Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
渡辺 智; 片渕 竜也*; 石岡 典子; 松橋 信平; 村松 久和*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 272(3), p.467 - 469, 2007/06
被引用回数:1 パーセンタイル:11.54(Chemistry, Analytical)Xe内包フラーレンの空フラーレンからの単離の可能性を調べることを目的とし、
Xe内包C
フラーレンを生成してHPLCによる溶離挙動を調べた。蒸着法によりC
フラーレンターゲットを作製し、同位体分離器を用いて
Xeをイオン注入した。照射後のターゲットをo-ジクロロベンゼンに溶解してHPLC分析をした結果、
XeとC
とのピークの強い相関が見られたことから、
Xe内包C
フラーレンの生成が確認できた。また、
Xe内包C
フラーレンのピークと空のフラーレンのピークとに、わずかなずれが認められたことから、空のフラーレンからの
Xe内包フラーレンの単離の可能性を示した。
渡辺 智; 石岡 典子; 関根 勉*; 工藤 博司*; 下村 晴彦*; 村松 久和*; 久米 民和
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 266(3), p.499 - 502, 2005/11
被引用回数:9 パーセンタイル:54.04(Chemistry, Analytical)Xe内包フラレノール[
Xe@C
(OH)
及び
Xe@C
(OH)
]を骨がんの治療薬へ応用することを目指し、
Xe内包フラレノールを高収率で合成できる方法を開発した。同位体分離器を用いたイオン注入法で作製した
Xe内包フラーレンをオルト-ジクロロベンゼンに溶解し、水酸化テトラブチルアンモニウムと水酸化カリウム水溶液を加えて
Xe内包フラレノールを合成した。最終的に純水で抽出した
Xe内包フラレノールの回収率は、C
で40%、C
で23%であった。合成した
Xe内包フラレノールの生理食塩水中での安定性を調べた結果、5日間経過しても安定であることを確認し、医学への応用が可能であることを示した。
渡辺 智; 石岡 典子; 下村 晴彦*; 村松 久和*; 久米 民和
JAERI-Review 2003-033, TIARA Annual Report 2002, p.262 - 263, 2003/11
骨がんの治療薬として可能性を持つXe内包フラロールの医学応用を目的とし、OH基の付加反応を用いる
Xe内包フラロールの製造法を開発した。
Xe内包フラーレンを含んだオルト-ジクロロベンゼン溶液に触媒である水酸化テトラブチルアンモニウムを加え、OH基の元になる水酸化カリウム溶液と攪拌して付加反応をさせ、
Xe内包フラロールを製造した。フラロールの生成は、赤外分光分析により1050cm
にC-Oの吸収が存在することから確認した。
Xe内包フラロールの生成は、HPLCで分析し、生成したフラロールに
Xeが内包していることを確認した。これらのことから、
Xe内包フラロールの製造に本法は有効であることが明らかとなった。
渡辺 智; 石岡 典子; 下村 晴彦*; 村松 久和*; 関根 俊明
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 206(1-4), p.399 - 402, 2003/05
被引用回数:8 パーセンタイル:50.63(Instruments & Instrumentation)イオン注入によるXe内包フラーレンの生成の最適条件を調べることを目的とし、
Xe内包フラーレンの生成率のイオン注入量及び注入エネルギー依存性について調べた。Ni基盤上に蒸着したフラーレンをターゲットとし、同位体分離器により
Xeを30,34及び38keVでイオン注入した。
Xeのイオン注入量は1
10
~1
10
個/cm
とした。照射後のターゲットをオルト・ジクロロベンゼンに溶解した後、HPLC分析により
Xe内包フラーレンの生成率を求めた。この生成率は、イオン注入量及び注入エネルギーの増加とともに減少することがわかった。これは、一度生成した
Xe内包フラーレンが、後から注入される
Xeイオンによって壊されて無定形炭素化するためと結論付けた。
渡辺 智; 石岡 典子; 関根 俊明; 長 明彦; 小泉 光生; 下村 晴彦*; 吉川 広輔*; 村松 久和*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 255(3), p.495 - 498, 2003/03
被引用回数:11 パーセンタイル:60.23(Chemistry, Analytical)イオン注入法による放射性原子内包フラーレンの生成の可能性を調べることを目的として、内包原子としてXeを用い、イオン注入法による
Xe内包フラーレンの生成を行った。Ni基盤上に蒸着したC
またはC
をターゲットとし、同位体分離器により
Xeを40keVでイオン注入した。照射後のターゲットをo-ジクロロベンゼンに溶解した後、HPLCカラムに通し、溶出液中のC
またはC
をUV検出器で、
Xeの放射能をGe検出器でそれぞれ測定した。得られた溶離曲線に、
XeとC
またはC
とのピークの強い相関が見られたことから、
Xe内包フラーレンが生成していると結論付けた。また、
Xeピークにテーリングが見られた。このテーリングは、空のフラーレンからの
Xe内包フラーレンの単離の可能性を示した。
村松 久和*; 吉川 広輔*; 石井 寛子*; 田中 栄司*; 三浦 太一*; 渡辺 智; 小泉 光生; 長 明彦; 関根 俊明
JAERI-Review 99-025, TIARA Annual Report 1998, p.211 - 213, 1999/10
金属中にイオン注入されたXeは
Csに
崩壊し、
Csはメスバウア核種であってメスバウアスペクトルに
Csが置かれた状態を反映するアイソマーシフトが観測される。われわれはアイソマーシフトの大きさとホスト金属の物理的・化学的性質との関係を明らかにするために各種金属に
Xeをイオン注入、液体ヘリウム温度でメスバウアスペクトルを測定した。これまでにわれわれが得たAl,V,Cr,Co,Ni,Cu,Mo,Rh,W及びTi,Zn,Ta,Re,Irに関する文献値から、ホスト金属の体積弾性率との相関と同時に、最外殻電子数との相関が示唆された。