Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
堂田 哲広; 大島 宏之; 上出 英樹; 渡辺 収*; 大久保 良幸*
Proceedings of 14th International Topical Meeting on Nuclear Reactor Thermal Hydraulics (NURETH-14) (CD-ROM), 13 Pages, 2011/09
ナトリウム冷却高速実用炉(JSFR)の崩壊熱除去系として完全自然循環式崩壊熱除去系が採用されている。完全自然循環システムの成立性を評価する目的で、定格運転状態から自然循環崩壊熱除去状態への移行時における炉心最高温度評価手法を開発した。本評価手法は、自然循環時に特徴的な物理現象である集合体間熱移行や集合体間及び集合体内の流量再配分効果を考慮するため、3ステップの熱流動解析で構成するものとした。また、3ステップ目の解析(サブチャンネル解析)は比較的計算負荷が大きいため、簡易評価モデルを開発し、その低減を図った。本評価手法を大型炉の外部電源喪失事象及び2次ナトリウム漏えい事故時の評価に適用した。
大久保 努; 大木 繁夫; 小倉 理志*; 大久保 良幸*; 小竹 庄司*
Proceedings of 2011 International Congress on Advances in Nuclear Power Plants (ICAPP '11) (CD-ROM), p.479 - 486, 2011/05
大型の日本型Na冷却高速商用炉を対象とした概念設計検討と関連する技術開発が、高速炉サイクル実用化研究開発(FaCT)プロジェクトの一環として実施されている。JSFRでは、次世代のプラント概念として、経済性確保や信頼性と安全性の向上のため、多くの革新技術を採用している。本論文では、JSFR炉心の概念設計検討の最新の結果について述べる。炉心設計における最も重要な点は、150GWd/tの高燃焼度の達成であり、このための被覆管としてODS鋼を想定している。増殖比に関しては柔軟性を有する設計としており、1.0から1.2程度の範囲に関して互換性を有する燃料集合体設計とすることを基本思想としている。また、軽水炉から高速炉への移行期において予想される幅広い燃料組成を想定している。これまでの設計研究から、直径10mm程度の太径の燃料棒を使用する高内部転換型炉心概念に基づいたJSFR炉心概念によって、上述の特性を含む設計目標や要求を満足できることが明らかになった。
堂田 哲広; 大島 宏之; 上出 英樹; 渡辺 収*; 大久保 良幸*
Proceedings of 8th International Topical Meeting on Nuclear Thermal-Hydraulics, Operation and Safety (NUTHOS-8) (CD-ROM), 11 Pages, 2010/10
ナトリウム冷却高速炉の実用化に向けたJSFR(Japan Sodium Cooled Fast Reactor)の設計研究においては、完全自然循環システムの採用が検討されている。われわれは完全自然循環システムの成立性を評価する目的で、定格運転状態から自然循環崩壊熱除去状態への移行時における炉心最高温度評価手法の開発を行っている。本論文では、その評価の不確かさ要因の一部であるワイヤースペーサーコンタクトと燃料ペレット偏心が被覆管最高温度へ与える影響に着目し、自然循環時におけるこれら2つの影響を定量的に評価した。商用CFDコードを用いて3次元熱流動解析を実施し、19本ワイヤ巻き燃料集合体における詳細な冷却材の流速・温度分布及び被覆管の温度分布を求めた。結果として、被覆管の最高温度に対するこれら2つの不確かさ要因の影響は発熱が崩壊熱レベルとなる自然循環状態においても無視できず、外部電源喪失事象の場合にはこれらの影響によって2次ピーク時の被覆管最高温度が数C上昇することがわかった。
大島 宏之; 堂田 哲広; 上出 英樹; 渡辺 収*; 大久保 良幸*
日本機械学会論文集,B, 76(763), p.448 - 450, 2010/03
ナトリウム冷却高速炉は、炉心出入口温度差が大きいことから、浮力による自然循環を利用して炉心の崩壊熱を除去させるシステム設計が可能である。このため大型ナトリウム冷却炉の実用化に向けては、経済性と信頼性を高い次元で確保する1つの方策として、ポンプなど動的機器に頼らず自然循環のみで炉心崩壊熱除去を行う「完全自然循環方式」の採用が検討されている。この完全自然循環方式の成立性評価においては、適切な保守性を考慮したうえで、さまざまな想定事象に対する炉心部高温点の評価が必要となるが、従来の高温点評価法は強制循環を前提として構築されており、そのまま適用すると自然循環特有の現象を加味できず、過度な保守側評価となる。そこで本研究では、自然循環の特性を反映できる合理的な炉心部高温点評価手法を開発し、将来の安全審査に適用することを目的とする。本報では、自然循環時の熱流動特性を取り込んだ炉心高温点評価手順の構築及びその暫定適用について報告する。
近澤 佳隆; 岡野 靖; 堀 徹*; 大久保 良幸*; 島川 佳郎*; 田中 俊彦*
Journal of Nuclear Science and Technology, 43(8), p.829 - 843, 2006/08
被引用回数:4 パーセンタイル:30.68(Nuclear Science & Technology)実用化戦略調査研究の一環として、都市近郊設置型の電源を想定したナトリウム冷却小型炉の概念検討を実施した。原子炉構造及び主冷却系構成をパラメータとしてプラント概念案のサーベイ検討を実施し中間熱交換器・電磁ポンプ直列配置タンク型炉を選定した。炉心コンパクト化及び中間熱交換器と電磁ポンプの直列配置による原子炉容器構造の簡素化を中心に検討を実施した。炉心型式はZr含有率3領域単一Pu富化度炉心を採用して炉心出口温度を510Cから550Cに上昇した。この効果により熱効率が向上し原子炉電気出力は150MWeから165MWeに向上した。建設単価の評価では、都市近郊設置型電源の建設単価目標として35万円/kWeを設定したが、本概念は初号基建設単価(FOAK)は目標の160.1%となった。ただし、複数基の建設を前提とした建設単価(NOAK)では85.6%となり目標を達成する可能性があることが示された。
此村 守; 三枝 利家; 水野 朋保; 大久保 良幸*
Global 2003/ANS,ENS (2003.11.16-20), 0 Pages, 2003/00
実用化戦略調査研究では、ガス冷却高速炉の有望な候補概念として、ピン型燃料炭酸ガス炉、ピン型燃料ヘリウムガス炉、被覆粒子燃料ヘリウムガス炉の3概念より経済性・安全性の観点から被覆粒子燃料ヘリウムガス炉を選定した。(フェーズ1)この被覆粒子燃料ヘリウムガス炉の燃料集合体概念については被覆粒子層直接冷却方式横方向流冷却概念の他に燃料保持性に優れる六角ブロック縦方向流冷却概念についても検討を行った。また、プラント概念実現性を左右する重要な課題である受動的炉停止機構、ガスタービン等について開発計画を策定した。
藤井 正; 堀 徹; 此村 守; 堺 公明; 小川 伸太; 大木 義久; 大久保 良幸
JNC TN9400 2002-049, 78 Pages, 2002/09
実用化戦略調査研究において概念設計を進めているナトリウム冷却大型炉では、燃料取扱設備の簡素化を図る候補概念として、水プール直接貯蔵方式を検討している。 本概念では、取扱う集合体の崩壊熱量が比較的高い条件(実証炉の炉外貯蔵方式の約4.5倍である18KW)となるため、通常時でのプール浸漬過程や、プール移送中の事故を想定した上部からの注水過程における冷却特性に関する知見が不足している。このため、高発熱燃料の冷却特性を把握することが、プラント概念の成立性を左右する熱流動課題の一つとして指摘されていた。今回、単ピン体系での試験装置を用いて、燃料ピンの熱的条件、集合体出口形状、浸漬速度等をパラメータとした試験を実施し、冷却特性に関して、実機設計に反映できる以下のような基礎的データを取得した。・通常浸漬時の沸騰挙動の可視化やヒータピンの温度変化等により、通常浸漬時の冷却形態を同定した。・ヒータ初期温度と出口部閉塞率が、発熱部全体の冷却終了時間に対する支配因子となる。・試験中のヒータ温度上昇の最大値は、通常浸積時で約4K、注水時に約6Kと小さく、有意な温度上昇を伴うことなく冷却できる。・通常浸漬時には、出口部閉塞率を大きくした条件でも、試験体上部圧力が下部圧力を上回ることはなく、発熱部への水位上昇は阻害されない。
矢野 眞理*; 水野 峰雄*; 大久保 良幸*; 伊藤 邦博*; 田中 洋司*; 小山 和也*
PNC TJ9678 95-003, 195 Pages, 1995/03
これまでにFBRでTRU(一験にはNp,Pu,Am,Cm等の超ウラン元素を指すが、ここでは、Np,Am,Cmのマイナーアクチニドを表す)を消滅させる方式として、炉心燃料熱合体にTRUを均一に混入きせて消滅させる方法と、TRUを多量に含むタ一ゲッ卜集合体を炉心に装荷してTRUを消滅させる方法が考えられ、これらの方式を具体化して炉心特性への影響、およびTRU消滅特性を評価してきた。また、FBRプラントによるTRU消滅に関する研究として高レべル廃液からTRUを分離した時に混入するRE(希土類元素)がTRU消滅および炉心特性に与える影響についてサーべイすると共に、FBRでTRUリサイクルを行った場合の影響をサーペイした。本年度は、これまでの計算および検討結果と併せて、核燃料サイクル側の進捗伏況を反映した実現性の高い炉心概念の検針として、TRU形態としてNpとAm+Cm+REの群に分離した場合の検討を行った。炉心領域内にはNpのみを添加し、Am,Cm及びREはタ一ゲット集合体に添加して炉心外周の径プランケット位置に装荷する方式(NpとAm+Cmの分離装荷方式)を対象として、炉心設計の成立性が見通せる範囲でTRU消滅特性の良好な炉心概念を検討した。検討の結果、炉心燃料とほぼ等しいピン径の271本ピンがら構成されるタ一ゲット集合体を炉心周囲に1層、72体装荷する体系で、TRU全体の混入率(炉心燃料の重金属に対するTRUの重量比)は20%程度まで可能であり、TRUサイクル消滅量は従来の装荷方式に比べ34倍の消滅量の580kgとなった。この炉心概念における主要な炉心特性は以下の通りであり、炉心設計は成立している。・燃焼欠損反応度 0.75%k/kk'(運転サイクル15ケ月)・量大線出力 炉心部 395W/cm ターゲット部145W/cm・増殖比 1.04NpとAm+Cmの分離装荷方式を採用することにより、従来のタ一ゲット集合体装荷方式の課題であった出カ変動の増大が回避され、炉心特性を損ねることなく、高いTRU消滅特性を打ることができた.これは、TRU全体混入率を高めることができるため、TRU消滅量を大きくすることができるということである。しかし、一方、TRUの消滅率としては従来の均質装荷型や非均質装荷型より低下する。すなわち、炉心部でのNpの消滅特性
矢野 眞理*; 大久保 良幸*; 小山 和也*; 田中 洋司*
PNC TJ9678 95-002, 180 Pages, 1995/03
これまでに炉心の主要性能を損ねることなくPu消滅特性を向上きせる為の高速炉の各種炉心概念(中性子漏洩増大型高富化度炉心,吸収材添加型高富化度炉心等)の検村を行い、反応度特性を含む主要炉心特性を把握した。昨年度は80万kWe級炉心を対象に炉心高さ60cm、炉心直径5.3m、運転サイクル日数123日の基準炉心を選定し、炉心高さ、燃料体積比等の炉心パラメータが炉心特性に及ぽす影響を広範囲に解析秤価した。本年度は炉出カを60万kWeとし、以下の仕様条件の下で解析を実施し、Pu消費型高速炉の概念を更に明確にした。主要仕様は以下の通りである。炉心高さ :60cm炉心直径 :4m以内違転期間 :半年程度検討対象とした炉心概念は、(1)高富化度炉心1(最大45w/O Pu富化度)(2)高富化度炉心2(乎均30w/O Pu富化度)(3)B4C添加型炉心である。・また高富化度炉心1をペースに,1・出カ密度,2・MA添加,4・Pu組成比変更の影響を調べた.更に上紀(1).(2)の炉心を対象に炉心動特性解析を行い、ULOF、UTOP時の受動的炉停止能力を検討すると共に従来炉(60万kWe級MOX燃料炉心)との比較もおこなった。
大久保 良幸*
PNC TN9410 90-180, 208 Pages, 1990/12
平成2年度上期に実施した、電気出力60万KWe級FBRを対象とした設計研究の成果を速報的にとりまとめて報告する。本設計研究は、工学的信頼性を重視し、実証炉段階のプラントとして建設意欲を喚起するプラント概念を提示することを主目的として実施した。本報告では、1) システム設計2) 炉心燃料設計3) 設備・構造設計4) 安全設計・安全評価5) 研究開発課題の各分野別に上期の成果の要約を示し、技術的成果の詳細は中間報告会用に作成したOHP集を参照することとしている。上期の設計研究によって原子炉容器上部流出入方式等を基本概念とする60万KWe級プラントの基本的な成立性は確認出来たが、設備設計等の具体化、詳細化は下期の課題となっている。
大久保 良幸*; 石黒 幸雄; 鶴田 新一郎
Journal of Nuclear Science and Technology, 11(8), p.348 - 352, 1974/08
被引用回数:1これまで高中性子スペクトルの計算に用いられてきた方法には、(i)連続減速理論、(ii)減速積分を直接散乱マトリックスを用いて数値計算する、(iii)減速積分をRecurrence Formulaを使って表式化して数値計算する方法らがあった。方法(iii)は、計算機を利用する場合、コア-・メモリーと計算上の演算が少ないので、多数群を用いた詳細計算には適していると考えられている。ここでは、方法(iii)では重心・実験室系とも散乱が対称な場合のみ取り扱られていたのを、散乱のP成分まで考慮できるようRecurrence Formulaを拡張し、速中性子スペクトルの計算精度を上げれるようにしたので報告する。
大久保 良幸; 若林 利男
33rd NEACRP Meeting, ,
窒化物燃料は、その良好な熱伝達特性により高線出力が期待でき、高増殖性能と合わせて将来の魅力あるFBRの燃料の一つとしてとりあげられている。本研究は、窒化物燃料炉心の概念検討の視点を安全性の向上におき、ナトリウムボイド反応度低減を目標に検討を行った。まず、安全性向上炉心の概念を明確にするために、安全特性パラメータ解析を実施し目標概念を明らかにすると共に、炉心仕様に関する炉心特性パラメータ解析によりナトリウムボイド反応度及び燃焼反応度に関する感度を明らかにした。これにより安全性向上の観点から望ましい炉心を選定し、その炉心特性、安全特性を評価した。
若林 利男; 水野 朋保; 大久保 良幸; 鹿倉 栄; 山下 芳興
Proceedings of International Conference on Fast Reactors and Related Fuel Cycles, ,
実用化段階のFBRプラントとして、炉心燃料取出平均燃焼度20万Mwd/t、増殖比1.2を達成する1500MWe MOX大型炉の炉心概念について、炉心核特性、熱特性、燃料健全性の観点から検討した。これらの目標を達成する炉心概念としては、炉心高さ80cm、ピン径8.5mm、燃料集合体当たりのピン本数331本の高燃料体積比炉心が有効であることが分った。しかし、熱的及び燃料健全性上の課題も多く、特に炉心材料の開発が不可欠である。高性能炉心開発に必要な炉心燃料材料に関する研究開発課題を摘出し、R&D計画を示した。
若林 利男; 大久保 良幸; 山下 芳興
Proceedings of International Conference on Fast Reactors and Related Fuel Cycles (FR '91), ,
将来のFBR燃料として新型燃料(金属、窒化物、炭化物)を取り上げ、それらを用いた場合の炉心特性について評価した。窒化物燃料については、ナトリウムボイド反応度及び燃焼反応度低減による安全性の向上に視点を置いた炉心概念の検討を行った。窒化物燃料のナトリウムボイド反応度低減には、炉心高さの低減と軸非均質化が効果的であることがわかった。窒化物燃料炉心は、酸化物燃料炉心と同等以上の性能を維持しつつ、ナトリウムボイド反応度を低減でき、安全性向上を図った炉心設計が可能であることが示された。
相澤 康介; 近澤 佳隆; 白石 直*; 坂田 英之*; 大久保 良幸*
no journal, ,
実用化戦略調査研究におけるナトリウム冷却小型炉では、崩壊熱除去系として原子炉の上部及び下部プレナムに貫通部を設けるDRACS(直接炉心冷却系)の採用を検討しており、定常運転時の逆流を抑制するためにフローダイオードを貫通部に設置する計画である。本検討では、ナトリウム冷却小型炉(電気出力50MWe及び300MWe)の崩壊熱除去系に設置することを対象にしたフローダイオードの性能試験を実施し、その成立性を評価した。
大島 宏之; 上出 英樹; 田中 正暁; 渡辺 収*; 大久保 良幸*
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉の設計研究においては、完全自然循環式炉心崩壊熱除去システムの採用を検討している。本研究は、定格運転時から自然循環崩壊熱除去に至る過渡事象に対して、自然循環時の熱流動特性を取り込んだ合理的な炉心高温点評価の手順を提案するものである。
堂田 哲広; 大島 宏之; 上出 英樹; 渡辺 収*; 大久保 良幸*
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉で採用を検討している完全自然循環式炉心崩壊熱除去システムに対して、自然循環特性を取り込んだ合理的な評価手順で炉心高温点を評価することを目的に、大型炉を対象に過渡事象の評価を試みた。
大島 宏之; 上出 英樹; 堂田 哲広; 渡辺 収*; 大久保 良幸*
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉の実用化に向けて、経済性と信頼性を高い次元で確保する1つの方策として、強制循環に頼らない完全自然循環方式での炉心崩壊熱除去システムを採用することが検討されている。本研究は、この完全自然循環時の炉心高温点(ホットスポット)評価として、自然循環時に特有な熱流動現象である炉心内/燃料集合体内流量再配分効果や燃料集合体間熱移行効果などを取り込むことを可能とし、過度な保守性を排除した合理的な評価手法を提案するものである。
堂田 哲広; 大島 宏之; 上出 英樹; 渡辺 収*; 大久保 良幸*
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉の実用化に向けて、経済性及び受動的安全の観点から完全自然循環方式での炉心崩壊熱除去システムの採用が検討されている。本報では自然循環時の炉心高温点を評価するための新しい手法を紹介する。本手法は自然循環時の熱流動特性である集合体間熱移行,浮力による集合体内及び炉心内の流量再配分を取り込むため、3ステップで構成される。本手法を外部電源喪失事象に適用し、解析結果を従来手法及び詳細3次元解析の結果と比較し、本手法が合理的な保守性をもって炉心高温点を評価できることを確認した。
堂田 哲広; 大島 宏之; 上出 英樹; 渡辺 収*; 大久保 良幸*
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉で採用を検討している完全自然循環式炉心崩壊熱除去システムの炉心高温点を簡易的に評価する方法を実験研究知見並びに解析的知見をベースに検討した結果を報告する。