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Yakushev, A.*; Lens, L.*; Dllmann, Ch. E.*; Khuyagbaatar, J.*; J
ger, E.*; Krier, J.*; Runke, J.*; Albers, H. M.*; 浅井 雅人; Block, M.*; et al.
Frontiers in Chemistry (Internet), 10, p.976635_1 - 976635_11, 2022/08
被引用回数:8 パーセンタイル:86.69(Chemistry, Multidisciplinary)114番元素フレロビウム(Fl)は現在その化学的性質が研究されている最も重い元素である。Flに関する最初の化学実験では、Flは貴ガス的な性質を持つ元素であると報告された。一方、2番目の研究では、Flは揮発性金属の性質を示すと報告された。より信頼性の高い結論を得るため、我々は更なる実験的研究を行い、二酸化ケイ素と金表面におけるFlの吸着挙動を調べた。その結果、Flは揮発性金属の水銀よりも高い揮発性と低い反応性を示し、一方、貴ガスのラドンよりは反応性が高いことを明らかにした。
Kozulin, E. M.*; Knyazheva, G. N.*; Itkis, I. M.*; Itkis, M. G.*; Mukhamejanov, Y. S.*; Bogachev, A. A.*; Novikov, K. V.*; Kirakosyan, V. V.*; Kumar, D.*; Banerjee, T.*; et al.
Physical Review C, 105(1), p.014607_1 - 014607_12, 2022/01
被引用回数:6 パーセンタイル:92.72(Physics, Nuclear)Asymmetric fission in the neutron-deficient Hg region was first observed about 10 years ago at ISOLDE, and caused a revision of the current understanding of fission in this region. In this work, the fission of Hg and
Pd were studied using the time-of-flight spectrometer CORSET at the Flerov Laboratory in Dubna. The observed fission fragments mass distributions of the different isotopes suggest the presence of four concurrent fission modes, one symmetric and three asymmetric fission modes. The asymmetric modes differ in the total kinetic energies and fragment mass splits. These results point out the existence of a well deformed proton shell at
=36 and a less deformed proton shell at
=46.
Bogachev, A. A.*; Kozulin, E. M.*; Knyazheva, G. N.*; Itkis, I. M.*; Itkis, M. G.*; Novikov, K. V.*; Kumar, D.*; Banerjee, T.*; Diatlov, I. N.*; Cheralu, M.*; et al.
Physical Review C, 104(2), p.024623_1 - 024623_11, 2021/08
被引用回数:10 パーセンタイル:89.8(Physics, Nuclear)Hg及び
Pb核の非対称及び対称核分裂モードの研究のため、
Ar +
Sm,
Ca +
Sm反応で生成した
Hg及び
Pbの質量-エネルギー分布の測定を行った。クーロン障壁エネルギー近傍のエネルギーにおいて、質量-エネルギー分布は二重アーム飛行時間型スペクトロメータCORSETを用いて測定し、以前に測定した
Pb同位体と比較した。結論として、
Hgと
Pb核の非対称核分裂の研究特性はZ
36では変形した陽子殻の存在を、Z
46では変形しない陽子殻の存在を指摘した。
Khuyagbaatar, J.*; Yakushev, A.*; Dllmann, Ch. E.*; Ackermann, D.*; Andersson, L.-L.*; 浅井 雅人; Block, M.*; Boll, R. A.*; Brand, H.*; Cox, D. M.*; et al.
Physical Review C, 102(6), p.064602_1 - 064602_9, 2020/12
被引用回数:30 パーセンタイル:97.27(Physics, Nuclear)原子番号119及び120を持つ超重元素の合成を目指した探索実験を、それぞれTi+
Bk及び
Ti+
Cf核融合-粒子蒸発反応を用いて、ガス充填型反跳分離装置TASCAにて実施した。4ヶ月間におよぶビーム照射実験を行ったが、どちらの元素も検出されず、その生成断面積の上限値は65fb及び200fbであった。119, 120番元素が観測されなかった理由について、安定の島領域の超重元素の核分裂障壁の高さを予測する様々な理論計算値を用いて、核融合-粒子蒸発反応の概念を用いて議論した。
Khuyagbaatar, J.*; Yakushev, A.*; Dllmann, Ch. E.*; Ackermann, D.*; Andersson, L.-L.*; 浅井 雅人; Block, M.*; Boll, R. A.*; Brand, H.*; Cox, D. M.*; et al.
Physical Review C, 99(5), p.054306_1 - 054306_16, 2019/05
被引用回数:21 パーセンタイル:91.06(Physics, Nuclear)Ca+
B融合反応を用いて117番元素(Ts)合成実験を行い、117番元素に起因すると思われる4つの
崩壊連鎖を観測した。うち2つは長い崩壊連鎖で、
Tsの
崩壊に起因するものと同定された。他の2つは短い崩壊連鎖で、
Tsの
崩壊に起因すると考えると矛盾しない。今回の結果と過去の文献値を比較したところ、今回の我々の結果は過去の文献値をほぼ再現し、117番元素合成の事実を強く再確認する結果となった。
Lens, L.*; Yakushev, A.*; Dllmann, Ch. E.*; 浅井 雅人; Ballof, J.*; Block, M.*; David, H. M.*; Despotopulos, J.*; Di Nitto, A.*; Eberhardt, K.*; et al.
Radiochimica Acta, 106(12), p.949 - 962, 2018/12
被引用回数:6 パーセンタイル:55.43(Chemistry, Inorganic & Nuclear)半減期449秒の短寿命同位体を用いて、水銀(Hg), タリウム(Tl), 鉛(Pb)の単一原子レベルでのSiO
及びAu表面への固体吸着挙動をオンライン気相実験により調べた。超重元素Cn, Nh, Flの吸着エンタルピー測定のためのモデル実験として実施した。短寿命同位体はドイツ重イオン研究所の反跳核分離装置TASCAを用いて生成・分離した。生成核はヘリウムガス中に捕集された後、SiO
あるいはAuで表面を覆われたSi検出器で作製されたガスクロマトグラフィーカラムへと導入した。短寿命Tl及びPb同位体は室温においてSiO
表面に吸着し、Si検出器で測定することに成功した。一方、HgはSiO
表面には吸着せず、Au表面に吸着した。この結果より、本実験のセットアップを用いることで短寿命Hg, Tl, Pb同位体の吸着特性を調べることができると証明され、この手法がCn, Nh, Flの実験にも適用できることが確認された。
Khuyagbaatar, J.*; Yakushev, A.*; Dllmann, Ch. E.*; Ackermann, D.*; Andersson, L.-L.*; 浅井 雅人; Block, M.*; Boll, R. A.*; Brand, H.*; Cox, D. M.*; et al.
Physical Review Letters, 112(17), p.172501_1 - 172501_5, 2014/05
被引用回数:201 パーセンタイル:98.48(Physics, Multidisciplinary)ドイツ重イオン研究所のガス充填型反跳核分離装置TASCAを用いてCa +
Bk核融合反応で生成する原子番号117の超重元素の観測に成功した。この結果は、過去にロシアのフレーロフ研究所が報告した117番新元素の結果を再確認するもので、117番元素の合成及び発見を確かなものとする成果である。一方、117番元素からの
崩壊連鎖の最後の原子核は、過去に報告された
Dbではなく、未知核種
Lrであり、
Dbは非常に長い寿命を持つ
崩壊核種であることを明らかにした。
Forsberg, U.*; Golubev, P.*; Sarmiento, L. G.*; Jeppsson, J.*; Rudolph, D.*; Andersson, L.-L.*; Ackermann, D.*; 浅井 雅人; Block, M.*; Eberhardt, K.*; et al.
Acta Physica Polonica B, 43(2), p.305 - 311, 2012/02
Caビームとアクチノイド標的を用いて合成される超重元素の原子番号と質量数は、実験的に直接決定されておらず、新元素同定という意味では疑念が残る。本研究は、それらの超重元素の原子番号を特性X線の観測により直接同定することを目的とする。超重元素の合成と分離には、ドイツ重イオン研究所のガス充填型反跳核分離装置TASCAを用い、その焦点面に高効率の
-
-electron同時計数測定装置を構築した。反跳核の輸送効率と収束性を実測し、シミュレーションと比較した。115番元素のX線測定を実現するのに十分な性能を達成した。