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論文

Effects of diluents on the separation of minor actinides from lanthanides with tetradodecyl-1,10-phenanthroline-2,9-diamide from nitric acid medium

筒井 菜緒; 伴 康俊; 鈴木 英哉*; 中瀬 正彦*; 伊藤 紗弓*; 稲葉 優介*; 松村 達郎; 竹下 健二*

Analytical Sciences, 36(2), p.241 - 246, 2020/02

 被引用回数:22 パーセンタイル:81.39(Chemistry, Analytical)

ランタノイドからのアクチノイドの効果的な分離について調べるため、新規抽出剤テトラドデシル-1,10-フェナントロリン-2,9-ジアミド(TDdPTDA)と3-ニトロベンゾトリフルオリド(F-3),ニトロベンゼン, ${it n}$-ドデカンなど様々な希釈剤並びにAm, Cm及びLnを用いて単段のバッチ試験を行った。抽出速度は実際の抽出フローシートを実行するにあたり十分な速さであった。分配比対TDdPTDA濃度及び分配比対硝酸濃度のグラフの傾きは、F-3系及びニトロベンゼン系では似ていたが、${it n}$-ドデカン系とは異なっていた。これらの違いは希釈剤の特徴によるものである。この研究ではTDdPTDAが高い${it D}$ $$_{Am}$$及び${it D}$ $$_{Cm}$$を示し、AmのLnに対する分離係数(${it SF}$)は分離するのに十分な値であることを明らかにした。

論文

Local structural analysis of half-metallic ferromagnet CrO$$_2$$

樹神 克明; 池田 一貴*; 礒部 正彦*; 武田 晃*; 伊藤 正行*; 上田 寛*; 社本 真一; 大友 季哉*

Journal of the Physical Society of Japan, 85(9), p.094709_1 - 094709_5, 2016/09

 被引用回数:1 パーセンタイル:11.30(Physics, Multidisciplinary)

We have performed powder neutron diffraction on the half-metallic ferromagnet CrO$$_2$$ which has a rutile-type crystal structure with a tetragonal unit cell. Although the powder diffraction pattern can be fitted by the reported crystal structure including a single Cr site, the atomic pair distribution function (PDF) can be fitted by the structural model with an orthorhombic unit cell including two kinds of inequivalent Cr sites. The difference between the valences of the two inequivalent Cr sites, $$delta$$ of Cr$$^{+4pmdelta}$$, estimated from the local structural parameters is about 0.06. The shapes of the two CrO$$_6$$ octahedra are slightly different, suggesting the short-range orbital ordering of the Cr 3$$d$$ orbitals. The lattice distortion and the improvement of the fitting to the PDF obtained using the locally distorted structure model are apparent in the region below about 10 ${AA}$, suggesting that the domain size or correlation length of the locally distorted structure is about 10 ${AA}$, roughly corresponding to the size of two unit cells.

報告書

超伝導転移端マイクロカロリメータによる燃料デブリの核種分析に係る研究; 高分解能測定実験及びシミュレーション計算(共同研究)

高崎 浩司; 安宗 貴志; 大西 貴士; 中村 圭佑; 石見 明洋; 伊藤 主税; 逢坂 正彦; 大野 雅史*; 畠山 修一*; 高橋 浩之*; et al.

JAEA-Research 2013-043, 33 Pages, 2014/01

JAEA-Research-2013-043.pdf:13.81MB

福島第一原子力発電所の事故において、炉内燃料は部分的又は全体的に溶融していると見られており、燃料集合体を1単位とする通常の計量管理手法の適用は困難と考えられている。このため、廃炉措置において炉内燃料の取出から貯蔵を行うまでの透明性を確保し、かつ合理的に計量管理を実施できる手法を構築する必要がある。本研究開発では、計量管理のための燃料定量の技術の1つとして、従来のゲルマニウム半導体検出器に比べ優れたエネルギー分解能を有する超伝導転移端(TES)マイクロカロリーメーターを適用した燃料デブリ中の核燃料物質及び核分裂生成等の分析手法の適用を検討する。高分解能分析での特性を活用し、燃料デブリ中の核燃料物質及び核分裂生成物のスペクトルに係る詳細な情報が期待できる。本報告書では、TES検出器の原理、日本原子力研究開発機構での測定試験の状況、シミュレーション計算コードEGS5による実験データの解析及び燃料デブリの収納キャニスタの高分解能測定のシミュレーション計算について報告する。

論文

Solid-state NMR study of actinide dioxides

徳永 陽; 酒井 宏典; 神戸 振作; 中堂 博之; 逢坂 正彦; 三輪 周平; 西 剛史; 中田 正美; 伊藤 昭憲; 本間 佳哉*

Materials Research Society Symposium Proceedings, Vol.1444, p.149 - 158, 2012/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.11(Materials Science, Multidisciplinary)

二酸化アクチノイドは原子力燃料としての応用がよく知られているが、アクチノイド化合物の基礎的な電子物性を系統的に理解するうえでも非常に重要な化合物群である。特に低温では$$f$$電子特有の強いスピン-軌道相互作用を起源とした多彩な磁気状態が実現することが知られている。われわれはこれまで$$^{17}$$O酸素核のNMR測定を通じて微視的観点から系統的な研究を行ってきた。最近ではアメリシウム化合物では初めてとなるNMR測定をAmO$$_2$$において成功している。本講演ではこれまでの二酸化アクチノイドのNMR研究結果についての総括的に議論する予定である。

論文

Retention and release of tritium in B$$_{4}$$C irradiated as control rod of fast breeder reactor

堂野前 貴子; 伊藤 正彦*

Journal of Nuclear Science and Technology, 48(5), p.826 - 833, 2011/05

 被引用回数:1 パーセンタイル:10.66(Nuclear Science & Technology)

FBR制御棒にて照射されたB$$_{4}$$Cのトリチウム放出と保持について、800$$^{circ}$$Cまでの温度範囲を対象に調査を行った。B$$_{4}$$C試料で生成されたトリチウムの保持量は、照射量の関数として表すことができ、理論計算値とほぼ一致した。またトリチウム量は、B$$_{4}$$C中に不純物として含まれる鉄から生成する$$^{54}$$Mnの放射能量からも簡単に評価することができ、測定を行った。B$$_{4}$$Cからのトリチウム放出が開始する温度は、試料を等時加熱することによって求めた。その結果、B$$_{4}$$Cからのトリチウム放出は400$$^{circ}$$Cから始まることが明らかとなった。この等時加熱結果から、B$$_{4}$$Cのトリチウム拡散係数を導いた。

論文

Protected plutonium production by transmutation of minor actinides for peace and sustainable prosperity; Irradiation tests of Np and Np-U samples in the experimental fast reactor JOYO (JAEA) and the advanced test reactor at INL

小山 真一; 逢坂 正彦; 伊藤 正彦*; 相楽 洋*; 齊藤 正樹*

Journal of Nuclear Science and Technology, 47(8), p.661 - 670, 2010/08

 被引用回数:6 パーセンタイル:40.04(Nuclear Science & Technology)

核不拡散研究の一環として、防護されたPuの生成に利用した概念が東京工業大学により提案された。この概念を検証するため、高速炉実験炉常陽において$$^{237}$$Npサンプルの照射による$$^{238}$$Pu生成挙動を評価した。また、熱中性子炉であるアイダホ国立研究所のATRにおいて、2%, 5%及び10%の$$^{237}$$Npを含むNp-U試料が照射され、$$^{238}$$Pu生成挙動を評価した。これらの実験的検証により得られたデータは、核不拡散を目的とする燃料ペレットの設計に使用できる。

論文

Protected plutonium production by transmutation of minor actinides for peace and sustainable prosperity; Irradiation tests of Np and Np-U samples in experimental fast reactor JOYO (JAEA) and advanced thermal reactor ATR (INL)

小山 真一; 逢坂 正彦; 伊藤 正彦*; 相楽 洋*; 齊藤 正樹*

Proceedings of International Conference on Advanced Nuclear Fuel Cycle; Sustainable Options & Industrial Perspectives (Global 2009) (CD-ROM), p.2356 - 2362, 2009/09

核不拡散研究の一環として、防護されたPuの生成にかかわるプロジェクトが東京工業大学により提案されている。この概念を検証するため、高速炉である常陽において$$^{237}$$Npの照射による$$^{238}$$Pu生成挙動を評価する試験が行われた。一方で、熱中性子炉であるINLのATRにおいて、同様の目的のため2%, 5%及び10%の$$^{237}$$Npを含むNp-U試料が照射された。これらにより検証された$$^{237}$$Npの核変換データは、核不拡散を目的とするNp-U酸化物燃料ペレットの設計に使用できる。

論文

Evaluation of unintentionally doped impurities in silicon carbide substrates using neutron activation analysis

大島 武; 徳永 興公*; 一色 正彦*; 笹島 文雄; 伊藤 久義

Materials Science Forum, 556-557, p.457 - 460, 2007/00

炭化ケイ素(SiC)基板作製時に意図せずに混入する微量不純物を放射化分析を用いて評価した。昇華法により作製された市販の高品質高抵抗六方晶(4H)SiC及び化学気相成長法により作製された市販のn型立方晶(3C)SiCを試料として用いた。試料表面の汚染を取り除くために有機洗浄(アセトン,エタノール)及び酸(硝酸,フッ酸)処理を行った後に、原子力機構JRR-3にて中性子照射(1時間又は100時間)を行った。k0法により基板に含まれる微量不純物を評価した結果、4H-SiC, 3C-SiCともに、亜鉛,砒素,臭素,モリブデン,アンチモンが含まれることが判明した。また、これ以外にも、4H-SiCからは鉄,タンタル,タングステン,金が、3C-SiCからはランタンが検出された。

論文

Aspects of $$^{238}$$Pu production in the experimental fast reactor JOYO

逢坂 正彦; 小山 真一; 田中 健哉; 伊藤 正彦; 齊藤 正樹*

Annals of Nuclear Energy, 32(10), p.1023 - 1031, 2005/07

 被引用回数:5 パーセンタイル:35.62(Nuclear Science & Technology)

PPPプロジェクトの一環として、高速実験炉「常陽」にて照射された$$^{237}$$Np-7サンプル中のPu生成量を分析した。$$^{238}$$Pu生成量はスペクトル依存性を有することが分かった。高速炉はスペクトルシフトにより、Puの核変換とともに$$^{238}$$Pu生成炉としても機能する。

論文

Development of Non-destructive Post-Irradiation Examination Technique using High-energy X-ray Computer Tomography

勝山 幸三; 永峯 剛; 松元 愼一郎; 浅賀 健男; 伊藤 正彦; 古屋 廣高

2004 ANS Winter Meeting, 91, 0 Pages, 2004/00

本研究では、X線CT技術を照射済燃料集合体の非破壊試験に適用し、新しい非破壊検査技術を確立した。照射済燃料集合体からの$$gamma$$線放出の影響を低減するため、パルス状に高エネルギーX線を発生させ、それと同期した検出システムを採用した。これによって鮮明な画像を得るとともに、断層画像、3次元画像を得ることにも成功した。この画像により、これまで破壊試験でしか得られなかったデータをも非破壊試験で取得できることになり、作業効率の向上、放射性廃棄物の発生の低減化にも貢献できる。

論文

Current Status of PIE Activities in O-arai Engineering Center of JNC on FBR MOX Fuel

小山 真一; 逢坂 正彦; 滑川 卓志; 伊藤 正彦

Proceedings of 7th International Conference on Nuclear Criticality Safety (ICNC 2003), 0 Pages, 2003/10

ICNC2003(臨界安全に関する国際セミナー)のPIEに関わる特別セッションにおいて、核燃料サイクル開発機構・大洗の照射後試験施設及び技術の概要を、これまでに得ていられる代表的なPIEデータとともに報告する。測定誤差4%内で取得される照射済燃料の燃焼率は、炉心管理データとして反映され、解析ツールの開発やPIE実施に寄与している。また、照射済MOX燃料中のマイナーアクチニド元素(Np、Am)分析により、照射に伴う組成変化を基に、高速炉における核変換特性を明らかにした。

論文

照射後試験用X線CT装置の開発経緯および取得データ評価の現状

永峯 剛; 勝山 幸三; 伊藤 正彦

日本原子力学会誌, 45(9), 556- Pages, 2003/09

原子炉で照射した燃料、材料では高い$$gamma$$線放射のためX線CT技術の適用は不可能と考えられていた。本技術開発では、照射済燃料集合体からの高い$$gamma$$線放射の影響を、パルス状の高エネルギーX線を利用すること等により軽減し、鮮明なX線CT画像を得ることに成功した。非破壊試験による照射済燃料集合体内部の高精度な観察は世界で始めてであり、本技術により、これまで確認できなかった燃料ピン等の配置状況や冷却材流路断面積が測定可能となった。本報告では、照射後試験用X線CT装置の開発経緯と現在進めているX線CTデータを用いた評価の現状

論文

Measurement of Burn-up in FBR MOX Fuel Irradiated up to High Burn-up

小山 真一; 逢坂 正彦; 関根 隆; 両角 勝文; 滑川 卓志; 伊藤 正彦

Journal of Nuclear Science and Technology, 40(2), p.998 - 1013, 2003/02

 被引用回数:23 パーセンタイル:80.59(Nuclear Science & Technology)

核燃料サイクル開発機構の「常陽」MK-II炉心において、0.03$$sim$$125.8GWd/tの範囲で照射された集合体に装荷された燃料ピンの同位体希釈分析による燃焼率測定を行った。運転用ドライバ-燃料及び照射試験集合体用燃料から、それぞれ75試料及び54試料分析した。得られた燃焼率の誤差は4%以内であった。このデ-タを炉心管理用核計算コ-ド「MAGI」及び「ESPRI-J」で計算される燃焼率デ-タと比較した結果,照射による核分裂生成物の蓄積と炉内の反射体による中性子エネルギ-の軟化に伴うと考えられる僅かな差が認められた。しかしながら燃焼率測定値と計算値の差は5%以内であり、良く一致していた。このことは、「常陽」MK-II炉心管理用コ-ドの信頼性が高いことを示している。

論文

Observation of deflection and displacement of fuel pin in irradiated FBR assembly using X-ray computer tomography

勝山 幸三; 永峯 剛; 松元 愼一郎; 伊藤 正彦

Journal of Nuclear Science and Technology, 40(4), p.220 - 223, 2003/00

 被引用回数:18 パーセンタイル:74.27(Nuclear Science & Technology)

高速実験炉「常陽」で照射した炉心燃料集合体のX線コンピュータトモグラフィ試験(以下、CT試験)を実施し、得られたCT断面像から燃料集合体の燃料ピンの配置状況を定量化した。その結果,これまで破壊試験でしか確認できなかった軸方向における燃料ピンの変位挙動を非破壊試験にて把握することが可能となるとともに、「常陽」炉心燃料集合体における最外周燃料ピンのラッパ管側への変位挙動を定量的に明らかにした。

論文

Measurements of the depth profile of the refractive indices in oxide films on SiC by spectroscopic ellipsometry

飯田 健*; 富岡 雄一*; 吉本 公博*; 緑川 正彦*; 塚田 裕之*; 折原 操*; 土方 泰斗*; 矢口 裕之*; 吉川 正人; 伊藤 久義; et al.

Japanese Journal of Applied Physics, Part 1, 41(2A), p.800 - 804, 2002/02

 被引用回数:15 パーセンタイル:52.22(Physics, Applied)

SiCは高周波、高パワー,高温,放射線照射下等、過酷な環境下で動作する素子用材料として優れた物性を持つ。また熱酸化で表面にSiO$$_{2}$$層が形成されMOS構造が作製できるが、酸化層/SiC界面には欠陥が多いため、物性値から期待される性能が得られない。そこで本研究では、分光エリプソメーター(SE)を用いて、その界面欠陥の発生原因を光学的に追究した。試料には、SiC基板を乾燥酸化して得た60nm程度の酸化膜を用いた。これをHF溶液を用いて斜めにエッチングし、酸化膜の光学的周波数分散特性を、膜厚をパラメータとして測定した。得られた値は、セルマイヤーの式を用いたカーブフィッティング法により、屈折率に変換した。その結果、SiC上の酸化層の見かけの屈折率は、Si酸化膜より小さくなった。また、屈折率は酸化膜厚の減少と共にも小さくなり、膜厚が1nm程度では1にまで近づいた。この屈折率の膜厚依存性は、酸化層がSiO$$_{2}$$層と高屈折率界面層から成ると仮定することで説明できる。このことから、酸化層/SiC界面には屈折率の高い界面中間層が存在し、それらが界面欠陥を発生させていると推定された。

論文

高エネルギーX線CTを利用した非破壊照射後試験技術の開発

永峯 剛; 勝山 幸三; 松元 愼一郎; 伊藤 正彦

日本原子力学会和文論文誌, 1(2), p.209 - 219, 2002/00

これまで、照射済燃料集合体内での変形、内部観察を目的とした非破壊透過試験方法として、中性子及びX線を線源としたラジオグラフィが使用されてきた。これらは、透過画像による燃料ペレットの状況や燃料ピンの配列状況などの観察を目的としており、集合体横断面における内部構造物の配置状況の観察はできない。そこで、断層画像を得ることができるX線CT(Computed Tomography:コンピュ-タ断層撮影法)技術を照射済燃料集合体の非破壊試験に適用し、新しい非破壊検査技術を確立した。開発の結果、照射済燃料集合体からの$$gamma$$線放出の効果を低減し、鮮明な透過画像を得るとともに、断層画像、3次元画像も得ることに成功した。本技術報告では、照射後試験用高エネルギ-X線CT装置の概要及び高速実験炉「常陽」の炉心で照射した照射済燃料集合体への適用結果について述べる。

論文

The Fruits and Hope of The Experimental Fast Reactor "JOYO"

宮川 俊一; 柳沢 務; 伊藤 正彦; 鈴木 惣十; 三次 岳志

第13回環太平洋原子力国際会議, 247 Pages, 2002/00

今世紀に必要となるFBRサイクル実現のために、常陽及び隣接するホットセル施設群は多様な試験を実施してきた。常陽では,千体近く照射された燃料や照射リグ等のうち214体が照射後試験に供され、14GWd/tの高燃焼度、燃料溶融限界照射、窒化物燃料による800W/cmの高線出力など多くの成果を得ている。今後,MKIIIの改造の完了のあかつきには、ODS被覆の長寿命燃料照射、環境負荷低減にかかわるMA含有燃料の照射、さらに小規模ではあるが総合的なFBRサイクル試験の実施など、さまざまな計画を推進中あるいは検討中であり、多くの同志の参画を見て、国内外の期待に応えて行きたい。

論文

Heavy irradiation effects in boron carbide

伊藤 正彦; 堂野前 貴子; 山崎 正徳*

10th International Conference on Fusion Reactor Materials, 0 Pages, 2001/00

炭化硼素は高融点材料として、熱的、電気的特性に優れた性質を持つ。高速炉の制御棒材料として使用される他、中性子遮蔽材やインシュレ-タ-として利用可能である。炭化硼素は中性子照射されるとHeガスやトリチウムが生成され、これに伴って、微小亀裂が発生する等組織の変化が生じる。照射量が増すと最終的には焼結体の破壊に至るが、この挙動には照射温度が大きく影響することが明らかとなった。

論文

Measurement of the Central Void Diameter in FBR MOX Fuel by the X-Ray Computer Tomography

勝山 幸三; 永峯 剛; 松元 愼一郎; 伊藤 正彦

Journal of Nuclear Science and Technology, 39(7), 804 Pages, 2001/00

 被引用回数:15 パーセンタイル:67.64(Nuclear Science & Technology)

高速実験炉「常陽」で照射した燃料集合体のX線コンピュータトモグラフィ試験(以下CT試験)を実施し、得られたCT断面像から燃料集合体内の燃料ピンの中心空孔径を定量化する手法を確立した。その結果、燃料集合体を破壊することなく、短時間に中心空孔径を取得することが可能となった。燃料集合体の中心部に装荷された燃料ピン19本では、中心空孔径は線出力にほぼ比例して大きくなる傾向が示された。

論文

Over view of post-irradiation examination facility for fuels and materials development of fast reactor

伊藤 正彦

第3回照射後試験に関する日韓セミナー, 0 Pages, 1999/00

大洗工学センターにおける照射後試験施設(FMF,AGF,MMF)の概要と各施設における照射後試験の内容について述べる。

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