JT-60SA超伝導マグネットシステムの製作状況

Manufacturing status of the superconducting magnet system for the JT-60SA

吉田 清; 土屋 勝彦; 木津 要; 村上 陽之; 神谷 宏治; 柏 好敏; 本田 敦

Yoshida, Kiyoshi; Tsuchiya, Katsuhiko; Kizu, Kaname; Murakami, Haruyuki; Kamiya, Koji; Kashiwa, Yoshitoshi; Honda, Atsushi

原子力機構のJT-60のトカマク本体を超伝導化する計画が、日本とEU間の共同プロジェクト「サテライトトカマク装置(JT-60SA)」として推進されている。日本担当の平衡磁界コイル及び中心ソレノイド用導体の量産を継続している。平衡磁界コイルは、実機コイルの巻線EF4が完成した。中心ソレノイドは製造冶具の製作が完了して、CSモデルコイルの熱処理が完了して絶縁処理が開始された。サーマルシールドの試作が完了し、調達を開始した。ヘリウム分配システムの設計を実施した。一方、EUの担当するTFコイルと高温超伝導リードの詳細設計が完了して、製作が開始された。また、ヘリウム冷凍機の技術仕様が確定して、調達を開始した。JT-60SA用超伝導コイルと付属設備の設計製作の最新の状況を説明する。

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