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杉山 康治; Napoli, D. R.*; A.M.Stefanini*; L.Corradi*; C.Signorini*; F.Scarlassara*; 冨田 芳明*; 池添 博; 井出野 一実*; 山内 良麿*; et al.
European Physical Journal A, 4(2), p.157 - 164, 1999/00
被引用回数:1 パーセンタイル:10.51(Physics, Nuclear)クーロン障壁近辺のエネルギーでNi+Zrの系の弾性・非弾性散乱の測定を行った。弾性-非弾性散乱のピークが分離でき、精度の良いデータとなった。チャンネル結合法による理論計算を行い、実験との良い一致が得られた。中重核以上の重イオン反応では、融合反応、深部非弾性散乱、核子移行反応等も重要になってくる。この実験は、入射エネルギーによらない光学ポテンシャルを用いた、チャンネル結合法の計算が、すべての実験データを説明できることを示したものである。
杉山 康治; 冨田 芳明; 山内 良麿; 濱田 真悟; 生田 智彦*; 藤田 博*; D.R.Napoli*
Physical Review C, 55(1), p.R5 - R7, 1997/01
被引用回数:6 パーセンタイル:38.42(Physics, Nuclear)クーロン障壁近辺の入射エネルギーで、Ni+NiとNi+Niの弾性散乱の実験を原研タンデム加速器及び重イオンスペクトロメータ「ENMA」を用いて行った。2中性子移行反応と弾性散乱の干渉パターンがNi近辺の中重核で世界で初めて観測できた。2中性子移行反応の強さには核子数依存性が現われ、Ni+Niの系では核ジョセフソン効果があるとした時の値に近いものとなった。これは中重核同士の衝突で、その存在が期待されていた核ジョセフソン効果を検証した世界初の実験である。
千葉 敏; 岩本 修; 山内 良麿; 杉本 昌義; 水本 元治; 長谷川 和男; Sukhovitskii, E. S.*; Y.V.Porodzinskii*; 渡辺 幸信*
Nuclear Physics A, 624(3), p.305 - 327, 1997/00
被引用回数:28 パーセンタイル:80.18(Physics, Nuclear)原研タンデム加速器を用いて、28.2MeV中性子に対するCの弾性散乱及び非弾性散乱断面積の角度分布を測定した。得られた断面積データに集団励起レベル構造データ及びほかの中性子散乱データを加え、Cの20MeV~40MeVまでの断面積データ及び構造データを統一的にSoft-rotator modelを用いて解析することを試みた。はじめにSoft-rotator modelを用いて集団励起レベルをよく再現できることを確かめた。次に得られた固有波動関数を使用して、中性子断面積の計算のためのチャンネル結合法の結合ポテンシャルを計算し、断面積データをよく再現することを見いだした。この研究は28.2MeV中性子に対するCの新しい散乱断面積データを得るとともに、このデータの解析を通して、この質数領域でSoft-rotator modelを用い、構造と中性子散乱を同時にまた非常によく記述できることを最初に示したものである。
杉山 康治; 冨田 芳明; 池添 博; 山内 良麿; 井出野 一実; 濱田 真悟; 泥谷 雅之*; 杉光 強*; 迎 隆*; 中本 孝太郎*; et al.
Physical Review C, 49(6), p.3305 - 3308, 1994/06
被引用回数:3 パーセンタイル:18.28(Physics, Nuclear)原子核の高励起状態にエキゾチックなクラスター構造が現れる。この構造のスピンを決定することは、構造の研究を進める上で不可欠である。我々は線反跳法により、C+O非弾性散乱で励起されたC(2)の磁気量子状態の分布を求めた。各磁気量子状態への角度分布からクラスター構造のスピンを決める新しい方法を見つけた。
杉山 康治; 冨田 芳明; 池添 博; 山内 良麿; 井出野 一実; 濱田 真悟; 杉光 強*; 泥谷 雅之*; 近藤 祥夫*
Physics Letters B, 312(1-2), p.35 - 39, 1993/08
被引用回数:38 パーセンタイル:87.64(Astronomy & Astrophysics)O+O弾性散乱の角分布の測定を、原研タンデム加速器で加速された145MeVOビームを用いて行った。散乱角度54°と62°で角分布のデイップとピークが観測され、各々Airy極小とAiry極大に対応していることが分かった。これによりO+O弾性散乱でのNuclear Rainbow散乱の存在が確認できた。
山内 良麿; 杉本 昌義; 千葉 敏; 水本 元治; 長谷川 和男; 渡辺 幸信*
Nuclear Data for Science and Technology, p.717 - 719, 1992/00
20MeV及び30MeV領域での中性子散乱断面積の原研タンデム加速器による最近の測定結果を国際会議で報告する。Cによる28.2MeV中性子の、及びCrとNiによる18.5MeV中性子の弾性、非弾性散乱微分断面積を飛行時間法により200~140゜まで測定した。これらの実験データについて、光学模型、集団運動模型にもとづくチャンネル結合理論による解析を行い、ヌレーン模型により陽子散乱との比較を行い、中性子散乱断面積の物理的性質を調べた。
池田 裕二郎; 今野 力; 水本 元治; 長谷川 和男; 千葉 敏; 山内 良麿; 杉本 昌義
Proc. of the Nuclear Data for Science and Technology, p.294 - 296, 1992/00
原研タンデム加速器を用いたH(B,n)中性子源を利用して、実験データの不足している10~13MeV領域の中性子放射化断面積をAl(n,)Na、Ti(n,p)Sc、Ti(n,p)Sc、Zn(n,p)Cu、Zr(n,2n)Zr、Nb(n,2n)NbおよびIn(n,n)In反応について測定した。測定した中性子エネルギーは9.5、11.0、12.0および13.2MeVの4点である。断面積の値は、10~13MeVで比較的平坦な断面積を有するAu(n,2n)Au反応を基準として求めた。得られた結果は、FNSで測定した13.3~15MeV領域の値と整合性のとれた値を示した。Al(n,)Naについては12~13で、ENDF/B-VおよびJENDL-3より3%程度高い値を示したが9.5MeVでは良い一致を示した。
山内 良麿
Proc. of a Specialists Meeting on Neutron Cross Section Standards for the Energy Region above 20 MeV, p.57 - 64, 1991/00
20MeV以上のエネルギー領域における標準中性子断面積に関するNEANDC専門家会合において、原研での28.2MeV中性子のCによる散乱断面積の測定、原研での実験装置、測定方法を中心に、日本でのこの分野の研究と実験施設についての報告である。中性子断面積の絶対値を出すためには、標準中性子断面積への規格化や標準中性子断面積による中性子検出効率の決定が必要であり、その1つであるLi(p,n)Be反応標準断面積の現状についても言及する。又中性子検出効率を求める有力な方法の1つとして、D(d,n)He反応から放出される中性子とHe粒子の同時計数法に関する原研での計画についても述べる。
千葉 敏; 水本 元治; 長谷川 和男*; 山内 良麿; 杉本 昌義; 渡辺 幸信*; M.Drosg*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 281, p.581 - 588, 1989/00
被引用回数:5 パーセンタイル:61.14(Instruments & Instrumentation)H(,n)C反応の中性子源としての性質を測定した。測定は、B粒子の入射エネルギー50MeVから64MeVまでの領域で、角度は0゜から40゜までの範囲で行った。発生した中性子は数MeVから12MeVの範囲できわめて単色性が良く、加えて、中性子が前方に良く集束しているため、バックグランドも極めて小さく、理想的な中性子源であることが分った。この中性子のエネルギーは、いわゆるギャップ領域にあたり、原研タンデムに於ける中性子核物理の実際に使用され、いくつかの成果を上げている。
千葉 敏; 山内 良麿; 杉本 昌義; 水本 元治; 古田 悠*; 百武 幹雄*; 岩崎 信*
Journal of Nuclear Science and Technology, 25(6), p.511 - 519, 1988/06
被引用回数:7 パーセンタイル:61.33(Nuclear Science & Technology)原研タンデム加速器を用いて飛行時間法によりSnの高速中性子散乱断面積を測定した。入射エネルギーは14.9と18.0MeVである。弾性散乱及び1.23MeVの2準位と2.32MeVの3準位への非弾性散乱の角分布が測定された。
千葉 敏; 山内 良麿; 水本 元治; 百武 幹雄*; 岩崎 信*
Journal of Nuclear Science and Technology, 25(2), p.210 - 214, 1988/00
Liの中性子核データは、トリチウム増殖材の一つとして非重に重要である。しかし現状では全ての反応が要求される水準を満たすほど測定値が報告されているわけではない。本研究ではそのうちの一つのLiの4.63MeV順位への非弾性散乱断面積を測定した。
山内 良麿; 杉本 昌義; 古田 悠; 水本 元治; 百武 幹雄*; T.Methasiri*
Nuclear Data for Science and Technology, p.287 - 289, 1988/00
10MeV以上のエネルギー領域での軽い核の中性子と散乱の反応メカニズムを調べるために、入射中性子エネルギー13MeVにおけるBおよびSiからの弾性、非弾性散乱断面積を測定した。タンデム加速器からのパルス化重陽子ビームによる、H(d、n)He反応を中性子源として使用した。
高橋 秀明; 山内 良麿; 椙山 一典*; 田中 茂也
JAERI-M 82-086, 38 Pages, 1982/07
原研タンデム加速器中性子ターゲット室において高速中性子散乱実験に使用される検出器遮蔽系に関するバックグラウンド解析を3次元のモンテカルロ・コードを用いて行った結果の報告である。エネルギー領域10~40MeVでの高速中性子散乱実験を行うためには高いエネルギーの中性子に対して充分な遮蔽能力を持ち、S/N比の良い中性子測定を可能にする遮蔽系の確立が不可欠であり、ここではContributon Fluxを用いた詳細な解析を行うことにより、検出器に入ってくる種々のバックグラウンド中性子の成因とその量が追求され、この遮蔽系で用いられるシャドーバーおよびコリメーターの最適形状が求められた。
高橋 英明*; 山内 良麿; 椙山 一典*
JAERI-M 9614, 31 Pages, 1981/08
原研20MVタンデム加速器による中性子発生に先立って、タンデム加速中性子ターゲット室内での中性子バックグラウンドの評価を行い、その結果を測定装置の整備に反映させ、高性能の高速中性子測定装置を完成させるために2次元discrete ordinateコードを用いて中性子計算を行った。中性子ターゲット室内の中性子検出器位置でのルームバックグラウンドは床からの散乱による成分が多くを占めることがわかり、他に測定装置の整備のために必要な沢山の情報が得られた。
西村 和明; 山内 良麿; 菊池 士郎; 中川 庸雄
JAERI-M 6883, 31 Pages, 1977/01
LaとPrの中性子全断面積が、単色エネルギーの中性子を使って20から240keVのエネルギー範囲で測定された。単色エネルギーの中性子の中性子は Li(p,n)Be反応で発生させた。入射中性子のエネルギーの拡がりは、Laの場合約18keV、Prの場合約8keVであった。Laに対して2-5%、Prに対して2-3%の統計誤差で測定された中性子全断面積は、利用できる他のデータと比較された。両方の核種に対する、平均化された中性子全断面積のデータは、球形光学模型によって解釈された。平均化された中性子全断面積のデータに適合することによって得られた光学模型パラメータから、LaとPrに対するS波強度関数Sが導出された。即ち、Laに対してS=0.4610、Prに対してS=1.010である。約2.8keVの入射中性子エネルギーの拡がりで、70から140keVのエネルギー範囲で測られた、Laの中性子全断面積の測定結果もまた提示されている。
山内 良麿
Nuclear Physics A, 283(1), p.23 - 26, 1977/01
被引用回数:14S核について20MeV領域における高速中性子の弾性および非弾性散乱の反応メカニズムと核の集団運動の性質を調べるためにS(n,n),(n,n)反応の微分断面積を入射エネルギー21.5MeVで、飛行時間法により測定した。 データは工学模型および振動模型と回転模型にもとずいたチャンネル結合理論によって解析され、四重極1音子状態の四重極2音子状態への混じりを考慮することにより、振動模型の方が実験値をより良く説明できることが明らかになった。
山内 良麿; 田中 茂也
INDC(SEC)-31/U, p.3 - 15, 1973/00
主として20MeV付近の高速中性子散乱のデータを得るために、最大飛行距離8m、4個の検出器による同時測定が可能なタイムオブフライトスペクトロメーターを製作した。この装置は5.5MeV Van de Graaff加速器と組合わせて使用されるが、テスト実験としてカーボンによる21.5MeV中性子の散乱が測定され、20MeV付近での弾性、非弾性散乱の測定が約2.5nsecの時間分解能で可能であることが明らかになった。
田中 茂也; 冨田 芳明; 山内 良麿; 井出野 一実
Conf.on Nuclear Structure Study with Neutrons, B-8, p.148 - 149, 1972/00
中性子エネルギー1.5~3.5MeVでSnおよびGdによる散乱中性子の角分布を測定した。測定には新たに作られた飛行距離8mのタイム・オブ・フライト多重検出器装置が用いられた。測定結果は球形光学模型および結合チャンネル理論を用いて解析された。光学模型ポテンシアルとしては、既にNucl.Phys.A179('72)513に発表したLa、Pr、Er、Biの中性子散乱の場合と同じものが用いられた。結合チャンネル理論による解析結果の方が、球形光学模型によるものよりも、実験とのよりよい一致が得られた。
菊池 士郎; 山内 良麿; 西村 和明
Journal of the Physical Society of Japan, 28, 1089 Pages, 1970/00
被引用回数:3抄録なし