標を有する簡易型測定器もあった。

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