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丹羽 正和; 島田 顕臣; 浅森 浩一; 末岡 茂; 小松 哲也; 中嶋 徹; 小形 学; 内田 真緒; 西山 成哲; 田中 桐葉; et al.
JAEA-Review 2024-035, 29 Pages, 2024/09
本計画書では、高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発のうち、深地層の科学的研究の一環として実施している地質環境の長期安定性に関する研究について、第4期中長期目標期間(令和4年度令和10年度)における令和6年度の研究開発計画を取りまとめた。本計画の策定にあたっては、これまでの研究開発成果や大学等で行われている最新の研究成果に加え、地層処分事業実施主体や規制機関等の動向を考慮した。研究の実施にあたっては、地層処分事業における概要・精密調査や国の安全規制に対し研究成果を適時反映できるよう、(1)調査技術の開発・体系化、(2)長期予測・影響評価モデルの開発、(3)年代測定技術の開発の三つの枠組みで研究開発を推進する。
森下 祐樹; 富岡 哲史; 藤澤 真; 井崎 賢二
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 1065, p.169527_1 - 169527_5, 2024/08
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Instruments & Instrumentation)原子力施設では、天然放射性物質とプルトニウムのような人工放射性物質を区別することが重要である。本研究では、YAP:Ceシンチレータと多ノード光電子増倍管を用いたシンチレータ型粒子検出器を開発した。この検出器を用いて、ラドン子孫核種、鉛板、ランタンマントル、ラジウムセラミックボールを含むさまざまな自然起源放射性物質(NORM)試料を測定した。測定結果はモンテカルロ・シミュレーション計算と比較され、一致することがわかった。検出器のエネルギー分解能は8.6%FWHMである。ラドン子孫核種の測定結果では、
Bi(6.1MeV)、
Po(7.7MeV)、
Po(8.8MeV)のピークが観測された。鉛板は
Poを含み、5.3MeVのアルファ粒子を放出する。同じエネルギーでシミュレーションを行った結果、実測値を再現することができた。この結果は、NORM試料から放出されるアルファ粒子のエネルギーと分布を示した。この研究により、開発したアルファ粒子検出器がNORMを識別できることが実証された。
末岡 茂; 岩野 英樹*; 檀原 徹*; 丹羽 正和; 菅野 瑞穂; Kohn, B. P.*; 川村 淳; 横山 立憲; 鏡味 沙耶; 小北 康弘; et al.
Earth, Planets and Space (Internet), 75(1), p.177_1 - 177_24, 2023/12
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Geosciences, Multidisciplinary)紀伊半島本宮地域の熱水変質帯を対象に、熱水活動による母岩への熱影響を評価するため、熱年代解析と流体包有物解析を実施した。流体包有物解析の結果、約150Cと約200
Cの熱水活動が認定された。一方、熱年代解析の結果では、いずれの熱年代計でも、熱水脈からの距離に応じた年代の系統的な変化は観察されなかった。すなわち、熱水活動に伴う熱以上は検出できなかった。これらの熱年代は、中期中新世以降の山地隆起に伴う広域的な削剥史を反映していると解釈された。
Meng, Q.*; 肥山 詠美子*; 岡 眞*; 保坂 淳; Xu, C.*
Physics Letters B, 846, p.138221_1 - 138221_6, 2023/11
被引用回数:11 パーセンタイル:92.31(Astronomy & Astrophysics)2個の重いクォークを含んだテトラクォークの質量スペクトルをパイ中間子交換ポテンシャルをとりいれた構成子クォーク模型によって調べた結果を報告する。
丹羽 正和; 島田 耕史; 末岡 茂; 石原 隆仙; 小川 大輝; 箱岩 寛晶; 渡部 豪; 西山 成哲; 横山 立憲; 小形 学; et al.
JAEA-Research 2023-005, 78 Pages, 2023/10
本報告書では、高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発のうち、深地層の科学的研究の一環として実施している地質環境の長期安定性に関する研究について、第4期中長期目標期間(令和4年度令和10年度)における令和4年度に実施した研究開発に係る成果を取りまとめたものである。第4期中長期目標期間における研究の実施にあたっては、地層処分事業における概要・精密調査や国の安全規制に対し研究成果を適時反映できるよう、(1)調査技術の開発・体系化、(2)長期予測・影響評価モデルの開発、(3)年代測定技術の開発の三つの枠組みで研究開発を進めている。本報告書では、それぞれの研究分野に係る科学的・技術的背景を解説するとともに、主な研究成果等について取りまとめた。
Wang, G.-J.*; 岡 眞*; 慈道 大介*
Physical Review D, 108(7), p.L071501_1 - L071501_6, 2023/10
被引用回数:10 パーセンタイル:76.22(Astronomy & Astrophysics)QCDの弦描像によって、新しい閉じ込めメカニズムを提案した内容を報告する。
Wang, Q.*; Ma, N.*; Huang, W.*; Shi, J.*; Luo, X.-T.*; 冨高 宙*; 諸岡 聡; 渡邊 誠*
Materials Research Letters (Internet), 11(9), p.742 - 748, 2023/09
被引用回数:2 パーセンタイル:23.52(Materials Science, Multidisciplinary)Cold spray (CS) has emerged as a representative of solid-state additive manufacturing (AM) via supersonic impact. It enables a high deposition rate of solid-state microparticles. Delamination, however, tends to occur when depositing too thick; this remains to be conquered. Here, a CS-like process, warm spray (WS), was presented. Interestingly, it was found that the appropriate increase in particle temperature can effectively reduce the residual stress amplitude, relieving the concentrated tensile stress and safeguarding the additively manufactured components from interfacial delamination even when depositing too thick. The key role of temperature on delamination was identified in solid-state AM via supersonic impact.
高田 寛大*; 末永 大輝*; 原田 正康*; 保坂 淳; 岡 眞*
Physical Review D, 108(5), p.054033_1 - 054033_15, 2023/09
被引用回数:4 パーセンタイル:49.66(Astronomy & Astrophysics)アノマリーが重いバリオンの1重項の質量に与える影響をカイラル有効理論によって調べた結果を報告する。
末永 大輝*; 岡 眞*
Physical Review D, 108(1), p.014030_1 - 014030_18, 2023/07
クォーク化学ポテンシャルを入れ、有限温度における正パリティおよび負パリティのダイクォークの質量を調べた結果を報告する。
Kim, Y.*; 岡 眞; 末永 大輝*; 鈴木 渓
Physical Review D, 107(7), p.074015_1 - 074015_15, 2023/04
被引用回数:8 パーセンタイル:68.74(Astronomy & Astrophysics)重いクォークを1個含むバリオンは重クォークとダイクォークの束縛状態として記述できる。本研究では、ダイクォークのカイラル有効理論に基づき、ダイクォーク間のパイオン結合による遷移を模型化して、重バリオンの崩壊確率に関する研究を行った。
Yang, Z.*; Wang, G.-J.*; Wu, J.-J.*; 岡 眞; Zhu, S.-L.*
Journal of High Energy Physics (Internet), 2023(1), p.058_1 - 058_19, 2023/01
被引用回数:10 パーセンタイル:76.22(Physics, Particles & Fields)ハミルトニアン有効理論にクォーク模型、クォークペア生成、相互作用の情報を含むベアな状態と散乱状態の結合を取り入れた形式を用いて、しきい値近傍の
波の4個の
状態のスペクトルを研究した。
Wang, G.-J.*; Meng, Q.*; 岡 眞
Physical Review D, 106(9), p.096005_1 - 096005_9, 2022/11
被引用回数:30 パーセンタイル:93.08(Astronomy & Astrophysics)クォーク模型を用いて、チャームクォークの4体系であるテトラクォークのS波の共鳴状態の探索を行った。複素スケーリング法を用いた計算でスピンーパリティが,
,
の各チャネルに2個ずつ共鳴が存在することを明らかにした。しかし、これらの共鳴は最近の実験で見つかった
と比べると100MeV近く高いところに存在していることが解った。
山中 長閑*; 岡 眞
Physical Review D, 106(7), p.075021_1 - 075021_15, 2022/10
被引用回数:1 パーセンタイル:10.51(Astronomy & Astrophysics)対称性を破るクォーク間相互作用であるワインバーグ演算子の核子2体系への寄与はこれまでに評価されていなかったため、
対称性の破れを計測する様々な実験結果を皆瀬区する際の不定性の原因となっていた。これを解消するために、クォーク模型による核子2体系の波動関数を用いて、ワインバーグ演算子の評価を行った。その結果、これまでに分かっているカイラル回転による
奇演算子の寄与と同じオーダーでの寄与があり得ることを示した。
Kim, Y.*; 岡 眞; 鈴木 渓
Physical Review D, 105(7), p.074021_1 - 074021_17, 2022/04
被引用回数:36 パーセンタイル:94.71(Astronomy & Astrophysics)重いクォークを二個含むテトラクォーク(ダブルヘビーテトラクォーク)は深い束縛状態として存在する可能性があり、理論的・実験的に昔から注目されてきた。さらに、残りの二個の軽い反クォークはダイクォーク構造が発達している可能性があり、軽いクォークに寄与するQCD真空の理解に役立つという意味でも興味深い。本研究では、カイラル対称性を尊重した(軽い)ダイクォーク自由度を含むポテンシャル模型を用いて、ダブルヘビーテトラクォーク (
、ただし、
,
)の質量スペクトルを調べた。特に、
,
,
テトラクォークを二個のヘビークォークと一個の反ダイクォークから構成される三体系として記述し、三体ポテンシャル模型を解くことにより質量スペクトルを求めた。この解析により、
は束縛状態として存在するが、
と
は(深い)束縛状態として存在しないことを予言した。さらに、カイラル対称性が(部分的に)回復した状況における(ダイクォーク質量変化に伴う)
テトラクォークの質量変化の予言も行った。
Yang, Z.*; Wang, G.-J.*; Wu, J.-J.*; 岡 眞; Zhu, S.-L.*
Physical Review Letters, 128(11), p.112001_1 - 112001_6, 2022/03
被引用回数:40 パーセンタイル:95.41(Physics, Multidisciplinary)閾値近傍のハドロン共鳴を有限サイズの格子QCDのデータを用いて解析する新しい手法を提案し、正パリティのメソンのスペクトルに応用した。ハミルトニアン有効理論にクォーク模型,クォークペア生成,DK相互作用の情報を入れてベアな状態と散乱状態の結合を取り入れた。4個の
状態のうち、
と
の状態は散乱状態と強く混合する。一方で、
と
はほとんどベアなクォーク模型状態で記述できる。有限格子サイズでのレベル交差が再現されることを示した。
雨宮 雄太郎*; 中田 伸生*; 諸岡 聡; 小坂 誠*; 加藤 雅治*
ISIJ International, 62(2), p.282 - 290, 2022/02
被引用回数:3 パーセンタイル:22.53(Metallurgy & Metallurgical Engineering)To gain a deeper understanding of the dynamic accommodation mechanism of the internal stress in pearlite originating from the lattice misfit between ferrite and cementite phases, the lattice parameter ratios of cementite, b/a
and c
/a
, were locally analyzed in detail using the electron backscatter diffraction (EBSD) technique. The EBSD analysis revealed that the lattice parameter ratios of the cementite lamellae clearly differed from those of the spheroidized cementite particles, indicating that pearlite has a certain amount of internal stress as long as it maintains a lamellar structure. The internal stress in pearlite gradually decreased during the isothermal holding at 923 K after the pearlitic transformation due to the interfacial atomic diffusion of Fe atoms. However, a comparison with the theoretical values obtained from the Pitsch-Petch orientation relationship revealed that a large amount of internal stress had been already accommodated during the pearlitic transformation by the introduction of misfit dislocations and structural ledges on ferrite/cementite lamellar interfaces, i.e., the internal stress of pearlite is dynamically reduced by two different processes; built-in accommodation upon pearlitic transformation and additional time-dependent relaxation after pearlitic transformation. On the other hand, the analysis of the EBSD and neutron diffraction results yielded intriguingly different lattice parameters of cementite, indicating that various crystallographic orientation relationships between ferrite and cementite coexist in pearlite. Furthermore, the elastic strain energy analysis suggests that the invariant-line criterion on the ferrite/cementite interface plays an important role for the selection of orientation relationships in pearlite.
Meng, Q.*; 原田 正康*; 肥山 詠美子; 保坂 淳; 岡 眞
Physics Letters B, 824, p.136800_1 - 136800_5, 2022/01
被引用回数:30 パーセンタイル:97.52(Astronomy & Astrophysics)ダブルヘビーテトラクォークのスペクトルを計算した。
松岡 天音; 安宗 貴志; 小島 信広; 宮内 英明; 高崎 浩司; 橋本 周
JAEA-Review 2021-055, 11 Pages, 2021/12
電離放射線障害防止規則等の改正が令和3年4月1日に施行され、眼の水晶体の線量限度が引き下げられ、眼の水晶体の等価線量の算定に3mm線量当量が追加された。線量管理ガイドラインでは、管理基準を超えるおそれのある場合に、従来の管理に加えて眼の近傍に個人線量計を着用することを求めている。また眼の近傍で測定した3mm線量当量を眼の水晶体の等価線量とするとしている。本報告では今後の管理方法を検討するため、線量限度を超えるおそれのある作業が過去に行われていたか調査を行った。調査の結果、平成20年度以降の全作業における眼の水晶体の被ばく線量は、線量限度と比較し十分低い値であった。このため、通常実施される作業については、眼の近傍に個人線量計を着用する追加管理の必要はないと結論付けた。今後も従来通り、体幹部均等被ばく状況下では体幹部基本部位のみ、体幹部不均等被ばく状況下では体幹部基本部位及び最大線量部位に線量計を着用する管理方法を基本とする。なお、眼の水晶体の被ばく線量が高い作業を行う場合には、眼の近傍に水晶体線量計を着用し3mm線量当量を測定することとする。
Meng, Q.*; 肥山 詠美子; 保坂 淳; 岡 眞; Gubler, P.; Can, K. U.*; 高橋 徹*; Zong, H. S.*
Few-Body Systems, 62(4), p.79_1 - 79_5, 2021/12
被引用回数:3 パーセンタイル:21.70(Physics, Multidisciplinary)Bound states of double-heavy tetraquarks are studied in a constituent quark model. Two bound states are found for isospin and spin-parity in the
channel. One is deeply bound and compact made of colored diquarks, while the other is shallow and extended as a
molecule. The former agrees well with lattice QCD results. A systematic decrease in the binding energy is seen by replacing one of the heavy quarks to a lighter one. Altogether we find ten bound states. It is shown for the first time that hadrons with totally different natures emerge from a single Hamiltonian.
Kim, Y.*; Liu, Y.-R.*; 岡 眞; 鈴木 渓
Physical Review D, 104(5), p.054012_1 - 054012_18, 2021/09
被引用回数:18 パーセンタイル:73.65(Astronomy & Astrophysics)本論文では、スカラー及びベクトルダイクォークのカイラル有効理論を線形シグマ模型に基づいて構成する。有効理論の主な適用として、チャームまたはボトムクォークを1個含むシングルヘビーバリオンの基底状態と励起状態を記述する。ヘビークォーク()とダイクォーク間の2体ポテンシャルを用いて、ヘビークォーク・ダイクォーク模型を構築し、
,
,
,
バリオンの正パリティ及び負パリティ状態のスペクトルを求める。ここで、有効理論に含まれる質量や相互作用パラメータは、格子QCDから得られたダイクォーク質量やヘビーバリオンの実験値を用いて決定される。結果として、擬スカラーダイクォーク質量の逆ヒエラルキーに起因して
(フレーバー
)の負パリティ励起状態のスペクトルが、
とは異なる振る舞いを示すことを示す。一方で、
,
(フレーバー
)のスペクトルは、
と同様である。さらに、我々のヘビークォーク・ダイクォーク模型による結果と実験値やクォーク模型による結果との比較を議論する。