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The Influence on the vulcanized rubber physical properties by radiation grafting

放射線グラフト法により作製した硫化ゴムの物理的特性に関する検討

齋藤 広明*; 溝手 範人*; 植木 悠二; 瀬古 典明

Saito, Hiroaki*; Mizote, Norihito*; Ueki, Yuji; Seko, Noriaki

ゴム材料の表面改質法として放射線グラフト重合法は有効な手法である。しかし、過度な表面改質はゴム本来の物理的特性を失うことにも繋がるため、ゴム材料としての役割に支障をきたす恐れがある。そこで、本研究では、グラフト率とゴム特性との関係を詳細に調査し、「ゴム表面の低摩擦化」と「ゴム特性の維持」との両立の可否について検討した。ゴム基材には、カーボンブラックを配合したアクリロニトリル-ブタジエンゴムシート、モノマーには、親水性モノマーであるメタクリル酸を用いた。その結果、グラフト率2%までであれば、破断強度や永久歪といったゴム特性に影響を及ぼさず、ゴム表面を低摩擦化させることが可能であることを見出した。

no abstracts in English

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