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細胞周期の違いによる放射線感受性とミトコンドリア形態及び機能との関連性

Relation between morphological changes of mitochondria and radiosensitivity

野口 実穂; 嘉成 由紀子; 藤井 健太郎; 横谷 明徳

Noguchi, Miho; Kanari, Yukiko; Fujii, Kentaro; Yokoya, Akinari

細胞周期に依存して放射線感受性が変化することは古くから知られている。一般に、M期で最も高く、S後期で最も高い。一方、ミトコンドリアの形態も細胞周期に依存して変化していることが最近明らかになった。ミトコンドリアは環境に応じて形態を断片化から融合状態まで変化させるが、M期では断片化し、G1とS期の境目では非常に長くつながった状態になる。それ以外の周期では断片化と融合状態の中間体を形成している。そこで、本研究では細胞周期に依存する放射線感受性とミトコンドリア形態変化の関連性を明らかにするため、照射を受けた細胞周期の違いによりミトコンドリアの形態変化が異なるかどうかを調べた。マウス細胞にX線を照射し、照射直後にM期細胞のみをmitotic shake off法により回収してディッシュにまき、照射24時間から96時間までのミトコンドリアの形態変化を蛍光顕微鏡にて観察した。その結果、ミトコンドリアの断片化はM期の照射、他の周期での照射ともに照射後72から96時間でピークになることが明らかになった。この結果から、照射後のミトコンドリア断片化誘導には照射を受けた細胞周期は関係性が少ないと考えられる。

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