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坂中 章悟*; 明本 光生*; 青戸 智浩*; 荒川 大*; 浅岡 聖二*; 榎本 収志*; 福田 茂樹*; 古川 和朗*; 古屋 貴章*; 芳賀 開一*; et al.
Proceedings of 1st International Particle Accelerator Conference (IPAC '10) (Internet), p.2338 - 2340, 2010/05
日本においてERL型放射光源を共同研究チームで提案している。電子銃,超伝導加速空洞などの要素技術開発を進めている。また、ERL技術の実証のためのコンパクトERLの建設も進めている。これら日本におけるERL技術開発の現状について報告する。
飛田 健次; 西尾 敏; 榎枝 幹男; 川島 寿人; 栗田 源一; 谷川 博康; 中村 博文; 本多 充; 斎藤 愛*; 佐藤 聡; et al.
Nuclear Fusion, 49(7), p.075029_1 - 075029_10, 2009/07
被引用回数:140 パーセンタイル:97.63(Physics, Fluids & Plasmas)最近の核融合原型炉SlimCSに関する設計研究では、おもに、ブランケット,ダイバータ,材料,保守を含む炉構造の検討に重点を置いている。この設計研究における炉構造の基本的考え方とそれに関連する課題を報告する。楕円度のついたプラズマの安定化と高ベータ化のため、セクター大の導体シェルを交換ブランケットと固定ブランケット間に設置する構造とした。また、ブランケットには、加圧水冷却,固体増殖材を採用することとした。従来の原型炉設計で検討していた超臨界水冷却を利用するブランケット概念に比べ、トリチウム自給を満足するブランケット概念の選択肢はかなり絞られる。ダイバータ技術やその材料について考慮すると、原型炉のダイバータ板での熱流束上限は8MW/m以下とすべきであり、これは原型炉で取り扱うパワー(すなわち、アルファ加熱パワーと電流駆動パワーの和)に対して大きな制約となりうる。
鈴木 義行*; 吉田 由香里*; 白井 克幸*; 浜田 信行*; 水井 利幸*; 野田 真永*; 舟山 知夫; 坂下 哲哉; 小林 泰彦; 白尾 智明*; et al.
JAEA-Review 2006-042, JAEA Takasaki Annual Report 2005, P. 107, 2007/02
Damage to normal brain tissue caused by irradiation has not been studied in detail. In this study, we investigated the effect of X- and C-irradiation on cultured normal neurons (immature and mature) and cultured organotypic brain slice tissues. The radiosensitivity of immature neurons was significantly higher than that of mature neurons. The effect of
C-irradiation on immature neurons was about 6 times higher than that of X-irradiation. In organotypic slice culture, X- and
C-irradiation induced the remarkable morphological change, especially, in the external granule cell layer. The effect of
C-irradiation was about 2 times higher than that of X-irradiation.
吉田 由香里*; 鈴木 義行*; 竹内 愛子*; 浜田 信行*; 白井 克幸*; 舟山 知夫; 坂下 哲哉; 小林 泰彦; 小澤 瀞司*; 中野 隆史*
no journal, ,
放射線照射が発達期の小脳に及ぼす効果はこれまでに知られていない。そこで、本研究では、組織培養系を用いて、X線及び炭素線照射がラット小脳に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。照射した組織では外顆粒層の拡大と顆粒細胞の停滞が認められた。また、炭素線による効果はX線よりも2倍高いことがわかった。
吉田 由香里*; 鈴木 義行*; 浜田 信行*; 白井 克幸*; 野田 真永*; Al-Jahdari, W. S.*; 舟山 知夫; 坂下 哲哉; 和田 成一*; 小林 泰彦; et al.
no journal, ,
小児の脳腫瘍に対する放射線治療は、高次脳機能の発達などにおいて晩期有害事象を生じる可能性が成人に比べ高いことが知られている。また、小児の脳腫瘍は小脳に発生することが比較的多く、小児の小脳における放射線、特に今後適応拡大が期待される重粒子線の影響を詳細に検討することは重要な課題である。しかしながら、重粒子線照射が小児の小脳に及ぼす影響については、現在までにほとんど研究されていない。そこで、脳切片培養標本を用いて小児の小脳組織及び神経細胞におけるX線及び重粒子線の生物学的効果について検討した。その結果、切片培養標本を用いた発達過程の小脳において、X線と炭素線は組織レベルで急性の形態異常を引き起こし、特にその影響は外顆粒細胞層に強く認められた。これら外顆粒細胞層の異常及び外顆粒細胞層の細胞死を指標とした場合のX線に対する炭素線の生物学的効果比は約2.0と推定された。
吉田 由香里*; 鈴木 義行*; 浜田 信行*; 白井 克幸*; Al-Jahdari, W. S.*; 舟山 知夫; 坂下 哲哉; 小林 泰彦; 小澤 瀞司*; 中野 隆史*
no journal, ,
小児の脳腫瘍に対する放射線治療は、高次脳機能に晩期有害事象を生じる可能性が成人に比べ高いことが知られているが、今後適応拡大が期待される脳組織に対する重粒子線照射の影響を詳細に検討することは重要な課題である。しかしながら、重粒子線照射が小児の脳に及ぼす影響については、現在までにほとんど研究されていない。そこで、脳切片培養標本を用いて未熟な小脳組織における重粒子線の生物学的効果について検討した。
吉田 由香里*; 鈴木 義行*; 浜田 信行*; 白井 克幸*; Al-Jahdari, W. S.*; 小林 泰彦; 小澤 瀞司*; 中野 隆史*
no journal, ,
脳培養切片を用いて、正常な小脳組織における重粒子線及びX線の生物学的効果について検討した。方法:生後10日目のラットから小脳を採取し、培養切片を作製した。この切片に炭素線及びX線を照射後、標本を作製し、HE及びTUNEL染色を行った。照射後の切片において、外顆粒細胞層(EGL)の形態異常が認められた。TUNEL染色では、照射後24時間以内にEGL中のほとんどの細胞が陽性を示した。12時間後のEGLの異常及びTUNEL陽性率を指標として炭素線とX線を比較した結果、炭素線による効果が同線量のX線に比べ約1.5倍大きかった。発達過程の小脳において炭素線とX線は外顆粒層の形態異常と細胞死を引き起こし、炭素線のRBEは約1.5であった。
鈴木 義行*; 白井 克幸*; 吉田 由香里*; 水井 利幸*; 清原 浩樹*; 野田 真永*; 石崎 泰樹*; 小澤 瀞司*; 中野 隆史*; 浜田 信行*; et al.
no journal, ,
脳正常組織の放射線に対する反応をラット胎児から摘出した培養正常脳神経細胞及び培養小脳切片の放射線に対する反応について検討した。ラット海馬より採取・培養した未熟神経細胞は、成熟神経細胞より放射線感受性が高く、神経細胞の成熟度により放射線感受性に違いがあることが確認された。またX線及び炭素線照射により培養小脳皮質の一部に発達異常が引き起こされ、特に発達中の小脳皮質に存在する外顆粒細胞層が照射による影響をもっとも受けやすく、層の異常拡大が認められた。この層拡大について測定したところ、小脳皮質外顆粒細胞層の異常拡大を指標とした場合のX線照射に対する炭素線照射のRBEは約22.5と推定された。