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横溝 英明; 木島 滋; 相川 裕史; 笠井 雅夫*; 二宮 博正; 小林 朋文*; 松田 俊明; 宮 直之; 永見 正幸; 嶋田 道也; et al.
Japanese Journal of Applied Physics, 23(5), p.L316 - L318, 1984/00
被引用回数:4 パーセンタイル:32.26(Physics, Applied)中性子粒子入射時に改善された加熱効率(H-モード)を得る為に、三つのプラズマ形状を比較検討した。Hモードプラズマは、ダイバータ形状だけでのみ観測された。最も良い加熱効率は高非円形ダイバータ形状の時得られた。Hモードプラズマを得るのに必要となるビームパワーは、プラズマ電流が360KAから740KAに増加するにつれ、~1MWから~4MWに増加する。貯えられたプラズマエネルギーは、プラズマ電流が増加するにつれて上昇し、最高時には悪い加熱状態より50%改善された。
木島 滋; 相川 裕史; 安積 正史; 星野 克道; 亀有 昭久*; 笠井 雅夫*; 狐崎 晶雄; 小林 朋文*; 松田 俊明; 宮 直之; et al.
JAERI-M 83-171, 39 Pages, 1983/10
かなり大きな間歇的エネルギー損失を伴う独特のアクティビティーが、中性粒子入射加熱時のタブレットIIIトカマクにおいて、しかも専ら閉じ込めの良い(Hモード)放電時に観測された。pの上昇と共に、幅2-5msで約10ms間隔をもつ周辺リサイクリング光の大きなバーストの繰り返しが見られる。1回のバーストによってはき出されるエネルギーは蓄積全エネルギーの少くも2-3%に相当すると見積れる。この周期的なエネルギー損失は、プラズマ・エネルギーの最終到達値にして10%程抑制されている事に相当する。バーストに先立ち、ダイバータ部に大きなピークをもつ約20kHzでm=n=0の大きな磁場の揺動が観測された。これ以外に、全運転領域を通じて一般的に閉し込めの劣化或いは改善を支配していると思われるような特別のアクティビティーは観測されていない。
仙石 盛夫; 嶋田 道也; 笠井 雅夫*; 宮 直之; 相川 裕史; 安積 正史; 星野 克道; 狐崎 晶雄; 小林 朋文*; 木島 滋; et al.
JAERI-M 83-008, 13 Pages, 1983/02
強い遠隔放射冷却を伴う、高密度低温度のダイバータプラズマが中性粒子加熱時のタブレットIIIトカマクで観測された。測定は、ダイバータプレートに組込まれたラングミュアープローブのアレイによった。ダイバータプラズマは、主プラズマの電子密度nを増加するにしたがい高密度低温度になった。ダイバータプレートでの最高の電子密度、最低の電子密度は、n=3.410/cmのときそれぞれn=2.810cm,T=3.5eVであった。シングルヌルポロイダルダイバータで得られたこの様な高密度低温度プラズマ系は壁の浸食の問題の解決に一つの見通しを与える。
小林 朋文*; 田島 輝彦; 谷 啓二; 田村 早苗
JAERI-M 7014, 23 Pages, 1977/03
現在のトカマクプラズマの挙動を良く説明し得るシミュレーションモデルにより、JT-60のプラズマ電流立上げ過程を検討した。プラズマ副半径の膨張効果、中性粒子分布の取り扱い、外部回路系との結合について述べた。プラズマ副半径の時間変化は与えられたものとし、回路系と結合した形でジュール加熱過程を計算した。その結果、プラズマの温度分布や電流分布に弱い表皮効果しか現われないことが分った。
嶋田 隆一; 谷 啓二; 田村 早苗; 小林 朋文*; 小林 哲郎*; 吉田 吉一*
JAERI-M 6646, 27 Pages, 1976/08
本報告は、原研が建設を計画している臨界プラズマ試験装置(略称JT-60)の変流器電源の製作に先立って行っている試作開発に関してなされた検討、提案事項について述べたものである。この試作開発は、従来のものとは全く異った、直流しゃ断に基づく電源方式を開発することを目的としており、技術的に未経験な分野が多く、この問題が広く電力技術の発展に寄与する所も大きいと考えられる。
吉田 吉一*; 斎藤 龍太*; 関 省吾; 狐崎 晶雄; 小林 哲郎*; 小林 朋文*; 嶋田 隆一; 田村 早苗; 谷 啓二
JAERI-M 6470, 14 Pages, 1976/03
大型トカマク装置のポロイダル磁場コイルについて、実際のコイル構造により生ずる不整磁場を評価するため、コイルの接続部、給電線の構造などを考慮して磁場を計算するプログラムを作成した。
嶋田 隆一; 谷 啓二; 田村 早苗; 小林 朋文*; 小林 哲郎*; 吉田 吉一*
JAERI-M 6469, 20 Pages, 1976/03
トカマク型装置におけるトロイダル方向に電気的絶縁のない真空容器をトロイダル方向の多数のワンターンコイル群として扱い、トカマク型装置固有の過渡的な電磁的現象に対して、真空容器上の電流分布を求めた。この方法を用いて、複雑な断面形状の真空容器についても、プラズマとの相互作用などによる過渡的な電磁現象を取り扱うことができる。
谷 啓二; 小林 朋文*; 田島 輝彦; 竹田 辰興; 嶋田 隆一; 小林 哲郎*; 田村 早苗; 吉田 吉一*
JAERI-M 6467, 32 Pages, 1976/03
多段誘導性エネルギー蓄積方式を用いた複雑な変流器コイル電源の回路定数を種々の束縛条件のもとで初期蓄積エネルギーを最小にするように自動的に決定するのにシンプレックス法が有効であることが示された。また、変流器コイルだけを誘導性エネルギー蓄積コイルとして用いる場合に比べ、多段誘導性エネルギー蓄積方式は、所定時間で所定プラズマ電流を励起するのに必要な初期蓄積エネルギーの面から考えて有利になることも示された。プラズマを含む回路解析はプラズマ抵抗を1)時間関数で仮定する場合、2)無次元プラズマモデルより求める場合についてそれぞれ行なった。大型トカマクのプラズマ電流励起過程では、特にプラズマの自己インダクタンスとその時間変化が重要な役割を演じており、従って変流器電源回路設計にも大きな影響を及ぼすことが示された。
小林 朋文*; 谷 啓二; 竹田 辰興; 小林 哲郎*; 嶋田 隆一; 田村 早苗; 吉田 吉一*
JAERI-M 6451, 62 Pages, 1976/03
大型核融合装置のポロイダル磁場コイルの配置を決める方法として、非線形計画法の一つsimplex法を用いる手法を開発し、臨界プラズマ試験装置(トカマク型)の設計に応用した。この手法には二つの機能(1)(R、Z)2次元空間内でコイル位置を探索する、(2)複数個のコイルの相対位置が変らないように動きうる、が備わっている。これによって、ポロイダル磁場コイルの配置不能な禁止領域がいかなるものでも、その制限下での最適化が可能である。
谷 啓二; 小林 朋文*; 田村 早苗
JAERI-M 5999, 28 Pages, 1975/02
トロイダル磁場コイルの内側に空心変流器コイルを配置したトカマク型核融合実験装置に関して、変流器の主磁束変化によりトロイダル磁場コイル導体中に生じる渦電流がプラズマへの誘導電場におよぼす影響、およびトロイダル磁場コイル導体中で渦電流により消費されるエネルギー損失を計算した。計算は円柱座標系における簡単なモデルに関して得られた解析解に適当な重み関数を導入して、等価的にトロイダル系と見なし行なった。この結果、プラズマへの誘導電場に対する渦電流の影響を一定の許容限度内に抑えるためには、トロイダル磁場コイルの全巻数およびその巻線の方式を適当に選ぶ必要のあることが示された。
小林 朋文*; 田村 早苗; 谷 啓二
JAERI-M 5898, 84 Pages, 1974/11
大型核融合装置の空心変流器コイルおよび垂直磁場コイルの配置を決定する方法として、線形計画法およびZAkharovの方法を適用する実際的な手法を開発し、臨界プラズマ試験装置の設計に応用した。線形計画法およびZAkharovの方法を適用する具体的な計算方法について論じ、ついでこの両方法を用いて臨界プラズマ試験装置の空心変流器コイルおよび垂直磁場コイルの配置設計を行なった結果を示した。