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加藤 仁三*; 武田 伸荘*; 野村 幸広*; 石黒 秀治*
PNC TN843 80-17, 107 Pages, 1980/05
再処理工場においてEP等によるベータ線,ガンマ線混在場での局部被曝線量のうち,ベータ線による被曝量が増えている。この為市販型のTL指リング線量計を使用して来たが,線量計の構造上防水性が悪く,線量評価上も測定精度に問題点があった。これに対処する為,新たにベータ線,ガンマ線分離測定可能である(ベータ+ガンマ)線用TL指リング線量計が概念設計及び作製を行った。特にベータ線,ガンマ線の分離測定精度を得る為,線量計の構造について各種の特性試験を実施した。更に作製した指リング線量計のガンマ線応答,ベータ線応答及び各種の混在照射試験結果よりベータ線ガンマ線の分離評価式を算出した。又,プル燃部等でのPuを取扱うグローブボックス作業に従事する作業員の局部被曝線量は,従来,ガラス指リング線量計を用いてガンマ線による被曝量を評価して来たが,測定にかなりの時間と労力を要した。この為,より迅速測定可能でかつ測定精度の向上を計る目的で,新たにTLDを用いたガンマ線用TL指リング線量計の概念設計及び作成を行った。この線量計の特性試験及び線量評価式を算出した。これらのTL指リング線量計を用いて特に皮膚不感層直下部位での吸収線量評価上の問題点について検討した。
加藤 仁三*; 小泉 勝三; 高塩 一教*; 石黒 秀治*
PNC TN841 79-52, 66 Pages, 1979/11
肺に吸入摂取したPuおよびSUP241/Amを体外から計測するため,NaI/CaI二重結晶を検出器に持つ肺モニタを校正した。校正用線源にはSUP241/Amを分離したPuとSUP241/Am線源を用い,ファントムには"ランド"を使用した。ファントム実験から得た結果をヒトに適用する際に問題となるPu同位体組成比,胸部軟組織厚さ,およびSUP241/Amの影響について検討した。Puの同位体組成比に対する補正方法としてX/アルファー比を用いる方法を提案した。実用的に使用されているPuについてX/アルファー比を計算した結果,SUP239/Puが97%のものと48%のものではX/アルファー比は約2倍異なる。胸部軟組織厚さは,断層超音波装置を用いて成人男子60名について実測した。Puの17KeVエネルギー領域のLX線を用いて解析する場合,胸部軟組織厚さの影響は大きい。極端にやせたヒトと極端に太ったヒトとでは肺中に同じ放射能のPuがあっても,肺モニタの計数率は約4倍変化する。SUP241/Amが存在する時には,まずSUP241/Amを60KeVから定量し,別に求めたPu/SUP241/Am比を用いて間接的にPuを定量する方法が現実的である。ヒトを測定した時の実際の検出限界を検討した結果,原子炉級のPu(SUP239/Puが78%)について,50分計測で7nCiの値を得た。SUP241/Amの60KeVに対する検出限界は,50分計測で0.3/SUB3/nCiの値を得た。
加藤 仁三*; 石田 順一郎; 坂本 源二*; 竹田 誠一
PNC TN841 78-63, 21 Pages, 1978/11
六フッ化ウランが施設内に漏洩した場合に,その漏洩を迅速に検出し警報を発することができる各種機器について性能実験をおこない,六フッ化ウラン使用施設への適用性について検討をおこなった。
加藤 仁三*; 石田 順一郎
PNC TN843 78-04, 21 Pages, 1978/05
HEPAフィルターを数段直列につないだ排気ろ過システムの空気中の微粒子補集効率に関して文献を調査し報告する。
加藤 仁三*; 石田 順一郎; 吉崎 裕一*; 野村 幸広*; 竹田 誠一; 石黒 秀治*
PNC TN841 77-45, 42 Pages, 1977/08
小型の密封容器(3m3)中へ漏洩した六フッ化ウランエアロゾルを対象として,放射性物質濃度,粒子径分布等の測定をおこなった。これらの結果を報告する。
加藤 仁三*; 日野田 長夫*; 桑名 克己*; 吉田 守; 磯部 芳弘*; 石川 久*
PNC TN843 77-04, 42 Pages, 1977/06
プルトニウム燃料部第2開発室のペレット製造工程を中心に、常時作業に従事する場所での空気流を煙の動きを観察する方法によって調査した。第2開発室内での空気流線の観察結果、特徴的なこととして次の3点が明らかになった。(1)局所的に強い空気流が観察されるが、通常の作業域での空気流は、0.1m/sec前後の弱いものである。(2)上昇流が比較的多く認められた。(3)ペレット製造工程では、グローブボックスと給気口との位置関係からグローブボックス間の流線が3つのパターンに分類できることが認められた。なお、調査の結果は可能な限り図面に表現するようにし、部屋単位の流線観察図を作成した。観察結果から共通的な事柄や特徴的なことを見い出すとともに、それらの結果に基ずき、空気汚染発生時の初期行動や効果的な空気モニタリング法についても検討を加えた。
加藤 仁三; 渡部 孝三; 村主 進
応用物理, 32(6), p.380 - 384, 1963/00
気密電離箱は放射性ガス測定に有用な測定器であり、その特性のいくつかは発表されているが、筆者らは内寸法114mm150mmの円筒形電離箱(内容積1,500cc)につき、実用上の見地から、空気中に微量の放射性ガスが混入しているときの電離箱の効率および電離電流のエネルギ特性等を求めたので、その結果を報告する。また電離箱の形状の多少異なつた場合についても言及する。
福田 整司; 加藤 仁三; 大西 武; 渡部 孝三; 大久保 勝一; 大内 正房; 礒崎 濶; 関 守; 三戸 規生; 鶴尾 昭; et al.
JAERI 1028, 55 Pages, 1962/10
日本原子力研究所に設置された第2号研究用原子炉JRR-2(シカゴ・パイル-5型・熱出力10MW)は1960年10月1日臨界に達し、その後原子炉特性試験,1MW出力上昇試験が行われて、きわめて順調に運転が続けられている。この報告書はJRR-2の臨界前後から1MW出力上昇試験及び1MW出力連続運転、すなわち次の期間、(1)燃料準備:1960年8月1960年9月、(2)臨界実験及び特性試験:1960年10月1961年2月、(3)1MW上昇試験1961年3月1961年4月、(4)連続運転試験:1961年5月1961年9月において、保健物理部放射線管理室が行った放射線モニタリングの記録である。