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P.Hvelplund*; 俵 博之*; 小牧 研一郎*; 山崎 泰規*; 黒木 健郎*; 渡辺 比呂志*; 川面 澄*; 左高 正雄; 今井 誠; 金井 保之*; et al.
Journal of the Physical Society of Japan, 60(11), p.3675 - 3678, 1991/11
被引用回数:9 パーセンタイル:62.48(Physics, Multidisciplinary)タンデム加速器から得られた56MeVのSiイオンとヘリウム原子の衝突で放出されたバイナリー電子をイオンビームに対し0度の方向で測定し、その強度の入射イオン電荷(6+~14+)に対する依存性を調べた。その結果はフッ素イオンを用いて研究したRichardらの結果と定性的に一致し、入射イオン電荷が小さくなるとバイナリー強度が大きくなった。またイオンの外側のスクリーニングを考慮したTaulbiergの理論値と本測定値とは良い一致を見た。
川面 澄*; 左高 正雄; 楢本 洋; 今井 誠; 小牧 研一郎*; 山崎 泰規*; 黒木 健郎*; 金井 保之*; 神原 正*; 粟屋 容子*; et al.
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 53(4), p.421 - 425, 1991/04
被引用回数:16 パーセンタイル:82.98(Instruments & Instrumentation)高エネルギー(64MeV、90MeV)多価イオン(S,S
,Sc
)と原子・固体との衝突において0度方向(ビーム方向)に放出される2次電子のエネルギースペクトルを測定した。そのスペクトルの中で入射イオンから放出される電子に着目して研究を行なった。S
、Sc
イオンからのスペクトル線は2p空孔に起因する遷移による多くの線から構成され、S
イオンからのものは1s
2pnlからのコスタークロニッヒ遷移によるスペクトル線で構成されているものと同定された。さらに固体ターゲットと気体ターゲットの違いによるイオンの励起過程の変化、3電子が関与するオージェ過程について議論された。
川面 澄*; 左高 正雄; 山崎 泰規*; 小牧 研一郎*; 金井 保之*; 楢本 洋; 黒木 健郎*; 神原 正*; 粟屋 容子*; 中井 洋太; et al.
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 48, p.103 - 106, 1990/00
被引用回数:17 パーセンタイル:82.12(Instruments & Instrumentation)原研タンデム加速器を用いて多価イオンの0゜電子分光を行った。64MeVSイオンとHeガス及び炭素薄膜との衝突においてイオンからイオンビーム方向に放出される電子のスペクトルを測定し、Heと炭素薄膜との標的に違いによる変化を研究した。電子スペクトルは多くのピークから成っているが、それらは1S
2pnl-1S
2sel(n=9~19)のCoster-Kronig遷移によるものと同定された。特にn=9の自動電離に関して、角運動量(l)分布が測定され、炭素薄膜との衝突においてイオンの高いl状態が作られることがわかった。
粟屋 容子*; 日野 健一*; 月出 章*; 金井 保之*; 川面 澄; 黒木 健郎*; H.Vogt*; 山崎 泰規*; 渡部 力*
Lecture Notes in Physics, Vol.294, p.185 - 196, 1988/00
高エネルギー重イオンを用いた放射性電子捕獲(REC)の研究の概略を述べると共に、K-及びL-RECX線スペクトルの角度の依存性に関する理論的研究と実験的研究の結果を述べる。