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in ArabidopsisNefissi, R.*; 宮田 佳奈*; 新沼 協*; 小田 篤*; 長谷 純宏; 中川 繭; 溝口 剛*
JAEA-Review 2008-055, JAEA Takasaki Annual Report 2007, P. 77, 2008/11
シロイヌナズナの
(
)遺伝子は、植物形態,開花時間,概日リズムなど多様のプロセスを制御している。
変異株は短日光周期と長日光周期の両方において野生株よりも早期に開花する。また、淡緑色の葉,伸長した胚軸と葉柄といった、光信号の受容あるいは伝達の欠損に関連した表現型を示す。このことからELF3タンパク質は機能性タンパク質であることが示唆されている。ELF3タンパク質の詳細な役割を理解するために、イオンビーム照射による突然変異誘導によって、
変異株のエンハンサーとサプレッサーの遺伝学的な選抜を試みた。その結果、7つのエンハンサー系統と1つのサプレッサー系統を得た。現在、これらの遺伝子マッピングを行っている。ELF3タンパク質の安定性あるいは活性を制御する新規因子の同定によって、植物の適切な発生を制御するうえでの概日リズムの役割を明らかにできるであろう。
新沼 協*; 中川 繭; Calvino, M.*; 溝口 剛*
Plant Biotechnology, 24(1), p.87 - 97, 2007/03
被引用回数:14 パーセンタイル:15.61(Biotechnology & Applied Microbiology)概日リズムは生物が持つ約24時間周期の内因性のリズムである。シロイヌナズナの分子遺伝学的研究により、概日リズムの制御を受ける光周期依存型花成経路で主要な役割を果たす因子が、多数同定されている。しかし、花成以外で概日時計の制御下にある生理応答の分子機構に関する知見はあまり多くない。本論文では、これまでに考えられてきた概日リズム機構のモデルをまとめ、さらに概日時計による植物器官運動に関する研究の最近の進展について概説した。具体的には、(1)シロイヌナズナにおける概日時計モデルの確立の歴史,(2)シロイヌナズナの概日時計システムの修正モデル,(3)概日時計によって制御される器官運動における分子メカニズムの最近の知見,(4)トマトを用いた最新の時計生物学のモデル系と全体的な考察を示した。