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小林 伸雄*; 田崎 啓介*; 加納 さやか*; 坂本 咲子*; 中務 明*; 長谷 純宏; 鳴海 一成
JAEA-Review 2008-055, JAEA Takasaki Annual Report 2007, P. 70, 2008/11
本研究では、花色及び花姿の突然変異を誘導するために、ツツジ4品種(, , 及び var. )の種子に220MeV炭素イオンビームを0から50Gy照射した。とについては20Gy照射区まで生存し、また、と var. は30Gy照射区まで生存できた。発芽率は非照射区で最も高かったが、生存率は非照射区よりも低線量照射区の方が高かった。これは、イオンビーム照射による刺激効果によるものであろう。斑入りの葉を持つものが幾つかの苗木で観察された。矮性や発育阻害も観察された。
小林 伸雄*; 坂本 咲子*; 中務 明*; 長谷 純宏; 鳴海 一成
JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 87, 2008/03
本研究では、花色及び花姿の突然変異を誘導するために、ツツジ4品種の種子及び「千重大紫」の葉片培養物に220MeV炭素イオンビームを照射した。種子については30Gy以上の線量で発芽率が著しく低下し、品種間で若干の違いがあるものの、突然変異を誘発するための最適線量は10から40Gyと見積もられた。葉片培養物については8Gy以上で、線量依存的にカルスの再生率が低下し始め、最適線量は4から8Gyと見積もられた。今後は、イオンビーム照射した芽原基から再生した植物体を用いて、突然変異解析を進める。
小林 伸雄*; 坂本 咲子*; 中務 明*; 長谷 純宏; 横田 裕一郎
JAEA-Review 2006-042, JAEA Takasaki Annual Report 2005, P. 96, 2007/02
本研究では、ツツジの種子及び培養葉片にイオンビームを照射することで、花色変異体や形態変異体を取得し、花の形・器官の変異に関係するホメオティック遺伝子や花色変異に関係するアントシアニン生合成遺伝子など、イオンビーム誘発突然変異に重要と考えられる遺伝子を解析することを目的とした。120Gy以上の炭素イオン照射は、ヤマツツジ種子の発芽を完全に抑制した。適正照射線量は、20Gy付近であると推定された。また、オオムラサキツツジの葉片培養物の再生率は、照射線量の増加とともに減少する傾向にあった。葉片培養については、温度,培地などの条件をさらに至適化する必要があると考えられた。
坂本 咲子*; 小林 伸雄*; 中務 明*; 長谷 純宏; 鳴海 一成
no journal, ,
イオンビームは線に比べて生物効果が高く、新しい突然変異誘発原として期待されている。本研究では、ツツジ種子へのイオン照射により突然変異を誘導するための基礎研究として、照射線量や種の違いによる発芽率の検討を行った。ヤマツツジ,キシツツジ,オキシャクナゲ,レンゲツツジの種子を供試し、炭素イオンを照射した。照射した種子はミズゴケ上に播種し、播種後6週間後に発芽率を調査した。第1回目に0-100Gyで照射したところ、各種子とも40Gyで急激に発芽率が低下し、60Gy以上ではほとんど発芽が見られなかった。第1回目照射の結果から、第2回目では0-50Gyの範囲で照射線量を設定し、発芽率を調査した。各種子とも、照射線量が増加するにしたがい発芽率が低下し、子葉展開に至らないものが増加した。20Gy区において、キシツツジでは子葉先端の分岐、レンゲツツジではアルビノなどの変異がみられたが、その後枯死した。第1, 2回目のヤマツツジ及びレンゲツツジでは、他のツツジに比べて高照射線量においての発芽がみられた。変異体作出を目的としたツツジ種子に対するイオンビーム照射線量は、種によって多少異なるが20-40Gy程度であると考えられる。