Manufacturing of JT-60SA equilibrium field coils

JT-60SA平衡磁場コイルの製作

長谷川 満*; 堀井 弘幸*; 野元 一宏*; 今井 良夫*; 村井 隆*; 湊 恒明*; 久野 和雄*; 土屋 勝彦; 村上 陽之; 木津 要; 吉田 清

Hasegawa, Mitsuru*; Horii, Hiroyuki*; Nomoto, Kazuhiro*; Imai, Yoshio*; Murai, Takashi*; Minato, Tsuneaki*; Kuno, Kazuo*; Tsuchiya, Katsuhiko; Murakami, Haruyuki; Kizu, Kaname; Yoshida, Kiyoshi

JT-60SA装置の超伝導コイルには、18個のトロイダル磁場(TF)コイルと、4つのモジュールから構成される中心ソレノイド(CS)、そして6つの円形であり、さまざまな直径(4.5ないし11m)を持つプラズマ平衡磁場(EF)コイルがあり、日欧協力して製造が進めており、これらのうちCSとEFコイルは日本が担当となっている。このEFコイルのうち、TFコイルの下側に設置されるEF4,5,6の3つのコイルは、TFコイル完成前にJT-60SA本体が設置される箇所に配置されている必要があるため、特に製造が急がれる。2011年より、超伝導コイルの一号機として、EF4コイルの巻線製造が開始された。そして2012年4月、巻線が完成し日本原子力研究開発機構那珂研究所に納入した。最終的に、本コイルの電流中心のトレランスは、要求設計スペックの約十分の一に押さえ込むことが確認できた。本講演では、巻線製造に使用された各機器類の諸元及び工程について述べるとともに、トレランスの評価結果について報告する。

JT-60U magnet system will be upgraded to the superconducting coils (JT-60SA) in the Broader Approach project. JT-60SA magnet system has 18 Toroidal Field coils, a Central Solenoid with 4 modules and 6 Equilibrium Field (EF) coils. This paper describes the manufacturing procedure of EF4 coil, that is the first manufactured EF coil of JT-60SA. The winding pack of EF4 coil was successfully manufactured within geometrical tolerance requirements.