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Ionescu-Bujor, M.*; Iordachescu, A.*; Lenzi, S. M.*; Napoli, D. R.*; Mrginean, N.*; Medina, N. H.*; Bazzacco, D.*; Bucurescu, D.*; de Angelis, G.*; Della Vedova, F.*; et al.
Physical Review C, 80(3), p.034314_1 - 034314_12, 2009/09
被引用回数:13 パーセンタイル:62.26(Physics, Nuclear)イタリア・レニャーロ国立研究所のタンデム加速器にてMg(
O, 3
)反応によって
Cl核の高スピン状態を生成し、そこからの脱励起
線を観測した。励起エネルギー約17MeVまでの状態を観測し、スピン29/2
(負パリティは27/2
)までのイラスト状態を確立した。この結果を機構でなされたモンテカルロ殻模型計算と比較したところ、実験と良い一致を得た。これら高スピン状態は、魔法数20の殻ギャップを超えて励起する状態であることが理論と実験との比較からわかった。また、モンテカルロ殻模型法と採用されたSDPF-M相互作用の有用性を確かめることができた。
Ionescu-Bujor, M.*; Iordachescu, A.*; Napoli, D. R.*; Lenzi, S. M.*; Mrginean, N.*; 大塚 孝治*; 宇都野 穣; Ribas-Arino, J.*; Axiotis, M.*; Bazzacco, D.*; et al.
Physical Review C, 73(2), p.024310_1 - 024310_12, 2006/02
被引用回数:26 パーセンタイル:79.86(Physics, Nuclear)イタリア・レニャーロ国立研究所のタンデム加速器を用いて、Pの高スピン準位を
Mg(
O,2
)反応によって測定した。この実験から、正パリティ状態については17
/2まで、負パリティ状態については15
/2までのイラスト状態及び何本かの非イラスト状態を同定した。観測されたそれぞれの状態からの脱励起
線の寿命から、
,
,
遷移確率を導出した。この実験により、
殻領域における殻模型の再現性を侵入者配位まで拡大してテストすることが可能になった。原子力機構でなされたモンテカルロ殻模型計算の結果を今回の実験値と比べたところ、正パリティ状態のみならず、負パリティ状態の位置とほとんどすべての電磁遷移確率を正しく再現できることがわかった。この一致から、モンテカルロ殻模型に代表される大規模殻模型計算がこれまで多くの研究がなされてきた低励起状態のみならず、イラスト線近傍の高励起状態においてもよく予言されることが示された。
Mason, P.*; Mrginean, N.*; Lenzi, S. M.*; Ionescu-Bujor, M.*; Della Vedova, F.*; Napoli, D. R.*; 大塚 孝治*; 宇都野 穣; Nowacki, F.*; Axiotis, M.*; et al.
Physical Review C, 71(1), p.014316_1 - 014316_8, 2005/01
被引用回数:25 パーセンタイル:80.46(Physics, Nuclear)Legnaro国立研究所のタンデム加速器でSの高スピン状態を初めて観測し、その結果を原研らのグループによるモンテカルロ殻模型計算と比較した。実験では、
Sの高スピン状態を
Mg(
O,
)反応によって生成し、脱励起
線を観測することによって
Sの準位を組み上げた。その結果、
までの正パリティ状態及び
までの負パリティ状態のイラスト状態に加え、幾つかの非イラスト状態を見つけた。さらに、DSAM法により幾つかの遷移の
,
を得た。実験結果を殻模型計算と比較したところ、
までの(正パリティ)イラスト状態は
殻配位空間内で計算した殻模型計算とよく一致するが、それよりも高いスピンのイラスト状態はN=20の殻ギャップを超えた励起が必要であることがわかった。さらに詳しく調べると、
,
については中性子が2個励起する配位が主であるのに対し、他のスピンでは陽子の励起も重要であることも明らかになった。モンテカルロ殻模型計算はこのような特質を全体としてはよく再現する一方、陽子・中性子励起する状態については実験よりも高い励起エネルギーとなった。この実験及び計算結果は、陽子・中性子間相互作用が多体構造に及ぼす影響について大きな知見を与えている。