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茂住祐延断層のジルコンFT熱年代解析; 熱史モデルによる再検討

Thermal analysis along the Mozumi-Sukenobu fault, central Japan, based on zircon fission-track thermochronometry; Reexamination by using thermal history modeling

末岡 茂; 郁芳 隋徹*; 長谷部 徳子*; 田上 高広*

Sueoka, Shigeru; Ikuho, Zuitetsu*; Hasebe, Noriko*; Tagami, Takahiro*

上載地層法が適用できない断層の活動性評価手法として、熱年代学の手法による検討が有望だと考えられている。本研究は、跡津川断層帯の茂住祐延断層にジルコンフィッション・トラック(ZFT)熱年代解析を適用した郁芳(2011)のデータの再検討を試みたものである。郁芳(2011)は、茂住祐延断層の2本の破砕帯を貫く調査坑道内において、110-70MaのZFT年代と7-9$$mu$$mのZFT長を報告し、加熱の原因を約65Maの神岡鉱床の形成に伴う熱水活動だと解釈した。一方、本研究による熱史逆解析の結果によれば、加熱の時期は見掛け年代より新しく、約30-15Maと推定された。この時期は日本海拡大期に当たっており、当時の火成活動が加熱イベントに関連していると考えられる。しかし、加熱メカニズムについては、地表に堆積した火山噴出物からの単純な熱伝導では説明が困難であり、今後の検討課題である。

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