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田島 訓; 吉田 忠; 菊池 士郎*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 326, p.407 - 415, 1993/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Instruments & Instrumentation)原研タンデム加速器の入射ビームラインにおける負イオンのビーム・エミッタンスを測定するための装置を製作し、加速器に入射されるビームのエミッタンスを測定した。本装置の機器部(ハードウェア)はドイツのNTG社の製作によるものであるが、それを制御する計算機システム(ソフトウェア)は当室において開発した。測定は、それぞれ220KeVに加速されたプロトン、シリコン、酸素、ニッケルおよび沃度のイオンについて行なわれ満足すべき結果を得た。また、ビーム検出器から放出される2次電子の影響についても検討がなされて興味ある結果を得ている。
大島 真澄; 峰原 英介; 菊池 士郎; 稲村 卓*; 橋爪 朗*; 草刈 英栄*; 松崎 昌之*
Physical Review C, 39(2), p.645 - 651, 1989/02
被引用回数:13 パーセンタイル:63.64(Physics, Nuclear)タンデム加速器からの重イオンビームによる多重クーロン励起を用いて基底状態回転バンド内転移のスピン23/2までの換算転移確立B(M1)、B(E2)を決定した。このバンドの主成分はh9/2という低角運動量起動であるにも関わらずB(M1)に強い指標依存性があることがわかった。
冨田 芳明; 石井 哲朗; 竹内 末広; 菊池 士郎; 峰原 英介
JAERI-M 88-155, 67 Pages, 1988/08
原研タンデム加速器の後段加速器としての超電導ブースターのビーム光学検討するため、ブースター中のビームの軌道を追跡する計算プログラムを作成した。このプログラムによって、種々の配置に対する計算を行い、無難と思われる配置を決定した。
菊池 士郎; 竹内 末広
JAERI 1308, 75 Pages, 1987/11
タンデム加速器の運転に際して、イオン源からひき出されたイオン・ビームを、標的のおかれた所定の位置まで無駄なく運ぶためには、ビーム輸送管に装着された数多くの光学機器のパラメータをどのようにえらべばよいかを計算するコードである。最初に、イオン光学の計算の方法についてのべたのち、特に問題となる四重極レンズのパラメータ・サーチについ詳述した。コード全体を見渡してから、ひとつひとつのサブルーチンについて説明し、最後にいくつかの計算例を示してある。
峰原 英介; 大島 真澄; 菊池 士郎; 稲村 卓*; 橋爪 郎*; 熊洞 宏樹*
Physical Review C, 35(2), p.858 - 860, 1987/02
被引用回数:9 パーセンタイル:44.86(Physics, Nuclear)Dy基底状態回転バンドを多重クーロン励起により調べた。-同時計数、線角度分布測定により17/2から27/2までの励起状態を新しく同定した。また13/2から23/2までの励起状態の寿命をドップラーシフト減衰法で測定し絶対転移確率を求めた。その結果、B(E2)は単純な粒子一芯結合模型で説明できるが、B(M1)に大きなずれ(指標依存性)が見出された。この現象は回転摂動効果によるものと考えられるが、fのような比較的小さい角運動量状態について見られたのは始めてである。また通常、回転摂動効果はB(M1)とエネルギーの両方に現れるが、この場合にはエネルギーの指標依存性は非常に小さいことがわかった。
冨田 芳明; 大内 勲; 菊池 士郎; 池添 博; 杉本 昌義; 花島 進; 丸山 倫夫
JAERI-M 85-198, 60 Pages, 1985/12
タンデム加速器データ収集システムの改善のため、計算機をPDP-11からVAX11/780に切換えることになった。このための第一段階としてCAMACのブランチドライバーであるMBD-11のVAX-11/780へのインターフェース作業を行った。この報告は今回作成されたMBD-11のためのドライバーBDDRIVERとMBD-11をFORTRANで使用するための基本サブルーチンの機能と使い方の解説である。MBD-11のマイクロプログラムの作成法についてものべてある。
菊池 士郎; 冨田 芳明
JAERI-M 82-210, 28 Pages, 1983/01
タンデム加速器データ処理システムに装備されたスペクトル・プロッターについて、そのソフトウエアの開発の概要と使用法をのべたものである。ユーザーの便利なように、プロッターのコマンドをサブルーチン化したもの、および、ユーザーがすぐそのまま使えるように作ったスペクトル・プロットのプログラムについて詳述した。
牧島 章泰*; 武谷 汎*; 足立 実*; 小川 雅生*; 石井 三彦; 大島 真澄; 菊池 士郎; 峰原 英介
JAERI-M 9901, 14 Pages, 1982/01
この回転式バンドパスフィルターは、反跳核を収集する時間々隔の1/5から5倍の半減期をもつ核種を選択的に効率よく分析することを可能にする。装置は回転円板上に配置した3枚の金属箔からなる。これらの箔は一定時間、反跳核を捕獲したのち、2箇の線検出器でひきつづき各線の減衰の程度を計測する。順次各箔に一連のプロセスを周期的に繰返させてデータの集積を計る。この装置を用いてSeアイソトープのEO遷移の探査を行い、Seに於て新しい遷移を発見した。
菊池 士郎; 冨田 芳明; 河原崎 雄紀; 大内 勲; 竹内 末広; 丸山 倫夫
JAERI-M 9136, 28 Pages, 1980/10
原研の20MVタンデム加速器の設置にともなって導入されたデータ収集・処理計算機システムのうち、データ収集系の部分についてのべたものである。システムのハードウェアおよびソフトウェアの構成についてのべ、全体としてどのような機能をもつかについてややくわしく説明した。
峰原 英介; 小林 千明; 菊池 士郎
JAERI-M 7303, 12 Pages, 1977/10
タングステン線及び円板から成るアイオナイザーを通して負重イオンを引き出すスパッタ・イオン源を製作し、試験を行った。このアイオナイザーから構成されるアルカリ金属表面電離ガンを詳しく記述する。又、このガンとこのガンを用いたスパッタ負重イオン源の性能を報告する。3つのアルカリ金属、ナトリウム、カリウム、セシウムがこのガンで試みられ、1-2mAのカリウム・ビーム電流がマグネットの入口で得られている。負重イオノを引き出す為に試みられた、スパッタ物質とガスは炭素、銅、アルミニウム、モリブデン、酸素及び空気である。炭素と空気の場合、次の分析電流値が得られている。Cについて、2-5-A(ファラディ・カップ)、4.6-11A(出口スリット)、2Cについて3-5A(ファラディ・カップ)、6.8-11A(出口スリット)、、Oについて11-15A(ファラディ・カップ)、25-34A(出口スリット)。入口において全ビーム竃流値は200-400Aである。
西村 和明; 山内 良麿; 菊池 士郎; 中川 庸雄
JAERI-M 6883, 31 Pages, 1977/01
LaとPrの中性子全断面積が、単色エネルギーの中性子を使って20から240keVのエネルギー範囲で測定された。単色エネルギーの中性子の中性子は Li(p,n)Be反応で発生させた。入射中性子のエネルギーの拡がりは、Laの場合約18keV、Prの場合約8keVであった。Laに対して2-5%、Prに対して2-3%の統計誤差で測定された中性子全断面積は、利用できる他のデータと比較された。両方の核種に対する、平均化された中性子全断面積のデータは、球形光学模型によって解釈された。平均化された中性子全断面積のデータに適合することによって得られた光学模型パラメータから、LaとPrに対するS波強度関数Sが導出された。即ち、Laに対してS=0.4610、Prに対してS=1.010である。約2.8keVの入射中性子エネルギーの拡がりで、70から140keVのエネルギー範囲で測られた、Laの中性子全断面積の測定結果もまた提示されている。
杉山 康治; 菊池 士郎
Nuclear Physics A, 264(2), p.179 - 187, 1976/02
被引用回数:6Moに対する中性子非弾性散乱断面積を放出された線の角度分布が中性子エネルギー1.5MeV-4.0MeVの範囲で測定された。実験結果は複合核反応理論及び結合チャンネル理論に基づいて解析され、Moの非弾性散乱断面積並びに弾性散乱,全断面積を再現できる光学模型ポテンシャルが求められた。又1.74MeVの励起エネルギーを持ったレベルが観測され、このレベルのスピン・パリティーが0であると確認された。この0レベルは殻模型及び集団運動模型によって説明され得るものである。
菊池 士郎; 杉山 康治
Nuclear Physics A, 223(1), p.1 - 12, 1974/01
錫の同位元素については、今までに数多くの研究がなされているが、そのlevel schemeは必ずしも確立されているとはいえない。Snについては、次の2点について問題があると考えられる。(1)集団励起による3の準位のエネルギー値のバラツキ (2)2.1MeVにある準位のスピン値がまだ不明である事 本報告では、(n,n')反応を利用して上記の準位のエネルギー値を精度よく測定し、そのスピン・パリティーを推定した。エネルギー値は(n,n')反応断面積のしきい値と線エネルギーから、スピン値は、(n,n')反応断面積と線角分布の実験値と計算値の比較から推定された。その結果(1)については、従来一つの準位と考えられていたものが、エネルギー値の接近している2本の準位であったことがわかり、(2)については、準位のスピン・パリティーは2であることがわかった。
菊池 士郎; 杉山 康治
INDC(SEC)-31/U, p.69 - 75, 1973/00
約2.8MeV以下のSnのエネルギー準位を、(n,n)反応によって調べた。Sn(n,n)反応によって生じる線の励起曲線のしきい値からエネルギー準位のエネルギー値を求め、線の角度分布を統計理論にもとづく計算値と比較してスピン・パリティーを推定した。さらに詳細な解析は、目下進行中であるが、実験結果のみを中間報告として退出したものである。
田中 茂也; 冨田 芳明; 井出野 一実; 菊池 士郎
Nucl.Phys., A179, p.513 - 523, 1972/00
抄録なし
杉山 康治; 菊池 士郎
Journal of the Physical Society of Japan, 31, 295 Pages, 1971/00
被引用回数:3抄録なし
菊池 士郎
Nucl.Phys., A171, p.480 - 496, 1971/00
抄録なし
菊池 士郎; 山内 良麿; 西村 和明
Journal of the Physical Society of Japan, 28, 1089 Pages, 1970/00
被引用回数:3抄録なし
丸山 倫夫; 菊池 士郎
JAERI 1184, 150 Pages, 1969/09
タンデム領域加速器のエネルギー領域について研究会が、昭和43年12月21日から21日まで、日本原子力研究所東海研究所で開催された。研究会には、原研内外の研究者約80名が参加し、次の6セッションについて討論がおこなわれた。(1)tンデム加速器の現状(2)タンデム加速器を用いた二、三の研究(3)光学模型(4)核子移行反応(5)アイソバリック、アナローグ、ステイト(6)複合核反応 本報告書は、研究会に発表された32篇の講演をまとめたものである。
岡野 事行*; 菊池 士郎; 西村 和明; 原田 吉之助
Nuclear Physics A, 115(1), p.17 - 32, 1968/00
被引用回数:3抄録なし