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ホウ酸マトリックスによるNa高含有放射性廃液固定化の基礎研究

A Basic study of stabilization process of low-level radioactive waste using borate matrix

齋藤 照仁*; 安藤 万純*; 新井 剛*; 堀口 賢一 ; 菅谷 篤志 

Saito, Akihito*; Ando, Masumi*; Arai, Tsuyoshi*; Horiguchi, Kenichi; Sugaya, Atsushi

現在、福島第一原子力発電所では、海水成分及びホウ酸を含む放射性廃液が大量に滞留している。これらの廃液を廃棄体化し埋設処分する場合、Naの溶出による処分環境への影響が懸念される。そのため、Naを固定化できる固化マトリックスの研究開発が必要である。本研究では、浸出特性に優れるアモルファス構造を有するホウ酸マトリックスに着目し、ホウ酸系マトリックスの作製条件及び固化体性能評価を実施した。本試験では、溶融時間による固化体性状の変化、及びNa含有ホウ酸マトリックスからのNaの浸出挙動を調査した。また、浸出傾向を明らかにするため比表面積を大きく取った粒状試料を用いて浸漬試験を行った。まず、B:Na=1:0.5(mol比)となるよう試薬(H$$_{3}$$BO$$_{3}$$, NaCl)を混合し、混合試薬をマッフル炉により1100$$^{circ}$$Cで2 or 3h溶融後、急冷することでアモルファス状の固化体試料を得た。SEMによる表面観察より、2h溶融試料では直径1.2$$sim$$2.5$$mu$$mの斑点が確認されたが、3h溶融試料では平滑な面が確認された。また浸漬試験の結果から、2h溶融試料は3h溶融試料と比較し、Naの保持性能が低いことを確認した。

no abstracts in English

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