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JRR-3冷中性子ビームラインへのタンパク質単結晶中性子回折装置設置の検討

Neutron diffractometer for protein crystallography at cold neutron beam line of JRR-3

栗原 和男*; 田村 格良  ; 平野 優*; 廣本 武史*; 玉田 太郎*

Kurihara, Kazuo*; Tamura, Itaru; Hirano, Yu*; Hiromoto, Takeshi*; Tamada, Taro*

膜タンパク質やタンパク質複合体などの立体構造に基づいたタンパク質間相互作用の解明は現代の生命科学において重要な研究領域である。これらのタンパク質は分子量が大きく、得られる結晶の格子長も大きいことから、これらの結晶のブラッグ反射分離には冷中性子が適している。JRR-3はビームホールに3本の冷中性子ビームラインを有し、高強度化のため中性子導管のスーパーミラー化がこれまで進められてきた。そこで、試料結晶の格子長に応じて波長可変な機構を導入した回折装置のJRR-3冷中性子ビームラインでの設置の検討を行った。単結晶回折では有効利用可能な角度分散は限定されるため、検討装置が利用する角度分散の利得成分を求めなければならない。そこで、高強度化後のC1-3ビームポートを設置位置と想定し、McStasを用いて角度分散が$$pm$$0.5度以内の中性子ビームの輸送計算を行い、得られた中性子束スペクトルから冷中性子の領域で利得が得られることが分かった。本発表では、さらに炉室中性子束との比較、単色化した中性子による試料位置での中性子束を計算し、本回折装置の測定性能を評価する。

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