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両性イオン界面活性剤を用いた曇点抽出による高原子価金属酸化物微粒子の抽出挙動

Extraction behavior of high valence metal oxide nanoparticles by cloud point extraction using zwitterionic surfactant

中川 太一  ; 鈴木 怜花*; 松枝 誠   ; 寺島 元基  ; 飯島 和毅  ; 高貝 慶隆*

Nakagawa, Taichi; Suzuki, Reika*; Matsueda, Makoto; Terashima, Motoki; Iijima, Kazuki; Takagai, Yoshitaka*

福島第一原子力発電所の廃炉に向けて、炉内滞留水中金属微粒子の組成から燃料デブリの性状を把握するための手法開発を進めている。しかし、滞留水中金属微粒子は極めて希薄であると予想されるため、その分析には濃縮が必要である。一方、金や銀のナノ微粒子の分離・抽出には界面活性剤の温度相転移現象を利用した曇点抽出法が適用できることが示されているが、滞留水中に存在すると予測される高原子価金属酸化物微粒子への適用に関する知見は得られていない。本研究では、核燃料ペレット被覆管の材料として使用されるジルコニウムに着目し、その酸化物微粒子抽出に対する両性イオン界面活性剤(3-(nonyldimethylammonio)propyl sulfate: C$$_{9}$$-APSO$$_{4}$$)の適用性を調査した。酸化ジルコニウム微粒子(粒子径119$$pm$$48nm)をC$$_{9}$$-APSO$$_{4}$$(相転移温度65$$^{circ}$$C)と混合し、冷却することで曇点抽出を行った結果、99%の抽出率を得た。

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