検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

イオンビーム照射が各種ツツジ種子の発芽に及ぼす影響

Effect of ion beam irradiation on the seed germination of some Rhododendron species

坂本 咲子*; 小林 伸雄*; 中務 明*; 長谷 純宏; 鳴海 一成

Sakamoto, Sakiko*; Kobayashi, Nobuo*; Nakatsuka, Akira*; Hase, Yoshihiro; Narumi, Issei

イオンビームは$$gamma$$線に比べて生物効果が高く、新しい突然変異誘発原として期待されている。本研究では、ツツジ種子へのイオン照射により突然変異を誘導するための基礎研究として、照射線量や種の違いによる発芽率の検討を行った。ヤマツツジ,キシツツジ,オキシャクナゲ,レンゲツツジの種子を供試し、炭素イオンを照射した。照射した種子はミズゴケ上に播種し、播種後6週間後に発芽率を調査した。第1回目に0-100Gyで照射したところ、各種子とも40Gyで急激に発芽率が低下し、60Gy以上ではほとんど発芽が見られなかった。第1回目照射の結果から、第2回目では0-50Gyの範囲で照射線量を設定し、発芽率を調査した。各種子とも、照射線量が増加するにしたがい発芽率が低下し、子葉展開に至らないものが増加した。20Gy区において、キシツツジでは子葉先端の分岐、レンゲツツジではアルビノなどの変異がみられたが、その後枯死した。第1, 2回目のヤマツツジ及びレンゲツツジでは、他のツツジに比べて高照射線量においての発芽がみられた。変異体作出を目的としたツツジ種子に対するイオンビーム照射線量は、種によって多少異なるが20-40Gy程度であると考えられる。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.