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松鶴 秀夫
日本学術会議荒廃した生活環境の先端技術による回復研究連絡委員会シンポジウム「放射性物質による環境汚染の予防に向けて」, p.53 - 62, 2002/00
日本学術会議「荒廃した生活環境の先端技術による回復研究連絡委員会」の「環境の汚染防止と回復研究小委員会」の審議結果をとりまとめて報告するものである。本報では、環境における放射性物質として、自然放射性物質及び人工放射性物質を取り上げ、これらの環境中での放射線影響,環境中での監視,汚染防止対策などについて概観した。
武部 愼一; 木村 英雄; 松鶴 秀夫; 高橋 知之*; 保田 浩志*; 内田 滋夫*; 馬原 保典*; 佐伯 明義*; 佐々木 規行*; 芦川 信雄*; et al.
JAERI-Review 2001-015, 81 Pages, 2001/05
分配係数は環境中における放射性核種の移行挙動を評価するためのさまざまな移行評価モデルに用いられており、放射性廃棄物の処分における安全評価上極めて重要なパラメータである。しかし、測定条件や方法などが既定されておらず、データの相互比較ができないなどの問題が指定されている。分配係数の標準的な測定方法の提案に役立てることを目的にアンケート調査を実施した。本報告は、国内の各研究機関における、試料の採取方法や保管、前処理方法、試料の物理化学的特性に関する分析項目、並びに分配係数の測定方法とその条件等についてアンケート調査した結果をまとめたものである。
高橋 知之*; 武部 愼一; 木村 英雄; 松鶴 秀夫; 保田 浩志*; 内田 滋夫*; 佐伯 明義*; 馬原 保典*; 佐々木 規行*; 芦川 信雄*; et al.
KURRI-KR-44, p.169 - 176, 2000/02
分配係数は原子力施設の安全評価上極めて重要なパラメータである。原研に設けられた環境放射能挙動専念部会・安全評価用パラメータ検討グループでは、分配係数測定値の利用に関して標準的な条件を提言することを目的に各研究機関における相互比較実験等を実施してきた。本報では、各研究機関においてこれまで実施してきた分配係数測定値に与える各種の変動因子による影響について、得られた実験結果を報告するとともに、分配係数の測定条件やその条件の設定に関する考え方等についてのアンケート調査状況、並びに現在問題となっている項目や今後検討すべき課題等について報告する。
高橋 知之; 武部 愼一; 木村 英雄; 松鶴 秀夫; 保田 浩志*; 内田 滋夫*; 佐伯 明義*; 馬原 保典*; 佐々木 規行*; 芦川 信雄*; et al.
JAERI-Research 97-089, 25 Pages, 1997/12
分配係数は、環境中における核種の移行を評価するための様々なモデルに用いられており、原子力施設の安全評価上極めて重要なパラメータである。このため「環境放射能研究委員会、環境放射能挙動専門部会」の安全評価用パラメータ検討WGでは、分配係数の測定及び利用に関する標準的方法を提言することを目的に検討を進めている。分配係数の標準的測定法を提言するための一環として、Co及び
Csの分配係数の相互比較実験を複数の機関の20人で実施し、実験者による測定値の差異について検討を行った。この結果、液性がほぼ同一の実験条件においては、振とう器による場合はファクター2~3程度、ハンドシェイクの場合はファクター2以下の変動幅を示した。
高橋 知之; 武部 愼一; 木村 英雄; 松鶴 秀夫; 保田 浩志*; 内田 滋夫*; 佐伯 明義*; 馬原 保典*; 佐々木 規行*; 矢島 達哉*; et al.
JAERI-Research 97-066, 34 Pages, 1997/10
固相と液相の間における物質の分配を示す平衡論的パラメータである分配係数は、環境中における核種の移行を評価するための様々なモデルに用いられており、原子力施設の安全評価上極めて重要なパラメータである。このため「環境放射能研究委員会、環境放射能挙動専門部会」の安全評価用パラメータ検討WGでは、分配係数の測定に関する標準的方法(標準的測定法)及び測定値の利用に関する標準的方法(標準的利用法)を提言することを目的に検討を進めている。分配係数の標準的測定法を提言するための第1段階として、分配係数の比較実験を4機関で行い、測定値に与える様々な変動要因の影響について検討を行った。実験の結果RI溶液の液性、容器の形状及び振とう方法の差異が、分配係数測定値に大きな影響を与えることが明らかとなった。
木村 英雄; 松鶴 秀夫; 高野 秀機; 室村 忠純
JAERI-Research 97-049, 25 Pages, 1997/07
使用済岩石型プルトニウム燃料は、一般軽水炉の使用済燃料や再処理を伴う高レベル放射性廃棄物と同様に、地層処分されるものと考えられる。ここでは、環境安全性の観点から、岩石型プルトニウム燃焼法の有用性を示すために、同様にプルトニウムリサイクルを前提とするMOX燃料の直接処分と比較評価を行った。評価解析は、ウラン燃料1トンに相当する使用済核燃料を花崗岩岩体に直接処分した場合について、地下水移行シナリオに基づいて実施し、飲料水摂取による個人被ばく線量を算出した。その結果、岩石型燃料の処分に起因する被ばく線量は、MOX燃料に比べ2桁以上低く、本燃焼法の優位性を確認することができた。
武田 聖司; 木村 英雄; 松鶴 秀夫
Int. Workshop Proc., Improvement of Environmental Transfer Models and Parameters, 0, p.257 - 266, 1996/00
放射性廃棄物処分の安全評価に必要な分配係数は、地下水中の放射性核種の溶存状態に影響を受け変動することが考えられる。本研究では、U、Np、Seの分配係数データに対して、岩石と鉱物の種類及び元素の化学形に関する分類を行った。分配係数データはSDBから引用した。岩種と鉱物種による分類では、岩種及び同一岩石内においてKd値に大きな変動が見られた。実験における溶液組成等の情報をもとに、地球化学モデルから3元素の化学形を推定し、溶存化学形と沈澱状態によるKd値の分類を行った。UとNpの結果から、高い分配係数値は沈澱の影響を含む可能性が高いことがわかった。また、Kdは元素の化学形やその電荷の影響を受けることが示唆された。固体試料の種類と核種の化学形を考慮した分類を行うと、分配係数の変動は小さくなることがわかった。
武田 聖司; 島 茂樹; 木村 英雄; 松鶴 秀夫
JAERI-Research 95-069, 47 Pages, 1995/11
高レベル放射性廃棄物の処分サイトにおいて想定される地下水の化学特性に対し、地球化学コードEQ3/6により、U、Np、Seの溶解度と化学種の推定を行った。また、各研究機関の溶解度及び化学種に関する報告と解析結果の比較検討を行った。溶解度の解析から、人工バリア内において想定される地下水の化学特性の変化に対する各元素の溶解度特性を定量的に評価することができた。また、酸化雰囲気の中性あるいはアルカリ側の地下水において炭酸濃度の上昇がU、Npの溶解度の上昇をもたらし、炭酸濃度が溶解度に及ぼす影響の程度を把握することができた。化学種については、人工バリアにおける支配的な溶存化学種が推定でき、天然バリアでは還元雰囲気から酸化雰囲気に地下水特性が変化する間の溶存化学種の変化を予測することができた。
内田 滋夫*; 保田 浩志*; 馬原 保典*; 佐々木 則行*; 高橋 知之; 木村 英雄; 松鶴 秀夫
JAERI-Review 95-009, 64 Pages, 1995/06
放射性廃棄物の処分に関する安全評価において、固相と液相の間における物質の分配を示す平衡論的係数である分配係数が用いられてる。この分配係数の測定法と利用法の調査研究を通して、標準的方法論を提言することを目的に、日本原子力研究所に設けられた「環境放射能研究委員会、環境放射能挙動専門部会」の安全評価用パラメータ検討ワーキンググループにおいて、環境中における放射性核種の移行、安全評価における分配係数の利用、分配係数測定方法の現状と問題点、分配係数の測定例等の検討を行っている。本報告書は、平成6年度の調査研究の成果を上記委員会、専門部会において審議した後、「分配係数の測定法及び利用法」として取りまとめたものである。
宗像 雅広; 木村 英雄; 松鶴 秀夫
JAERI-Research 95-046, 57 Pages, 1995/06
本報告書は、放射性廃棄物浅地層処分施設の安全評価に関するIAEA協力研究で提案された標準問題に関する解析結果を取りまとめたものである。本報告書には、(1)コンクリートピット構造、(2)トレンチ構造に対して使用した解析手法、スクリーニング手法、地下水流解析、核種移行解析を記述した。解析の結果、コンクリートピット構造は降雨浸透量を減少させるという有効性が示された。さらに、浅地層処分施設の安全評価において用いられることの多い、土壌が飽和状態であるとの仮定の適切性を検討するため様々な概念モデルを用いてソースターム評価を行った。その結果、飽和状態を仮定することが必ずしも保守的な結果になるとはいえず、不飽和浸透流解析の重要性が示された。
木村 英雄; 高橋 知之; 島 茂樹; 松鶴 秀夫
Journal of Nuclear Science and Technology, 32(5), p.439 - 449, 1995/05
被引用回数:1 パーセンタイル:17.36(Nuclear Science & Technology)高レベル廃棄物地層処分の一般的安全評価及び感度解析をGSRWコード及びDA手法に基づく自動感度解析手法を用いて行った。感度解析の結果、処分場周辺の均質岩体に関するパラメータは出力結果に対して、亀裂帯及び人工バリアに関するパラメータよりも高い感度を有することがわかった。またこの感度解析手法により、処分場施設設計の最適化の基礎となる技術的な知見を得ることができる。使用済核燃料16000MTUに相当する高レベル廃棄物が埋設されたレファレンス処分場について安全評価を行った。評価は保守的及び現実的な地球化学パラメータを用いて行い、飲料水摂取経路による個人被曝線量当量を算出した。その結果個人線量当量は、保守的及び現実的なケースとも10svのオーダーであり、本評価で想定された処分条件が評価期間内で変化しないと仮定すれば、高レベル廃棄物の地層処分は可能であることがわかった。
木村 英雄; 高橋 知之; 島 茂樹; 松鶴 秀夫
Journal of Nuclear Science and Technology, 32(3), p.206 - 217, 1995/03
被引用回数:4 パーセンタイル:42.92(Nuclear Science & Technology)高レベル廃棄物地層処分の可能性を検討するため、決定論的地層処分安全評価手法の中間バージョンを開発した。本手法で用いられた評価シナリオは、処分システムの性能が確立論的事象によって影響を受けないと仮定した通常シナリオに基づいている。本計算コードシステム(GSRW)はサイトスペシフィックな詳細モデルではなく、人工バリアからの核種漏出、地層中核種移行、生態圏中核種移行及び被曝線量を解析するサブモデルから構成された簡略モデルである。このモデルの入力パラメータの重要性を検討するために、GSRWコードにDA手法に基づく自動感度解析手法を適用し、評価解析を行った。本論文はこのうち安全評価及び自動感度解析手法について報告する。
松鶴 秀夫
クロスオーバー研究シンポジウム,汚染物質の環境挙動予測に関する局地規模詳細モデルならびにその移行パラメータ, 0, p.125 - 133, 1995/00
原子力施設に係る環境影響評価手法に用いられている大気モデル、水系モデル、地層モデルおよび生態圏モデルは、国の安全審査のレベルでは既に確立されている。しかし、原子力基礎技術総合的研究(クロスオーバー研究)においても取り上げられているように、上記移行モデルの詳細化に向けて広範な研究が展開されている。ここでは、移行モデルの詳細化に関する技術的論点として、モデルを詳細化することの意義、モデルとパラメータ、詳細モデルの妥当性検証など取り上げ、原研における研究成果に基づいて論述する。
木村 英雄; 高橋 知之; 島 茂樹; 松鶴 秀夫
JAERI-Research 94-028, 50 Pages, 1994/11
高レベル放射性廃棄物地層処分の一般的安全評価及び感度解析をGSRWコード及びDA手法に基づく自動感度解析手法を用いて行った。本手法で用いられた評価シナリオは、処分システムの性能が確率論的事象によって影響を受けないと仮定した通常シナリオに基づいている。感度解析の結果、処分場周辺の均質岩体に関するパラメータは、亀裂帯及び人工バリアに関するパラメータよりも、高い感度を有することがわかった。またこの感度解析手法により、処分場施設設計の最適化の基礎となる技術的な知見を得ることができる。使用済核燃料16000MTUに相当する高レベル廃棄物が埋設された概念処分場について安全評価を行った。その結果個人線量当量は、10Svのオーダーであり、本評価で規定した処分条件が評価期間内で変化しないと仮定すれば、高レベル廃棄物の地層処分は可能であることがわかた。
木村 英雄; 松鶴 秀夫
保健物理, 28, p.273 - 282, 1993/00
高レベル放射性廃棄物の深地層処分に伴う環境影響は長期にわたることが予想されている。したがって、将来の世代も現在の世代と同様に放射線被曝から防護されなければならないとの要請がある。このため、長期的放射線防護基準の設定、及び設定された基準が満足されることの実証をどのように行うかについて多くの問題点が生じている。報告書では、上記の問題を考える上で重要な項目、即ち、影響指標、安全評価のタイムフレーム、安全評価結果に含まれる不確かさなどについて検討を行った。
木村 英雄; 高橋 知之; 島 茂樹; 松鶴 秀夫
JAERI-M 92-161, 72 Pages, 1992/11
計算コードGSRWは、高レベル廃棄物地層処分安全評価手法の中間バージョンとして開発されたものである。本手法で用いられた評価シナリオは、処分システムの性能が確率的事象によって影響を受けないと仮定した通常シナリオに基づいている。本コードは3つのサブモデルから構成されている:固化体、金属容器及び緩衝材で構成される処分施設からの核種漏出を評価するリースタームモデル、地層中の核種移行を評価する地層モデル、及び生態圏中における核種移行及び人間の被曝線量を評価する生態圏モデル。本報告書は、本コードの数学モデル、コード構造及び使用法を記述したものである。
高橋 知之; 加藤 和男; 木村 英雄; 松鶴 秀夫
JAERI-M 91-216, 31 Pages, 1992/01
本報告書は、「放射性廃棄物浅地層処分施設の安全評価」に関するIAEA協力研究プログラムで提案された最初の標準問題、テストケース1に関する解析結果を取りまとめたものである。なお、ここで使用した解析手法、並びに侵入シナリオの概念についても記述した。テストケース1では、2種類の異なる処分方式、即ちトレンチ処分及びコンクリートピット処分が定義され、2種類のシナリオ、即ち地下水シナリオ及び侵入シナリオが定義されている。本研究では、トレンチ処分方式を対象に、施設からの放射性核種の放出、不飽和層における放射性核種の垂直方向移行、飽和層における放射性核種の水平方向移行、飲料水経路による人間への被曝線量、建設及び居住・農耕サブシナリオによる侵入者への被曝線量について解析を行った。解析結果は、テストケース1においてIAEAにより指定された標準形式に基づいて示した。
松鶴 秀夫
エネルギーレビュー, 11(9), p.13 - 17, 1991/09
IAEAはソ連政府の要請に応えて、チェルノブイル国際プロジェクトを組織し、チェルノブイル事故の放射線影響を調査した。本報は、同プロジェクト報告書の概要と、成果報告会での議論の概要をとりまとめたものである。著者らは、同報告書のうち、4章公衆の放射線被曝、および6章防護措置を担当した。
松鶴 秀夫
日本原子力学会誌, 33(8), p.784 - 785, 1991/08
標記会合は、チェルノブイル国際プロジェクト(IAEA)を運営した国際諮問委員会が作成した報告書を科学的に検討するために開かれたもので、(1)事故経緯、(2)環境汚染、(3)線量評価、(4)健康影響及び(5)防護対策の各タスクの成果が紹介された。本稿は、会議の概要をとりまとめたものである。
外川 織彦; 本間 俊充; 松鶴 秀夫; 小林 定喜*
JAERI-M 91-005, 179 Pages, 1991/02
原子炉事故時における放射線被曝による健康影響の発生数を予測するモデルの第1次版を作成した。本モデルは米国ハーバード大学で開発された健康影響モデルを基礎としている。これらのモデルは、広島・長崎の改訂線量によるリスク算定結果から得られた新しい情報に基づいて修正された。本モデルの特徴は以下の通りである。(1)ワイブル関数を使用した、骨髄、肺、胃腸管、中枢神経系、甲状腺、皮膚及び生殖腺に関する早期影響モデル、(2)広島・長崎の原爆被曝生存者の疫学調査から得られた情報に基づいた、白血病、乳癌、肺癌、甲状腺癌、胃腸管癌等に関する晩発性影響モデル、(3)胎児期被曝による晩発性影響及び発達異常のモデル