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福島第一原子力発電所事故によって放出された放射性粒子の放射性核種

Radionuclides in radioactive particles emitted by F1NPP accident

末木 啓介*; 松尾 一樹*; 笹 公和*; 佐藤 志彦   ; 吉川 英樹; 箕輪 はるか*

Sueki, Keisuke*; Matsuo, Kazuki*; Sasa, Kimikazu*; Satou, Yukihiko; Yoshikawa, Hideki; Minowa, Haruka*

福島第一原子力発電所事故によって福島県の東側を中心に原子炉起源の放射性核種による汚染が起こった。この放出された放射性物質の一部がケイ酸ガラス質の微粒子として飛散したことが明らかになってきた。本研究では特に原子力発電所の北北西2kmで採取した放射性粒子に含まれるセシウム-134, 137($$^{134,137}$$Cs)、アンチモン-125($$^{125}Sb$$)およびヨウ素-129($$^{129}$$I)の測定を行い、特にヨウ素についてはヨウ素-131($$^{131}$$I)の事故時における推定を行った。$$^{137}$$Csは1粒子あたり83-3000Bqとその大きさの違いで広い範囲に分布していた。2011年3月11日に補正した$$^{134}$$Cs/$$^{137}$$Csは0.94で1号機由来が示唆された。また$$^{125}$$Sb/$$^{137}$$Csは0.006-0.018の範囲に存在していた。加速器質量分析で得られた$$^{129}$$I/$$^{137}$$Csは1-6$$times$$10$$^{-9}$$となった。粒子を採取した地点周辺の土壌から粒子の$$^{129}$$I/$$^{137}$$Csは1/100と小さいことが判明し、原子炉停止時に換算して、$$^{131}$$Iは46-75Bq存在していたと推定された。

no abstracts in English

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