検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 12 件中 1件目~12件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

Three-dimensional magnetotelluric imaging of crustal fluids and seismicity around Naruko Volcano, NE Japan

小川 康雄*; 市來 雅啓*; 神田 径*; 三品 正明*; 浅森 浩一

Earth, Planets and Space (Internet), 66(1), p.158_1 - 158_13, 2014/12

 被引用回数:77 パーセンタイル:91.83(Geosciences, Multidisciplinary)

将来の地層処分システムに重大な影響を及ぼす可能性がある現象の潜在的なリスクを排除するためには、地表からの調査の段階において、地下深部におけるマグマの存否や分布をあらかじめ確認しておくための調査技術が必要となる。本件では、鳴子火山周辺地域を対象として、これまでに原子力機構及び大学等が観測した地磁気・地電流データを統合解析することによって、地殻内の三次元比抵抗構造を推定した。その結果、鳴子火山に供給するマグマ及びそれに関連する高温流体の存在を示唆する低比抵抗体が認められた。この結果は、地磁気・地電流観測がマグマの存否やその三次元的な分布を確認する方法として有効であることを示唆する。

論文

Electrical resistivity structure and helium isotopes around Naruko Volcano, northeastern Japan and its implication for the distribution of crustal magma

浅森 浩一; 梅田 浩司; 小川 康雄*; 及川 輝樹*

International Journal of Geophysics, 2010, 7 Pages, 2010/10

地質環境の長期安定性を検討するうえでは、地下深部のマグマ・高温流体等の存在の有無を把握することが必要不可欠である。本件では、地下深部のマグマ・高温流体等の調査技術の開発の一環として、鳴子火山周辺地域を対象としたMT法による地下比抵抗構造調査及び温泉ガスの希ガス同位体比測定を実施した。その結果、当該火山下の地殻において、地下深部のマグマ及びそれに関連する水等の流体の存在を示唆する低比抵抗体が認められたほか、地表において有意に高いヘリウム同位体比が確認された。以上の結果は、当該調査技術がマグマ・高温流体等の存在の有無を確認する方法として有効であることを示していると考えられる。

論文

In-beam $$gamma$$-ray spectroscopy of $$^{248,250,252}$$Cf by neutron-transfer reactions using a Cf target

高橋 竜太; 石井 哲朗; 浅井 雅人; 長江 大輔*; 牧井 宏之; 塚田 和明; 豊嶋 厚史; 石井 康雄; 松田 誠; 牧嶋 章泰*; et al.

Physical Review C, 81(5), p.057303_1 - 057303_4, 2010/05

 被引用回数:13 パーセンタイル:63.2(Physics, Nuclear)

放射能の強いCf標的と$$^{18}$$Oビームによる中性子移行反応を用いてインビーム$$gamma$$線分光を行い、$$^{248,250,252}$$Cfの基底バンドをそれぞれ10$$^{+}$$, 12$$^{+}$$, 10$$^{+}$$まで新たに確立した。$$^{248,250,252}$$Cfからの$$gamma$$線は、Si$$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて、散乱粒子である$$^{16-19}$$Oの質量数とエネルギーを識別しながら測定した。本実験はCf標的を用いた最初のインビーム$$gamma$$線分光である。

論文

Magnetotelluric imaging of crustal magma storage beneath the Mesozoic crystalline mountains in a nonvolcanic region, northeast Japan

梅田 浩司; 浅森 浩一; 根木 健之*; 小川 康雄*

Geochemistry, Geophysics, Geosystems (Internet), 7(8), p.Q08005_1 - Q08005_8, 2006/08

 被引用回数:37 パーセンタイル:62.25(Geochemistry & Geophysics)

飯豊山地は、東北地方の福島と山形の県境に位置し、ジュラ紀の足尾帯と白亜紀$$sim$$古第三紀の花崗岩類からなる。当該地域は、第四紀火山から50km以上も離れているにもかかわらず、飯豊温泉や泡の湯温泉等の高温泉が分布し、温泉放熱量も1000$$mu$$W/m$$^{2}$$を超える非火山地帯の高温異常域である。本研究では、飯豊山地を横断する測線において地磁気・地電流観測を実施するとともに、地下40kmまでの二次元比抵抗構造解析を行った。その結果、山体の地下10km以深には10$$Omega$$m以下の極めて低い比抵抗体が存在し、上部マントルまで連続していることが明らかになった。また、この低比抵抗体の上面の形状は、地殻内地震のcut-off depthと調和的であることから、山体の地下10km以深には、約400$$^{circ}$$C以上の高温の物質が広く($$>$$数百km$$^{3}$$)存在すると考えられる。また、この地域の下部地殻には、地震波の低速度域が存在すること,温泉ガスのヘリウム同位体比($$^{3}$$He/$$^{4}$$He比)が東北日本の火山ガスの値に匹敵すること等から、飯豊山地の地下にはマグマあるいはそれに関連する高温の流体が存在することが示唆される。

論文

Aqueous fluids derived from a subducting slab: Observed high $$^{3}$$He emanation and conductive anomaly in a non-volcanic region, Kii Peninsula, southwest Japan

梅田 浩司; 小川 康雄*; 浅森 浩一; 及川 輝樹

Journal of Volcanology and Geothermal Research, 149(1-2), p.47 - 61, 2006/01

 被引用回数:44 パーセンタイル:70.85(Geosciences, Multidisciplinary)

紀伊半島南部の高地殻熱流量、ヘリウム同位体比異常等の原因を解明するため、温泉水・ガスのヘリウム同位体比、酸素・水素同位体比等の測定、MT法による深部比抵抗構造の解析を実施した。

論文

広帯域MT法による紀伊半島の中新世珪長質火成岩体の深部構造

梅田 浩司; 上原 大二郎; 小川 康雄*; 工藤 健; 角田 地文

火山, 48(6), p.461 - 470, 2003/12

紀伊半島の深部地下構造を把握するため、広帯域MT法観測による比抵抗構造調査を行った。また、近年考案されたファーリモートリファレンス処理等によりS/Nや再現性の高いデータを得ることかできた。その結果、地下30kmまでの比抵抗構造を推定することが可能となった。比抵抗構造によると地下10$$sim$$15km付近には顕著な低比抵抗層が広範に分布するとともに、熊野酸性岩体および大峯酸性岩体の直下には高比抵抗体が認められた。

口頭

東北日本,飯豊山地下の深部比抵抗構造; 非火山地帯におけるマグマの存在

梅田 浩司; 浅森 浩一; 根木 健之*; 小川 康雄*

no journal, , 

熱水活動やそれに伴う温泉は、一般に、火山下のマグマや高温岩体等を熱源として引き起こされると考えられている。しかしながら、常磐地域や紀伊半島等といった第四紀火山が存在しない地域(非火山地帯)においても、42$$^{circ}$$C以上の高温泉が分布する地域が存在することが知られている。飯豊山地は、東北地方の福島と山形の県境に位置し、ジュラ紀の足尾帯と白亜紀$$sim$$古第三紀の花崗岩類からなる。当該地域は、第四紀火山から50km以上も離れているにもかかわらず、飯豊温泉(55$$^{circ}$$C),泡の湯温泉(41$$^{circ}$$C),湯ノ平温泉(56$$^{circ}$$C)等の高温泉が分布し、温泉放熱量も1000$$mu$$W/m$$^{2}$$を超える非火山地帯の高温異常域の一つである。本研究では、これらの高温異常域の熱源の推定を行うため、山地を横断する測線において地磁気・地電流観測を実施するとともに、地下40kmまでの二次元比抵抗構造解析を行った。その結果、飯豊山地の地下10km以深には、10$$Omega$$m以下の極めて低い比抵抗体が存在し、上部マントルまで連続していることが明らかになった。また、この低比抵抗体の上面の形状は、地殻内地震のcut-off depthと調和的であることから、山体の地下10km以深には、約400$$^{circ}$$C以上の高温の物質が広く($$>$$数百km$$^{3}$$)存在すると考えられる。また、この地域の下部地殻には、地震波の低速度域が存在すること(浅森ほか、2006),温泉ガスのヘリウム同位体比($$^{3}$$He/$$^{4}$$He)$$<$$飯豊温泉(11.1$$times$$10$$^{-6}$$),泡の湯温泉(9.0$$times$$10$$^{-6}$$; Sano and Wakita, 1985)$$>$$が東北日本の火山ガスの値に匹敵すること等から、飯豊山地の地下にはマグマあるいはそれに関連する高温の流体が存在することが示唆される。

口頭

飯豊山地下の比抵抗及び地震波速度構造

浅森 浩一; 梅田 浩司; 根木 健之*; 小川 康雄*

no journal, , 

MT法探査2次元インバージョン法及び地震波トモグラフィー法を用いて、非火山地域に位置する飯豊山地下における地殻の2次元比抵抗構造及び3次元地震波速度構造の推定を行った。その結果、以下に述べる特徴が明らかになった。(1)飯豊山地下の地殻中部において水平方向に約20kmの拡がりを有する顕著な低比抵抗体が認められる。また、この低比抵抗体は深さ約5kmからマントル最上部までの領域において、深くなるにつれて拡がっているようにイメージされた。さらに、その近傍においてP波速度が3%程度遅い低速度異常体がみられる。(2)地殻内微小地震の多くは高比抵抗領域内に発生している。(3)以上の結果や地表において高温の温泉が湧出すること等から、飯豊山地下に認められる低比抵抗体は、高温流体の存在を示唆している可能性が考えられる。

口頭

中性子移行反応を用いた$$^{248,250,252}$$Cfのインビーム$$gamma$$線分光

高橋 竜太; 石井 哲朗; 長江 大輔; 浅井 雅人; 塚田 和明; 豊嶋 厚史; 石井 康雄; 松田 誠; 静間 俊行; 牧井 宏之*; et al.

no journal, , 

原子力機構東海タンデム加速器施設において、中性子移行反応を用いた$$^{248,250,252}$$Cfのインビーム$$gamma$$線分光を行い、基底回転バンドをそれぞれ10$$^{+}$$, 12$$^{+}$$, 10$$^{+}$$まで確立した。ビームと標的には、それぞれ$$^{18}$$Oと$$^{249,250,251}$$Cf(63%, 13%, 24%)を用いた。核子移行反応で生成された原子核は、Si $$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて、散乱粒子の原子番号と質量数を分離するとともに運動エネルギーから$$Q$$値を選択することにより同定した。Cf標的は厚さ0.8mg/cm$$^{2}$$のAlフォイルに電着して作製した。標的は比放射能が高いために、標的サイズを0.8mm$$phi$$、厚さ0.45mg/cm$$^{2}$$にし、放射能強度を1.4MBqに押さえた。標的の総量は2$$mu$$gである。標的自身の放射能のために、高計数率下での$$gamma$$線測定となるが、本実験の成功により、$$simmu$$gしか入手できない標的や、比放射能の高い標的に対しても、インビーム$$gamma$$線分光を行えることを実証した。

口頭

日本東北地方南部の地殻の三次元比抵抗構造

本山 葵*; 小川 康雄*; 上嶋 誠*; 浅森 浩一; 内田 利弘*; 長谷 英彰*; 小山 崇夫*; 坂中 伸也*; 山谷 祐介*; 相澤 広記*; et al.

no journal, , 

将来の地層処分システムに重大な影響を及ぼす可能性がある現象の潜在的なリスクを排除するためには、地表からの調査の段階において、地下深部におけるマグマの存否や分布をあらかじめ確認しておくための調査技術が必要となる。本件では、東北地方を対象として、これまでに原子力機構及び大学等が観測した地磁気・地電流データを統合解析することによって、地殻内の三次元比抵抗構造を推定した。その結果、背弧域の地殻深部から奥羽脊梁下の浅部にかけて低比抵抗体が認められた。この結果は、地磁気・地電流観測がマグマの存否やその三次元的な分布を確認する方法として有効であることを示唆する。

口頭

A Three-dimensional electrical conductivity model of the crust beneath the southern Tohoku district, NE Japan

本山 葵*; 市來 雅啓*; 小川 康雄*; 上嶋 誠*; 浅森 浩一; 内田 利弘*; 小山 崇夫*; 坂中 伸也*; 長谷 英彰*; 相澤 広記*; et al.

no journal, , 

沈み込むスラブやマントルを起源として前弧域に流入する深部流体は、地層処分システムにおける化学場や熱環境へ影響を及ぼす可能性があることが指摘されている。そのため、現在の地殻における深部流体の分布特性を把握することは、将来の地質環境への影響を評価する上で重要な知見となり得る。本研究では、複数の研究機関によってこれまでに実施された地磁気・地電流観測データを統合し、三次元インバージョン法に適用することで、東北地方南部の地殻における三次元比抵抗構造を推定した。その結果、前弧域の地殻では、2011年に活発化した群発地震活動域下に流体の存在が既往研究によって指摘されているものの、それ以北ではそれを示唆する低比抵抗体が分布しないことが明らかになった。

口頭

南東北背弧側の地殻の3次元電気比抵抗構造

臼井 嘉哉*; 上嶋 誠*; 長谷 英彰*; 市原 寛*; 相澤 広記*; 小山 崇夫*; 坂中 伸也*; 小河 勉*; 山谷 祐介*; 西谷 忠師*; et al.

no journal, , 

将来の地層処分システムに重大な影響を及ぼす可能性があるマグマの貫入・噴火や断層活動に伴う岩盤の破壊等の現象については、段階的なサイト調査によって適切に回避することが求められる。地表からの調査の段階において地下の間隙流体の分布を明らかにすることは火山のマグマ供給系の理解に加え、地下の流体が断層強度を低下させるために引き起こされる地震活動のリスクの評価及び回避の観点において重要となる。南東北の背弧側には鳥海山,肘折,月山など複数の第四紀火山が分布し、それら火山の周辺では深部低周波地震が起きている。また、本地域には庄内平野東縁断層帯等M7クラスの内陸地震を引き起こす可能性ある断層が複数存在している。われわれは南東北の背弧側で地磁気・地電流(magnetotelluric)法観測を実施し、3次元地下電気比抵抗構造を推定した。本発表では得られた電気比抵抗構造を示し、南東北の背弧側の地下の間隙流体の分布,火山活動,地震活動との関係性について議論する。

12 件中 1件目~12件目を表示
  • 1