トレンチ掘削調査に基づく糸魚川-静岡構造線神城断層の活動時期

Paleoseismology of the northern part of Kamishiro fault, ISTL active fault zone, central Japan

廣内 大助*; 松多 信尚*; 石山 達也*; 安江 健一*; 杉戸 信彦*; 竹下 欣宏*; 藤田 奈津子   ; 澤 祥*; 水谷 光太郎*; 谷口 薫*

Hirouchi, Daisuke*; Matsuta, Nobuhisa*; Ishiyama, Tatsuya*; Yasue, Kenichi*; Sugito, Nobuhiko*; Takeshita, Yoshihiro*; Fujita, Natsuko; Sawa, Sho*; Mizutani, Kotaro*; Taniguchi, Kaoru*

2014年に発生した長野県北部の地震(神城断層地震)で地表地震断層が現れた神城断層の活動履歴や断層構造の解明を目的としたトレンチ掘削調査を、白馬村北城塩島地区において実施した。調査では、2014年に最大変位が出現した断層崖を横切る方向で、長さ約15m、幅約5m、深さ最大で約3mのトレンチ調査溝を掘削し、明瞭な活断層による地層の変形や活動履歴解明に資する構造を確認した。本調査から、2014年を含めて3回の断層活動を読み取ることができた。

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