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敦賀断層の断層岩中に含まれる粒子の三次元配列

Three-dimensional particle analysis in fault rocks of the Tsuruga Fault

瀬能 正太郎*; 澤田 渚*; 立石 良*; 島田 耕史   ; 岩森 暁如*; 小川 昌也*

Seno, Shotaro*; Sawada, Nagisa*; Tateishi, Ryo*; Shimada, Koji; Iwamori, Akiyuki*; Ogawa, Masaya*

福井県敦賀市から滋賀県高島市に位置する、北北東-南南西方向にのびる右横ずれ主体かつ南東隆起の活断層である敦賀断層の断層破砕帯を例に、1露頭で主せん断面と平行に5列、計55試料を採取してマイクロフォーカスX線CT装置により断層岩に含有される粒子の三次元配列を測定した。粒子近似楕円体の長軸-短軸比3-10、粒径0.125-2mmの粒子配列は、長軸・中間軸が複合面構造P面に相当する大円分布を示し、大円の姿勢(N60E50NW)は活断層としての南東傾斜の主せん断面(N45E78SE)よりもむしろ北西傾斜の古い断層面(N41E55NW)に近い。そのため測定された粒子配列は、現在の断層運動方向と異なる古い時代の断層運動を反映している可能性が示唆される。また、粒子配列から見た最近の活断層運動の影響範囲は、主せん断面からcm規模のごく近傍の範囲に限られる可能性があることも、粒子配列の定向性が活断層主せん断面から離れるほど強まることから示唆される。発表では複数の露頭の結果を示す。

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