Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
長柄 収一
Journal of MMIJ, 123(4,5), p.200 - 205, 2007/05
夜次鉱さいたい積場の放射線量率の把握を目的として、蛍光ガラス線量計(RPLD)を用いて放射線量率を測定した。その結果、鉱さいたい積場内部及び周辺の中,上流部において比較的高い値を示し、1m高さの放射線量率はバックグランド値の3倍程度の0.20-0.27Gy/hであった。また、第4四半期において、1m高さの放射線量率は低く、地表の放射線量率は高くなる傾向が見られた。
太田 雅和*; 飯田 孝夫*; 山澤 弘実*; 長柄 収一; 石森 有; 佐藤 和彦; 時澤 孝之
Journal of Nuclear Science and Technology, 44(5), p.791 - 800, 2007/05
被引用回数:14 パーセンタイル:70.66(Nuclear Science & Technology)粘土を混合した土壌による地表面ラドン散逸率抑制効果の測定を日本国内のウラン鉱山跡地にて行った。粘土覆土面及び裸地面において地表面ラドン散逸率,土壌空気中ラドン濃度及び土壌水分量を80日間連続測定した。粘土覆土面におけるラドン散逸率の平均値は裸地面のラドン散逸率の平均値のおよそ5分の1の値であった。粘土混合土が地表面ラドン散逸の抑制に効果的に働いたことを示された。土壌が乾燥した状況下におけるバリアの効果を評価するために、不飽和土壌における1次元ラドン輸送モデルを用いて数値計算が行われた。計算結果により、乾燥した状況下においてもバリアによりラドン散逸が抑制されることが示された。
古賀 修; 長柄 収一; 佐藤 和彦; 時澤 孝之
JNC TN6410 2005-001, 38 Pages, 2005/03
夜次露天採掘場跡地(以下、「露天跡地」とする)および夜次鉱さいたい積場(以下、「鉱さいたい積場」とする)の地下水流動解析および物質移行解析を行うため、メッシュモデルを作成した。また、解析の境界条件設定のための野外広域水理調査および解析物性値について文献等調査を実施した。メッシュモデルは露天跡地モデル、鉱さいたい積場モデルおよび鉱さいたい積場モデルに境界条件を与えるための広域モデルの3モデルを作成した。これらのモデルは正常に動作し、解析が行えることを確認した。広域モデルにおける地下水分布の推定または上部水頭境界の把握のため、野外広域水理調査を実施した。その結果、境界条件である尾根部(モデル境界部)の地下水頭を深度20mに設定した。物質移行解析に用いる物性値である実効拡散係数、比貯留係数および真密度について、文献および既測定結果から解析に用いる値を設定した。
古賀 修; 長柄 収一; 松村 敏博; 竹内 章*; 武田 伸二; 山本 正博*; 佐藤 和彦
JNC TN6440 2004-003, 66 Pages, 2004/03
夜次露天採掘場跡地周辺及び夜次鉱さいたい積場周辺の精度の高い地下水流動解析及び核種移行解析を行うことを目的に、既往解析における課題を抽出するとともに、以下に示す対応方法の検討及び解析用物性値の整理を行った。
長柄 収一; 山本 正博*; 古賀 修; 竹内 章; 松村 敏博; 武田 伸二; 佐藤 和彦
JNC TN6420 2004-001, 75 Pages, 2004/03
2001年に構築したラドン観測システムを用いて、2002年から2003年までの2年間に夜次露天採掘場跡地周辺の水中ラドン濃度を測定した結果をまとめた。また、ラドン観測システムのメンテナンス実績をまとめた。
長柄 収一; 松村 敏博; 佐藤 和彦; 時澤 孝之
JNC TN6400 2004-005, 34 Pages, 2002/03
夜次露天採掘場跡地及びその周辺の核種移行解析を目的として、解析のためのパラメータの収集・整理を行い、核種解析コード「NESTOR」による一次元解析を実施した。解析に先立ち、解析用のデータセットは、露天採掘場跡地の特質及び廃棄物処分の情報から調査した。また、解析に用いるモデルは、夜次露天採掘場跡地の地形的特徴により7ブロックに分割した単純化したものを作成し、試錐孔を評価点と見なして核種移行解析に適用した。解析の結果、評価点で最も高くなる核種濃度は、措置後から約1万年経過したPo-210の8.5710
Bq/m
である。一方、U-238濃度の最大値は、約1
10
Bq/m
オーダーである。参考として、この数値は、人形峠保安規程の坑水・廃水の排出基準値よりも1桁低く、岡山県環境協定の河川水管理目標値と同オーダーである。現時点での解析結果と現在の地下水濃度を比較すると、前者の方がU-238濃度は約7桁低く、Ra-226濃度は約6桁低くなる。この原因は、露天跡地周辺に存在するバックグランドを考慮していないためと考えられる。
鶴留 浩二; 時澤 孝之; 山田 哲治*; 長柄 収一*
JNC TY6400 2000-014, 39 Pages, 2000/05
本研究では、放射性物質及びその放射線による植物への影響調査を目的として、植物の遺伝的影響調査及び植物体中の放射線強度分布の測定手法の検討を行った。本研究では遺伝子研究のモデル植物であるシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)を用いて室内実験を行った。尚、本研究は先行基礎工学研究分野に関する研究テーマとして、平成9年度から平成11年度の3年間、岡山大学農学部応用遺伝子工学研究室の山田哲治教授と共同研究で実施したものである(平成9年度は客員研究員)。(1)A.thalianaの遺伝子影響は、鉱さい土壌で生成させたA.thalianaからDNAを抽出しカルコン合成遺伝子及びトランス桂皮酸酵素遺伝子についてシークエンス解析した結果、解析範囲内での遺伝子変異は認められなかった。(2)放射線強度分布の測定手法の検討は、鉱さい土壌で生育させたA.thalianaについてX線フイルムとイメージングプレート(IP)を用いて解析した結果、2手法ともに植物中の放射性物質濃集部位を確認できなかった。本研究により、今後の植物影響評価の基礎となる遺伝子解析操作に関わる一連の手法を習得することができた。
余 潤蘭*; 佐藤 和彦; 長柄 収一*; 山名 智
動燃技報, (105), p.73 - 78, 1998/03
近年、ウラン資源開発では、低品位鉱床で経済的かつ環境への影響を低減させたインシュチリーチング採鉱法(ISL法)が注目されている。中国においても、微生物を利用したより経済的なISL法の開発が進められている。パイロットスケールのISLバイオシアターの設計を目的として、微生物のISL法への適用について、原子力研究制度の一環で評価を行った。本報では、鉄酸化細菌(Thiobacillus Ferrooxidams)を用いたIndirect Bio-ISL法の提案とISLバイオリアクターの基礎データを取得した結果について報告する。