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論文

Imaging of the Mozumi-Sukenobe fault, Hida district, central Japan, by the seismic reflection method

伊藤 谷生*; 津村 紀子*; 竹内 章*; 石丸 恒存; 高見 明*; 井川 秀雅*; 駒田 希充*; 山本 修治*; 菊池 伸輔*; 宮内 崇裕*; et al.

Geodynamics of Atotsugawa Fault System, p.17 - 24, 2007/00

1995年の兵庫県南部地震以降、地震発生域における活断層の構造解明に関心が拡がる中で、地下構造解明の有力な手段である反射法地震探査を高角な断層に適用する方法の開発が急務となっていた。こうして、詳細な地下構造情報が得られている神岡鉱山を通過する茂住祐延断層をターゲットに1995年11月、準3次元的な反射法探査の実験が行われたのである。実験は、同断層が走向N65E,傾斜84SEであることを明らかにしたが、同時により詳細な構造解明のためには、オフライン型レコーダの新規開発が必要であることも示した。これを受けて2002年までに同レコーダの開発が行われ、その後の地震探査における強力な武器となっている。この意味で同実験はパイオニアの役割を果たしたのである。

論文

Descriptions of meso- and microscopic structures of fault zone rocks obtained from tunnel penetrated across the Mozumi-Sukenobe fault, central Japan

田中 秀実*; 伊藤 谷生*; 野原 壯; 安藤 雅孝*

Geodynamics of Atotsugawa Fault System, p.103 - 121, 2007/00

茂住-祐延断層は、西北西-東南東走向、ほぼ垂直の姿勢を持つ跡津川断層系に属する右横ずれ断層である。地震フロンティアプロジェクトによって、この断層を垂直に横切るトンネルが掘削され、露出した壁面及び床面から直接活断層の断層岩類が採取された。その結果、断層帯の分布及び活断層帯のアーキテクチャについて次の知見が得られた。(1)茂住-祐延断層は2つの大きな破砕帯からなる。それぞれA、及びB破砕帯と呼ぶ。A破砕帯は幅15m、B破砕帯は幅50mであり、いずれも断層角礫からなる厚いダメージゾーンと葉理を持つ断層ガウジからなる断層コアからなる。断層コアはA破砕帯では8cmの厚さで一枚、B破砕帯では10cmのものが複数枚認められる。(2)断層角礫,断層ガウジともに面構造が卓越することから、変形は脆性流動を主要な機構としていることがわかる。断層コア中軸部には、高速度の変形を示す超微粒カタクレーサイトが分布し、葉理を持つ断層ガウジと共切断の関係にある。このことは流動と高速すべりの繰り返しを現している。(3)断層岩類の鉱物組合せの解析の結果、いずれの断層岩類も、スメクタイト,雲母系粘土鉱物、及び緑泥石に富んでいる。これらの鉱物は断層帯に安定滑りをもたらすと考えられている。以上の結果から、茂住-祐延断層の東部で想定されている年間1-2mmの超低速クリープは滑り面の粘土鉱物のレオロジー的な性質によるものと考えられる。

論文

跡津川断層帯での地殻活動研究

安藤 雅孝; 伊藤 谷生; 水田 義明; 佐野 修; 平原 和朗; 西上 欽也

サイクル機構技報, (9), p.131 - 141, 2000/12

跡津川断層系を対象とする断層の総合研究が平成8年より行われた。この研究で最も注目されるのは、主断層にほぼ平行な茂住断層を貫く全長480mの調査坑道を掘削したことである。この調査坑道を利用して、地下水化学、断層トラップ波、比抵抗変化等の観測が行われた。坑道内の地震計アレイによる地震波の観測も行われ、明瞭な断層トラップ波の波群をいくつも収録し、破砕帯モデル化に用いられた。さらに、跡津川断層系を取り囲む広域に、地震観測、GPS観測、地質調査を実施し、日本列島の変形や、定常的な地殻変動との関連などの解明が行われた。ここでは、数十キロメートルから数ミリメートルまでの種々のスケールで活断層の観測調査が行われた。

報告書

反射法地震探査による断層の浅層構造調査(成果報告書)

太田 陽一*; 井川 猛*; 伊藤 谷生*

PNC TJ7690 97-001, 117 Pages, 1997/03

PNC-TJ7690-97-001.pdf:9.75MB

兵庫件南部地震により出現した地震断層(淡路島北淡町小倉地区の野島断層)周辺において、副断層・分岐断層を含めた断層の地下構造を詳細に把握する目的で、ミニバイブレータおよびミニインパクタを震源する反射法地震探査を実施した。現地調査は、野島断層を横断し断層にほぼ直交する東西測線(測線長約80m)および断層の海測約50mの位置で断層にほぼ平行する南北測線(測線長約200m)の2測線を設定し、受振点間隔5m、発震点間隔標準5mの2次元反射法地震探査を実施した。現地調査で得られたデータに対して、異種震源の位相補正を含めた詳細な2次元反射法データ処理解析を実施した。標準重合数は、東西測線約80重合、南北測線約20重合であった。その結果、2測線それぞれにつき、重合断面図、マイグレーション断面図、深度断面図が得られた。地表から基盤までの詳細な地下構造形態がほぼ明らかとなった。この解析結果は、昨年度実施した3次元反射法地震探査結果ならびに調査地域の詳細な地表地質情報との詳細な比較検討が行われた。

報告書

茂住反射法地震探査

井川 猛*; 川中 卓*; 伊藤 谷生*; 津村 紀子*

PNC TJ1690 96-001, 155 Pages, 1996/03

PNC-TJ1690-96-001.pdf:10.79MB

富山県上新川郡大山町茂住地区において、横山楡原衡上断層及び茂住祐延断層を代表とする当地区の断層形態を把握するとともに、手取層群と飛弾変成岩類の境界面の構造を明らかにすることを目的として、反射法地下構造調査を実施した。その結果、・手取層群と飛弾変性岩類の境界が反射記録上で確認できること、・特に、疑似3次元記録上で反射パターンの変化として明瞭に捉えることができること、・岩相境界あるいは低周波域での記録上で反射面の不連続として断層が検出可能であり、その空間的分布状況を把握することができること、・飛弾変性岩類が高くなったブロックが存在し、このブロック境界にいくつかの断層がみとめられること、・茂住断層はこのブロックの北側境界に位置する断層の可能性が高いこと、等が確認され、硬岩地域においても反射法が有力な調査方法となることが分かった。

報告書

3次元反射法地震探査による断層の地下構造調査

太田 陽一*; 井川 猛*; 伊藤 谷生*

PNC TJ7690 96-001, 106 Pages, 1996/01

PNC-TJ7690-96-001.pdf:14.42MB

兵庫県南部地震により地表に出現した断層周辺において、副断層・枝断層などを含めた地下構造形態を明らかにするために、3次元反射法地震探査による調査・解析を行った。また、断層面の地下構造を把握する調査手法として、本手法の適用性の検討を行った。調査は、兵庫県北淡町小倉周辺の野島断層を中心として、一辺約200mの正方形の領域に10mのメッシュ状に440カ所の受振点を設け、ミニインパクタを電源として領域内部および周辺の道路上並びに牧草地で合計141カ所で発振を行う方法の3次元地震探査を実施した。現地調査で得られたデータに対して、静補正を中心とした3次元データ処理を実施し、その結果、調査域を5m$$times$$5mの区画に分割した重合トレースが得られ(平均25重合)、重合断面図、マイグレーション断面図、タイムスライス等が得られた。断層を境に海側ブロックでは連続性の良好でない水平/やや西傾斜の反射面が認められる。一方山側ブロックでは北西に傾斜した連続性の良い反射面が認められる。タイムスライス上では東にゆるく凸に湾曲した構造が認められる。これら2つのブロックの境界面の面的分布はタイムスライス上でより明確に確認できる。このことにより、断層面の地下構造を把握する調査手法として、3次元反射法地震探査の適用が有効である事がわかった。

報告書

活断層の調査手法に関する研究-反射法を用いた断層構造調査手法の検討-

伊藤 谷生*

PNC TJ1640 95-001, 60 Pages, 1995/03

PNC-TJ1640-95-001.pdf:3.99MB

本研究においては、断層の地下構造解明のための新システムが検討された。このシステムは基本的に小型インパクターCJM-MINI65(震源)と会話型ソフトウェアiXL(処理)より構成される。CJM-MINI65は、幅員1mのような狭く、30度という急傾斜の道でも操作できる。従来は、この様な条件の下ではどんな震源も使用できなかった。また、iXLは普通のワークステーション上で走るにもかかわらず、大型計算機上で動く標準的な地震探査ソフトと同等の機能を有する。このシステムをテストするためのターゲットとして、土岐市から瑞浪市にかけて走る月吉断層を用いた。この月吉断層は白亜紀$$sim$$古第三紀カコウ岩類とそれを覆う堆積層(中期中新世瑞浪層群と鮮新世瀬戸層群)を変位させている。厚さ約100mの堆積層がある正馬様測線では、月吉断層が堆積層中の反射面を30m変位させているすばらしいプロファイルがこのシステムから得られた。このことは、このシステムが有効であることを証明している。一方、堆積層が厚さ約15m以下の若人の丘測線ではいいプロファイルは得られなかった。堆積層が薄いところではこのシステムは改良する必要がある。

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