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原子力機構-東海タンデム加速器の現状

Present status of JAEA-Tokai tandem accelerator

沓掛 健一 ; 松田 誠  ; 中村 暢彦; 石崎 暢洋  ; 株本 裕史  ; 乙川 義憲  ; 遊津 拓洋  ; 松井 泰; 中川 創平 ; 阿部 信市

Kutsukake, Kenichi; Matsuda, Makoto; Nakamura, Masahiko; Ishizaki, Nobuhiro; Kabumoto, Hiroshi; Otokawa, Yoshinori; Asozu, Takuhiro; Matsui, Yutaka; Nakagawa, Sohei; Abe, Shinichi

原子力機構-東海タンデム加速器施設は最高電圧が約18MVの大型静電加速器で、重イオンビームを用いた核物理、核化学、原子物理、材料照射研究などの各分野で利用されている。2022年度も放電が頻発するため、最高加速電圧を約15MVに抑えて運転を継続した。2021年度以降、絶縁性能が劣化した機器類(セラミック製加速管や発電機駆動用アクリルシャフト等)の交換を行っており、2022年度はアクリルシャフト5本の交換を行ったが、加速電圧改善の根本的な解決には至っていない。2022年度発生した主な故障として、高電圧端子内ターボポンプの動作不良や90度偏向電磁石からの水漏れがあった。その都度、整備を行うことで施設の運転を継続しているが、今後、機器の経年劣化に対する抜本的な対策を検討する必要がある。発表では、2022年度における加速器の運転・整備状況等について報告する。

no abstracts in English

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