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PWR一次冷却水環境の照射下での水素注入効果の評価,8; ラジオリシス評価に及ぼす"OH + H$$_{2}$$ $$<$$=$$>$$ H + H$$_{2}$$O"の順反応及び逆反応の影響

The Effects of hydrogen addition on the corrosive conditions of PWR primary coolant under irradiation, 8; Evaluation of the effects of OH + H$$_{2}$$ $$<$$=$$>$$ H + H$$_{2}$$O reaction and its back reaction on water radiolysis

端 邦樹 ; 内田 俊介; 塙 悟史 ; 知見 康弘; 佐藤 智徳  

Hata, Kuniki; Uchida, Shunsuke; Hanawa, Satoshi; Chimi, Yasuhiro; Sato, Tomonori

原子力機構では、これまでにBWR及びPWRの一次系冷却水の腐食電位(ECP)を推定する解析コードの整備を進めてきた。その一環として、炉心領域でのラジオリシス反応の速度定数が解析結果に与える影響について調べている。化学反応の速度定数は水のラジオリシスにおける過酸化水素(H$$_{2}$$O$$_{2}$$)(※ECPに影響を与える主要因の1つ)の生成挙動に影響を与える。特に、ヒドロキシルラジカルと水素分子の反応(OH + H$$_{2}$$ $$<$$=$$>$$ H + H$$_{2}$$O)及びその逆反応は水の再結合反応の主要な反応であることから影響が大きい。前回の発表では、逆反応の速度定数の影響を紹介し、最近の報告で推奨されている速度定数を考慮することでH$$_{2}$$O$$_{2}$$濃度が顕著に増加する傾向を示した。しかし、ECPの計算値も変化するため、既往実験データとの整合性を得る点から他の速度定数も最適化する必要がある。本研究では、まず、この反応の順反応に着目し、H$$_{2}$$O$$_{2}$$生成濃度への影響を調べている。これまでのところ、H$$_{2}$$O$$_{2}$$濃度はこの反応の速度定数の比に相当する平衡定数でほぼ整理できることがわかっており、平衡定数を揃えた場合、各速度定数の変化によるH$$_{2}$$O$$_{2}$$濃度の変化は2倍以内に収まることが分かった。

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