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山田 椋平*; 玉熊 佑紀*; 桑田 遥*; 三枝 裕美*; 渡邊 裕貴; 廣田 誠子*; Jin, Q.*; Cai, Y.*
保健物理(インターネット), 58(3), p.169 - 177, 2023/11
本報告は、2023年6月29日と30日の2日間にわたり開催された第1回日本保健物理学会・日本放射線安全管理学会合同シンポジウム(オンライン)の概要について報告するものである。
中嶌 純也; 廣田 誠子*; 辻 智也; 渡邊 裕貴; 迫田 晃弘; 小林 紀子*
保健物理(インターネット), 58(1), p.13 - 20, 2023/04
本報告は、内部被ばく線量評価に関する国際放射線防護委員会の最新の勧告書であるOccupational Intakes of Radionuclidesシリーズ1-5で用いられているモデル,条件,仮定などを理解することを目的として、日本保健物理学会若手研究会で実施した「ICRP内部被ばく線量評価に関する勉強会」に関するものである。
新井 知大*; 村田 歩*; 渡邊 雄一*; 石原 敏裕*; 深水 良哉*; 武田 聡司*; 江端 清和*; 渡邊 裕貴; 高島 良生*; 金子 順一*
Journal of X-Ray Science and Technology, 31(2), p.237 - 245, 2023/03
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Instruments & Instrumentation)診療放射線技師は、放射線に関する専門的な教育を受けており、医療領域における放射線業務に従事するとともに、患者が抱える放射線被ばくに関する不安の軽減に努めるリスクコミュニケーターとしての役割も担っている。また、2011年3月の福島第一原子力発電所事故の際、避難者の体表面及び携行物品の放射性物質の汚染検査要員として、全国各地域の診療放射線技師が派遣された。本研究では、国立病院機構に所属する診療放射線技師を対象として放射線災害に関する知識及び意識に関する実態調査を実施することにより、放射線災害に関する診療放射線技師のリテラシー及びコンピテンシーを明らかにした。また、日本の診療放射線技師の放射線災害に関する知識及び意識を、原子力発電所の立地地域(隣接地域含む)と非立地地域で比較し、放射線災害に対応可能な診療放射線技師の人材育成の在り方について検討した。
迫田 晃弘; 辻 智也; 廣田 誠子*; 渡邊 裕貴
保健物理(インターネット), 57(2), p.108 - 114, 2022/06
2021年に国際放射線防護委員会(ICRP)は、現在の主勧告であるICRP Publ.103(2007年勧告)の更新に向けて、放射線防護体系の見直しと改訂に着手したことを発表した。そこで本稿では、とりわけ若手の研究者・技術者の関心の向上を目的に、次の2点を報告する。(1)ICRP主委員会と各専門委員会などに参画する我が国メンバーによる討論、(2)保健物理・放射線防護分野の若手が関心を持つ放射線防護のテーマ
渡邊 裕貴; 辻 智也; 廣田 誠子*; 外間 智規; 中嶌 純也; 辻口 貴清*; 木村 建貴*; 小池 弘美*; 中村 夏織*; 桑田 遥*; et al.
保健物理(インターネット), 57(1), p.54 - 64, 2022/03
本報告は、2021年12月1日から12月3日の3日間にかけて開催された第3回日本放射線安全管理学会・日本保健物理学会合同大会の概要について報告するものである。なお、本大会は、日本放射線安全管理学会第20回学術大会、日本保健物理学会第54回研究発表会にあたり、金沢市で実施される予定であったが、COVID-19の感染状況を鑑み、Webでの開催となった。
高田 千恵; 中野 政尚; 宗像 雅広; 吉田 忠義; 横須賀 美幸; 山田 純也; 前田 英太; 渡邊 裕貴; 富岡 哲史; 百瀬 琢麿
no journal, ,
万一の原子力緊急事態発生時、放射線防護分野の専門家には各所で専門性を活かした適切な情報発信・支援・指導・助言等を行うことが望まれる。放射線安全規制研究戦略的推進事業費(放射線防護研究分野における課題解決型ネットワークとアンブレラ型統合プラットフォームの形成)事業(20172021年度)の一環として「緊急時放射線防護検討ネットワーク(以下、「NW」という。)」では、必要な知識・スキルを持った専門家の育成・確保に向けた取り組みを行った。
渡邊 裕貴; 細見 健二; 金子 順一*; 新井 知大*; 高田 千恵
no journal, ,
モンテカルロシミュレーションを用いた体外計測法の高度化の一環として肺モニタ(Ge検出器)及び校正用ファントムの計算モデル化を進めている。本発表では、人体の組織・臓器の形状及び組成を模擬したLLNL Torso Phantomについて、X線CT装置で撮像したCTデータからボクセルデータへ変換する方法にて計算モデル化し、ファントム中の肺形状線源(Am-241及びPu-239)による・X線スペクトルについて、シミュレーション及び実測での結果を報告する。
高田 千恵; 渡邊 裕貴; 横山 裕也; 山際 彩織; 奥山 駿; 生天目 聖; 西村 周作
no journal, ,
一般に、外部被ばくも内部被ばくも被ばく線量が同じであれば人体への影響は同等と考えることができるが、線量を低減させるための措置は両者で大きく異なり、内部被ばくには医療措置により将来の被ばく量を低減させる(本発表ではこれを「医療介入」とよぶ)ことができうるという特徴がある。この医療介入には、薬剤(放射性ヨウ素に対する安定ヨウ素剤、放射性セシウム・タリウムに対するプルシアンブルー、プルトニウム等に対するキレート剤等)の投与、肺等の臓器や創傷皮膚の洗浄(除染)等があるが、方法の選択、実施の可否・是非は、対象者の容態、摂取された放射性同位元素の種類・量等を総合的に勘案して決定・判断される必要がある。しかし、内部被ばくは発生頻度が極めて低いこともあり、医療従事者のなかで共通に認識された判断めやす等はない。また被ばくに関する情報は事業者側から提供される必要があるが、内部被ばくの評価は非常に難易度が高く、情報提供のタイミングや情報の精度に係る実態は、必ずしも医療側のニーズ・認識どおりではない。原子力施設やRI施設では、線源の閉じ込め及び防護衣・呼吸保護具等の装備により、作業者の内部被ばくの防止を図っているが、特に施設の廃止措置においては「閉じ込め」を開放しながら進める必要があり、発生リスクが高まることは明白である。さらに事故後の福島第一原子力発電所では、取り扱う放射性物質の核種組成や濃度、管理対象となる作業の状況・従事者数等が国内外の既存施設とは大きく異なっており、複雑かつ高難度の対応が求められる事象が発生する可能性は高い。われわれはこのような状況を受け、内部被ばく事象が発生した際、事業者(現場監督者や放射線管理要員を含む)・医療従事者がそれぞれの立場で適切に対応するために共通的に使用する管理システムの開発に着手した。本発表では、この検討のモチベーション,体制,目指すゴールを紹介する。(「廃炉・汚染水対策事業費補助金(安全システムの開発(被ばく線量評価のための分析手法の技術開発))」に係る補助事業にて実施)
渡邊 裕貴; 細見 健二; 川崎 晃平*; 江崎 巌*; 高田 千恵
no journal, ,
福島第一原子力発電所には、Csなどの
(
)核種に加え、
Amなどの
核種、
Sr-
Yなどの純
核種等の多様な核種が存在しており、廃炉作業で万一内部被ばくした場合、同時に複数核種を摂取することになる。
AmやPuの吸入摂取時に用いられる肺モニタは、低エネルギーの
線や特性X線を測定対象としていることから、同時摂取により肺中に共存する
Cs及び
Sr-
Yが妨害核種となり、Ge結晶内でのコンプトン散乱や
線の制動放射によって測定対象核種の
線スペクトルのベースライン(カウント数)が増加することが想定される。そこで本研究では、複数核種の同時摂取に対する肺モニタ測定の適用性を、ICRP Publ.110のボクセルファントム(以下、ICRPファントム)を用いたモンテカルロシミュレーションにより評価したので報告する。
橋本 崇紀*; 佐久間 修平; 細見 健二; 渡邊 裕貴; 海野 基義; 高嶋 秀樹
no journal, ,
積算形中性子個人線量計の規格では、臨界事故等の高線量被ばくを対象外としていることから、中性子個人線量計の線量上限は20mSvとなっている。しかし、緊急作業時の線量限度は、東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所事故の際に250mSvに引き上げられたことから、中性子個人線量計に対しても線量限度である250mSvに対応できることが望まれる。本研究では、CR-39と呼ばれるPADC検出器を用いた中性子個人線量計に対して、5MeVの単色中性子を1mSvから300mSvまで照射する試験を実施し、緊急作業者に対する線量限度である250mSvを評価できることを確認した。
高橋 映奈; 渡邊 裕貴; 藤澤 真; 細見 健二
no journal, ,
放射性物質を取り扱う作業者の創傷汚染を想定し、可搬性が高く、エネルギースペクトル測定可能なCdZnTe検出器を用いた創傷汚染測定法の開発を行っている。今回、CdZnTe 検出器の性能試験及び放射性核種の種類、線源位置等の測定条件を変化させた試験を実施し、計算コードPHITSを用いて検出器の計算モデルを構築した。このモデルとICRPファントムを組み合わせて、実際の創傷汚染測定を模擬した条件にてシミュレーションを行ったので報告する。
渡邊 裕貴; 細見 健二
no journal, ,
創傷汚染による内部被ばくの場合、鼻や口を経路とした吸入摂取や経口摂取と異なり、創傷部から放射性物質が体内に取り込まれ、直接血中に移行する可能性がある。特に、Am等の
線放出核種による汚染では預託実効線量が大きくなることが予想され、事故初期において体内除去剤の投与や外科的手術等の医療処置の実施を判断するためには、創傷部の残留量(Bq)を推定することが重要である。そこで今回、精密型全身カウンタとして用いられる体外計測機器(Ge半導体検出器)を応用した創傷汚染測定法の開発を行った。本研究では様々な創傷形状に適用するため、ICRP Publ.145のメッシュファントムを用いたモンテカルロシミュレーションを実施し、創傷形状ごとの計数効率を評価したので報告する。
黒江 彩萌; 高田 千恵; 高畠 英治; 渡邊 裕貴; 細見 健二; 中山 直人; 森藤 将之; 宮内 亨
no journal, ,
令和3-4年度に実施した廃炉・汚染水対策事業において、東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置作業に従事する作業者が放射性核種の摂取により内部被ばくした場合に、事業者(現場監督者や放射線管理要員を含む)及び医療機関(医療従事者)がそれぞれの立場で適切に行動するために共通的に使用する対応システムの開発に着手した。検討会及び多くの関係者の尽力により、令和4年度末に内部被ばく線量評価から医療対応までのプロセスを総合的に包括した対応システムとして「放射性核種による内部被ばく/創傷部汚染に対する医療対応プロトコール」(以下「プロトコール」という。)の試案が完成した。しかし、この試案の検討過程で以下3点の課題、(1)プロトコールは少数の被ばく者を想定しており、多数の被ばく者が発生した場合にも適用可能なものを目指す必要があること、(2)個人情報保護、マスコミ対応、精神看護学を含めた汚染傷病者のリスクコミュニケーション等の社会・人文分野の課題について有識者から意見を聴取した結果、作業者の被ばくを対象とした検討・研究は前例がほとんどなく、専門家間でのコンセンサスを得るため、さらなる掘り下げが必要であること、(3)プロトコールが国内で幅広く活用されるためには 標準化が必要であること、があがった。そこで、今期(令和5-6年度)はこれらの課題解決に向けて、「多数被ばく者発生時の対応」、「個人情報保護やマスコミ対応等の社会・人文分野」に重点を置き、会議体の設置開催,専門家への意見聴取等による調査・検討を行い、プロトコールの改良に着手した。また、プロトコールが国内関係者に広く認知・参照されるために、国内標準化に向けた既存の標準文書の制定状況等に関する調査及び標準化に必要なプロセスの明確化に係る検討も開始した。本発表では、発表時点における上記の調査・検討状況を紹介する。
佐久間 修平; 渡邊 裕貴; 高橋 映奈; 細見 健二
no journal, ,
放射性物質を取り扱う作業において創傷を伴う汚染が発生した場合、鼻や口を経路とした吸入摂取や経口摂取と異なり、創傷部から放射性物質が体内に取り込まれて、直接血中に移行し被ばく線量が大きくなる可能性がある。先行研究にて体外計測機器を応用した創傷汚染測定法を開発し、線核種の検出下限値(Bq)を評価した。本研究では、皮膚線量評価計算コードVARSKINのWound Doseモードを用いて、先行研究で得られた検出下限値を設定し、様々な条件(汚染の形状、創傷の深さ、放射性核種など)における被ばく線量を評価したので報告する。
渡邊 裕貴; 中村 圭佑; 赤須 昂平; 奥山 駿; 並木 篤
no journal, ,
福島第一原子力発電所事故により放出された放射性核種(以下、福島原発由来核種)が東海再処理施設に降り注ぎ、線核種に対する通常管理が困難となった。そのため、福島原発由来核種の影響時における放射線管理方法について定め、運用してきた。その後、福島原発由来核種の影響が低減したことから、平成26年4月1日より放射線管理方法を福島原発事故前の通常管理へと復帰させた。本発表では、福島事故直後から現在までの福島原発由来核種による影響の推移について報告する。そのうえで福島原発事故前の通常管理へ復帰したことの妥当性を検証した。
高橋 映奈; 渡邊 裕貴; 佐久間 修平; 藤澤 真; 會澤 薫; 細見 健二
no journal, ,
放射性物質を取り扱う作業者の創傷汚染が発生した際の初動対応を想定し、可搬性が高く、エネルギースペクトル測定可能なCdZnTe検出器を用いた創傷汚染測定法の開発を行っている。今回、CdZnTe検出器実機の性能試験及び、線源位置等の測定条件を変化させた試験を実施し、試験結果を再現するように検出器の計算モデルを構築した。この計算モデルを用いて、創傷汚染測定を想定した計算シミュレーションを行い、計数効率、検出下限値等の創傷汚染の測定条件を評価したので報告する。
今橋 淳史; 中村 圭佑; 渡邊 裕貴; 並木 篤; 高橋 芳晴*; 衣川 信之*
no journal, ,
近年、様々な分野にてウェアラブル端末を用いた無線通信方式の機器開発及びその実用化が活発となっている。これを放射線作業管理に応用することで、リアルタイムの線量情報や作業場所に関する情報の取得が可能となり、より安全で効率的な放射線作業管理が期待される。そこで本研究では、再処理施設におけるセル内放射線作業の作業管理の高度化を目的として、無線通信機能を有する線量計及びメガネ型表示端末を組み合わせた放射線作業管理システムの現場適用性評価を行った。
渡邊 裕貴; 中野 政尚; 吉田 忠義; 高田 千恵; 早川 剛; 百瀬 琢麿
no journal, ,
放射線安全規制研究戦略的推進事業費(放射線防護研究分野における課題解決型ネットワークとアンブレラ型統合プラットフォームの形成)事業の一環として緊急時放射線防護ネットワーク構築に関する検討に取り組み、万一の緊急事態発生時に、教育研究機関,原子力事業所等の放射線防護分野の研究者/技術者,放射線管理員が、専門性を生かして適材適所で災害支援をするには平常時よりどのような活動を行っていくことが必要か検討を行っている。その概要を2020年6月の日本保健物理学会において報告し、ネットワークのあり方等について意見を集約した。今回、ネットワークの制度設計の概要と緊急時環境モニタリングや避難退域時検査を専門的な立場で支援する要員の育成のあり方の検討状況を報告する。
高田 千恵; 中野 政尚; 宗像 雅広; 吉田 忠義; 横須賀 美幸; 山田 純也; 前田 英太; 渡邊 裕貴; 富岡 哲史; 百瀬 琢麿
no journal, ,
放射線安全規制研究戦略的推進事業費(放射線防護研究分野における課題解決型ネットワークとアンブレラ型統合プラットフォームの形成)事業(20172021年度)の一環として、万一の緊急事態発生時に専門性を活かした支援・指導・助言等が適切に実施できる、放射線防護分野の専門家の確保と育成に向け、教育・訓練、最新情報や課題に対する関係者間での認識共有等、平常時に行うべき活動(緊急時放射線防護ネットワーク活動。以下、「NW」という。)のあり方等を検討している。
佐久間 修平; 渡邊 裕貴; 黒江 彩萌; 滝本 美咲; 高嶋 秀樹; 高田 千恵; 辻村 憲雄
no journal, ,
水晶体等価線量限度を引き下げる法令改正を受け、核燃料サイクル工学研究所では、グローブボックス作業時など線量の高い環境で鉛含有の防護メガネを着用する際は、眼近傍に着用する水晶体用線量計を用いることとなった。線源となるグローブボックスには、内部の装置,壁面全体に放射性物質が付着しており、様々な方向から放射線の入射が想定される。本研究では防護メガネを着用した作業者と線源の位置関係に着目し、水晶体用線量計の着用位置と実際の眼の水晶体位置での被ばく線量の差異を評価するため、校正場での照射試験及び作業現場での着用試験を実施した。その結果、作業者と線源の位置関係によらず、水晶体用線量計によって水晶体等価線量を適切に評価できることが分かった。また、線種や放射線の入射方向によっては、防護メガネでは防護できない状況が起こり得ることも分かったので、今後はその場合の防護策について検討する必要がある。